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シャンクスから学ぶ価値基準移動の原理

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こんばんは、新田です。

前回は、

「脱・情報弱者!」

の話をしました。


これからの時代、
人の可能性はどんどん広がっていきます。

そして、広がれば広がるほど、
「もっともダメな選択肢を選んでしまう」
のが情報弱者(情弱)です。


そして、分かる人から見たら、
「その選択は絶対にしない方が良い」
って分かります。


じゃあ、なぜ、数ある中から、
あえてもっともダメな選択肢を選んでしまうのか・・・?


人は、「価値の優先順位」が異なるからです。


例えば、時給1000円のアルバイトがあったとして、
これをやるということは、その人の中で、

1時間の価値<<1000円の価値

なわけです。


でも、時間が勿体無いから
時給1000円で代わりに仕事をやってもらいたいって人にとっては、

1時間の価値>>1000円の価値

なのです。


価値の優先順位が人によって異なるから
交換が成立します。


そして、「情報弱者」とは何か?というと、

「この”価値の基準”が、簡単にブレてしまう人」

なのだと僕は定義します。
(一般的に言われている定義とは異なります)


セールスの(基本中の)基本というか、第一歩は、

「そのコミュニティにおける価値の基準を提示する」

ということです。


このコミュニティでは、これを大事にするんだよー!
というものですね。


情弱層を狙いたかったら、
これを分かりやすく「お金」とか「モテること」とか
「有名になること」とか、そういうのにするわけです。

あるいは、
「働かずに生きていくこと(労働から解放されること)」
とかですね。
(そういう人は、「自由に遊べる時間」に最上位の価値があるのです。)


例えば、

とにかくモテることが大事
     ↓
女性にモテる人は、ビジネスもうまくいくし、
数多くの女性からもっとも最高な女性を選ぶことができる
     ↓
だから、とにかく徹底的にモテることだけを考えましょう

というロジックによって、
その人の基準の最優先順位を「モテること」に
設定することができます。


すると、
お金をかけてでもモテるようになろう!
どれだけ時間を使ってでもモテるようになろう!
人生で大事なのはどれだけモテるかだ!!
という思考になります。


なぜなら、その人の中の優先順位が、
お金や時間よりも高くなったからです。


この「モテるようになろう」というのも、
どの抽象度で語るか?によって変わってきます。

ひたすら欲望に訴えかけるストーリーを作る人もいれば、
もっと次元の高い「人にモテる生き方」、
もっと言えば「神様にモテる生き方」とか、
そういう風に持っていくこともできます。


でも、情弱にしたければ、

「モテるようになるためには、とにかく数打つことが大事だから、
まずはナンパしよう!!」

とかになって、ナンパ教材とか売るわけですね。
(別にそれを否定してるわけではないです。)


こんな風に、
自分のコミュニティにおける「優先順位」を
設定することで、
全体の方向性が定まるのです。


そして、「感化力」とは、
この優先順位について、相手に影響を与える力です。


つまり、自分が喋ったら、
「あぁ、そうか、今まで自分はこれを大事にしてたけど、
これからはこっちを大事にしよう」
となるのです。


この「感化力」に関しては、
漫画ONE PIECEは非常に良い例です。


例えば、ONE PIECEの第1話で、
ルフィは第一のメンターであるシャンクスに、
「感化」されます。


シャンクスは、酒場で、
顔の細いおっさん(名前忘れました)の盗賊に
バカにされ、思いっきり酒をぶっかけられます。

でも、シャンクスは、一切それに抵抗することをしませんでした。


盗賊が帰って行ったら、ルフィは、
「なんでやり返さないんだ!!かっこ悪いじゃないか!!」
と怒ります。


ルフィは、シャンクスがビビって
手を出せなかった、と認識していたのです。


でも、現実は違いました。

シャンクスは、世界最強の剣士である鷹の目のミホークと互角に戦ったり、
さらに後に四皇の1人になるほどの大物だったのです。

おそらく覇王色の覇気も使えるので、
その気になれば瞬殺だったでしょうが、
「お酒をかけられた程度で怒るほどのことではない」
と考えて、手を出さなかったのです。


しかしその後、
その盗賊のおっさん(名前思い出せないですが)は
ルフィが楯突いたことに怒り、殺そうとしました。

これに対して、それまで何されても全く怒らなかったシャンクスが
はじめて怒ります。


その時、

「どんな理由があろうと、
俺は友達を傷つける奴は許さない!!」

と言います。


シャンクスの中で、
価値の最上位にあるのは「仲間」だったのです。

それに対して、自分がまわりにどう思われるか?とかは、
全くどうでも良い(価値がないもの)だったのです。


実際に、シャンクスは、ルフィが海に落ちた時に、
自分の片腕を失ってでも助けました。


仲間1人を助けるためなら、片腕一本くらい安いもの、
と考えたのです。


これらの一連のストーリーによって、
ルフィの「優先順位」が変わったのです。


ルフィは、どんなに自分がバカにされても、
一切怒ることはしません。


だけど、仲間が傷つけられた時、バカにされた時は、
絶対に許さないのです。

というか、彼の怒りポイントは、そこしかありません。


こんな風に、
ストーリーというのは、それを通して、
優先順位が書き変わるのです。


普通の人ならAを選ぶところで、
なぜかBを選ぶ・・・

その時、人はそのキャラクターに「魅力」を感じるのです。


これが「ストーリーライティングの基礎」です。


もし、これから、
「面白いストーリー作りができるようになりたい!」
と思うのであれば、

1.自分の優先順位を人と違うものに変える
2.それが大事だと思うようになったストーリーを作る

ということをすると良いです。


あるいは「ラベルの変更(=再定義)」です。

「あの時の出来事は、最悪だと思っていたけど、
実はあの時のおかげで、今こんな良いことがある」

という風に、マイナスの出来事を、プラスに変える(ラベルの貼り替え)のです。



情弱というのは、この、
・優先順位
・ラベル
がころころと変わるので、
簡単に流されてしまうのです。


「これが大事なんだ!!!」
と、何らかの意図を持ってマスコミで報道された時に、
「そうか、これを大事にして生きていこう」
と思ってしまうのです。


じゃあ、それを優先して生きるためには、
何を買ったら良いのだろう・・・?

ってなるはずなので、
その時に分かりやすいものを提示すれば、
売れるわけですね。


こうやって、大衆は動かされていくわけです。


つまり、情弱相手にビジネスをするのは、
非常に簡単なのです。


なので、
「情弱から搾取して生きる人たち」
というのは、常に、情弱をより情弱にしようとします。

そうしておいた方が、管理しやすいからです。


情報弱者は、より物質的なもの、
「お金、名誉、モテ、力、労働からの解放」
などが優先順位の上位に来るのに対して、

脱・情報弱者した人は、
「信頼、仲間、ご縁、成長、インテリジェンス、徳、志、ストーリー、平和」
などが優先順位の上位にきます。


そのために必要だからお金を稼ごうってなってるだけで、
お金が最上位のものではないのです。


では、僕が伝えている「コミュニティビジネス」「教育産業化」とは何か?ですが、

まず、価値の優先順位を、より上位のものに切り替えることです。

だけど同時に、「ちゃんと下ろす」のです。


優先順位が変わって、

「まぁ、別にお金がなくたって、仲間がいるから、
楽しいしいいや〜♪
お金ばっかり追い求めてる人って不幸だよねー
そうはなりたくないわー(るんるん)」

ってなって、何もしないのは最悪です。


もうすぐ引退する福沢氏も、
「学びて富みて、富みて学ぶ」
と言っている通り、

綺麗事抜きにして、ちゃんと稼いで、
経済活動をしてこそ、
その志は証明されるのです。
(必ずしも大金を稼ぐ必要はないですが、
それくらいの大きなエネルギー循環は必要です)


だから、僕は、まわりの人(身近な人)には、
「全員が1人年収1億をまず目指そう!(すでに達成してる人は10億目指そう)」
と言っています。

そういう人が数十人もいれば、
とてつもない影響力を持てます。

そんな人たちでコレクティブ・マーケットを作ったら良いのです。


稼げたら何でもいいわけじゃなくて、
一切情弱の人を相手にせず、
品のない煽りとかは一切使わず、
縛りプレイをしているのに、
なのに圧倒的な結果が出せる、
そんな人がもっと増えたらいいなと思っています。


新講座では、次世代のコミュニティを作るために、
“具体的に”どうしていけば良いのか?を伝えていきます。

抽象的な生き方とか、考え方だけじゃなくて、
「じゃあどうしたらいいの?」
の部分をちゃんと話していけたらと思います。


お楽しみに!!


それでは、ありがとうございました。