劇場版「鬼滅の刃・無限列車編」感想&レビュー

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こんばんは、新田です。

さっそく観て来ました。
劇場版「鬼滅の刃」!!


コロナで映画自体が減っているから
なんと、1時間に2〜3回は上映するという、
バスの時刻表並みのスケジュールになってます。


「コロナでどうせお客さん来ないから・・・」
という理由で、ほとんどの映画が延期してくれたおかげで、
鬼滅の刃が1人勝ちしてしまったという
とんでもない現象が起きてるのです。


つまり、皆もう、
このコロナ騒動が「パフォーマンス」でしかなくて、
別に大丈夫だってことに気付いていて、
だけど雰囲気的に「自粛」だから・・ということで、
映画にも来なかったんですが、
その溜まったストレスが爆発するかのように、
雪崩のごとく押し寄せているわけです。


結果、初動だけで言えば、
3日間の動員が「歴代1位」という、
まさに、映画史上初の現象と言えるでしょう。


さて、
本映画は、原作の「無限列車編」をアニメ化したもので、
本編の中では割と地味な方だったよなって印象だったんですけど
映像の迫力が凄まじかったです・・・!!

久しぶりに素晴らしい映画に出会ったなという感じで、
これは本当に皆に観て欲しいですね。
(原作ですでに内容は知ってても、あるいは、
原作を読んだことないという方でも、十分楽しめます。)


以前、何度かメルマガでも書いたのですが、
「鬼滅の刃」という作品は、
ストーリー自体は、非常に単純です。

敵が出てきて、戦って、倒す。

また新しい敵が出てきて、倒す。

ただそれを繰り返すだけで、
緻密な伏線が張られていたりとか、
どんでん返しが起こったりとか、
そういうのはほとんど無いです。


じゃあ、どうしてこんなに時代に求められるか?というと、
敵・味方問わず、1人1人の「生き様」を
本当に丁寧に描写しているからです。

主人公も、戦いながら、内面を細かく描写しているし、
1人1人のキャラクターが、決して性格が良いとは言えないやつが多いけど、
それぞれが「信念」を持っていて、
それを最後まで貫く、その生き様に”惚れる”のです。


そして、とにかく「セリフ」がカッコ良いのです。

本当に「名言」が多いなと感じます。


特に今回、心に響いたのが、このシーン。

「胸を張って生きろ。
己の弱さや不甲斐なさに、どれだけ打ちのめされても、
心を燃やせ!」


めっちゃ普通なことを言ってるようなんですけど、

「心を燃やせ」

って、意外と、こういう表現って、あんまり聞いたことないですよね。


あぁ、心って、燃やせるんだ、みたいな。

でも、言われたら、すごくシックリ来ます。


このセリフを言ったのは
「煉獄」というキャラで、
この人は、はじめてアニメに出てきたときは

「なんやねんこいつウゼー!!!」

って感じなんですけど、
見れば見る程、どんどん好きになっていきます。


落ち込んでる人とか、
人生に行き詰まってる人とか、
逆に、人生うまくいきすぎて退屈だなって人は、
映画で、このセリフを聞いて、
心に染み込ませて欲しいなと思いますね。


特に、今回の映画は、映像も音楽も素晴らしすぎるので、
アニメの迫力ある戦闘シーンの後、
最高のBGMと共に、さっきのセリフが出て来たら、
さらに心にグサーっと刺さります。

まわりで号泣してる人いっぱいいました(笑)


観たら絶対、

「あぁ、俺、煉獄に比べたら、全然心燃やせてないわ・・・頑張ろう・・・!」

って思える筈です。


しかも、映画では、

「心を燃やす」

とはどういうことか??というのを、
映像を使って表現することに挑戦しています。


これも、かつてこんな風に映像で表現されたことって
無かったんじゃないだろうか、って思います。

映像だからこそできる、
漫画ではできないことで、
マジで格好良いです!!


そして、最期、
煉獄は、主人公の炭治郎に自分の意志を託すのです。


鬼というのは、どこまでも強く、
人間じゃ到底及ばない次元の、遠い存在です。


どれだけ自分が成長しても、
さらに強い奴らが次々と現れ、
大きな壁にぶち当たって、心が折れそうになる・・・


でも、

それでも、心の炎を燃やし続けろ!!


・・・と、そう炭治郎に言うのです。


この映画のキャッチコピーは、

「その刃で、悪夢を断ち切れ」

なのですが、


この映画に出てくる夢は、
「(一見)幸せな夢」
なんですね。


炭治郎は、第一話で(ねずこ以外の)家族を全員鬼に殺されるのですが、
鬼の能力で見せられている夢の中では、家族は生きているのです。


幸せな日々を送り、

「ずっと、この夢の中で生きていたい」

とすら思うのですが、


「偽りの幸せ」に逃げ続け、
現実から目を背けること”こそ”が、
「悪夢」だと言うのです。


その悪夢を、自らの刃で断ち切り、
夢の中で死ぬことで、現実に戻るのです。


これって、まさに、
今の日本人に、必要なことだなと感じます。


何度も、何度も、
夢の中に連れて行かれて、
その夢に逃げたくなるけど、
それでも、断ち切って、現実に戻り、
戦い続ける。


それでも、さらに強い敵が現れて、
絶望的な状況になるけど、

耐えて、耐えて、

戦って、戦って、

最後は必ず「夜明け」が来る。


鬼滅の刃は、「夜明け」が1つのキーワードになっていて、
僕も、2020年のテーマは「夜明け」である、と言ってきましたが、

この映画は、本当に素晴らしい「夜明け」を描いてくれました。


この映画は、決してハッピーエンドというわけではないんです。

だし、最後の「夜明け」までは、
結構苦しい展開が続きます。


だけど、

煉獄杏寿郎という男が、最後まで心を燃やし、
そして後輩にその炎を受け継ぎ、
人生に悔いを残さず、志を貫いていく。


その生き様が、夜明けとともに、
「美しさ」
を生み出しているのです。


これはまさに「芸術作品」とすら言えるのではないでしょうか。


ぜひぜひ×100

映画館に観に行ってみてください!!


まだまだこの勢いは止まらないと思います。


これを機に、コロナで崩壊しかけてる映画業界が
復活してくれたらいいですね!

それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。



PS.
以前、
「ワンピースと鬼滅の刃から学ぶ時代の変遷」
というシリーズを連載していましたが、ブログにバックナンバーを載せています。
そちらもぜひ、読んでみて下さいね!
こちら

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