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世界の歴史から学ぶストーリーライティング(その2)

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こんばんは、新田です。

先月、

「世界の歴史から学ぶストーリーの型」

というテーマで、メルマガをお届けしました。


ちょっと簡単に復習をすると、
まず、世界の歴史は、

「前半戦」

「後半戦」

で大きく変わってきます。


特に、大きく変わるのが「大航海時代」からで、
ここから、世界が一体化していきます。


それまでは、

それぞれの国に、独自のストーリーの型があって、主に、

・ヨーロッパ

・中東

・インド

・中国

・日本

の”5つ”を見ていく、という話でした。


具体的には、それぞれ、

・ヨーロッパ:ヒーローズ・ジャーニー

・中東:ストーリー無し(全てはアッラーの思し召しだから)

・インド:ストーリー無し(全ては前世の因縁や業によって決まるから)

・中国:短編集(徳の無い王により国が滅び、徳のある王によってまとまる)

・日本:もともとは日本書紀 →(戦後は)自虐史観になった

ということでしたね。


歴史(history)とは「his story」であり、

「(事実をもとにした)1つのストーリー」

にすぎません。


つまり、必ず「解釈」が入るので、
「事実」と「歴史」は違うのです。


ちなみに、中東は「ストーリーが無い」と言いましたが、
それはイスラム以降の話で、
前半はストーリーがちゃんとあります。

それが、

・旧約聖書:ユダヤの物語
・新約聖書:イエスキリストの物語

ですね。


いずれも「ユダヤ人」の話から始まっているのですが、
実はこの「ユダヤ人」というのが、
歴史の「後半戦」において、非常に重要になってきます。


というのも・・・

「歴史をストーリーライティングを使って見ていく」

ということを考えた時に、


前半は、ヨーロッパ、中東、インド、中国、日本と、
それぞれを見ていけば良いのですが、


後半(大航海時代以降)は、
世界が一体化していくため、
1つのストーリーにまとめづらいんですよね。


歴史を見ていくときは、
何か1つの軸を作って(つまり縦軸を作って)、
それに枝葉をくっつけていった方が良くて、


例えば、日本だったら、

「天皇の流れ」

を全部覚えてしまって、
そこから色々枝葉を付けていく・・

・・という形で歴史を見ていきました。



じゃあ、世界の場合、何を軸にして見たら・・・!?


ってなった時に、

「ユダヤ人の歴史」

を見ていくと、非常に面白いのです。


なので、今日は、
世界の歴史における「後半戦」を、
この角度から解説していきたいなと思います。


ちなみに、今回も、小名木先生に、
色々歴史の話を聞いているので、
それをもとにして書いていきます!



さて、世界史の後半戦ですが、
正直、学校の教科書に書かれている歴史を見ても、
表面的な事実しか載っておらず、
それらの「繋がり」が全然見えてきません。


実は、後半戦において重要なのは、


「「お金の動き」」


なのです。


というのも、後半戦では、
ユダヤ人たちが大きく活動して、
世界中で大きなお金が動いていたからです。


彼ら(ユダヤ人)の仕事は何か??


それは「スポンサー」です。


彼らはスポンサーとして、
色んな人たちに、
資金や船、武器を提供していました。


まず、この事実を知らなければ、
歴史を見ても、一体何が起こっているのか、
全く理解できないのです。


つまり、

「スポンサー」

の存在なしには説明が付かないことが
あまりに多すぎるのです。


例えば、どうして大航海時代では、
色んな人が次々と船を出せたのか・・・??


そして、大航海時代以降、
世界中のあちこちで「革命」が起きますが、

これは、貧乏で苦しい生活をしてた人たちが
立ち上がって革命を起こしているわけですけど、

どうしてそんな貧乏なのに武器を調達できたのか・・・?


色々と疑問が生まれます。


その答えは、

「スポンサーがいたから」

です。


船を提供してくれる人がいたから、大航海時代は始まったし、

武器を提供してくれる人がいたから、革命は起きたのです。


ちなみに、こういう話って、
ちょっと前までは「陰謀論」という扱いだったけど、
今はもう「当たり前」になりつつあります。

むしろ、スポンサーの存在無しには
説明が付かないからです。


とは言っても、これもあくまで、

「1つのストーリー」

に過ぎません。


別に、裏で動いていたのがユダヤ人だけってわけではないし、
何枚岩にもなっていたのでしょうが、
あえて分かりやすく「ユダヤ人」にフォーカスします。


つまり、これは、1つの「補助線」です。


ストーリーライティングでは、
何かの流れを理解する時に、
まずは補助線となるストーリーを作って、
1つの大きな流れを作って全体像を理解し、
その後、細かいストーリーを見ていきます。


「何が正しいか?」

にフォーカスするのではなく、


あくまで、

「こういう見方もできる(ストーリーが作れる)」

ということで、

お金の流れとユダヤ人に着目して
世界を眺めていこう!というわけです。


※ちなみに、ユダヤ人の話に関しては、
  ネクトラ(オンライン)で、神谷さんも喋ってくれてて、
  あれも非常に分かりやすいセミナーですね!


さて、ではまずは、
ユダヤ人についての基礎情報からです。


旧約聖書を見れば分かりますが、
ユダヤの人たちは、ずっと迫害され続けていました。

そんな中で、彼らは「金融」の原理を学び、
経済を裏で支配するようになったのです。


やがて、ユダヤ人たちは、

「国際金融ネットワーク」

を作るようになります。


つまり、自分たちがよりお金持ちになるために
世界中で協力し合うのです。


簡単に言ったら、

「ユダヤ人の歴史」

とは、

「世界を裏で動かしながら、
 世界中の富を集めていく物語」

ということです。


そして、大航海時代以降、
彼らは一気に金持ちになります。


船で航海をするためには、

・船長
・船員

そして、

・スポンサー

が必要です。


だって、そもそも、ただの個人が、
でっかい船を買えるわけが無いのです。

だからスポンサーが代わりにお金を出してくれるのです。


どうしてお金を貸してくれるのか??と言うと、

スポンサーは、船のお金を融資する代わりに、
航海して宝を手に入れたら、
利息をつけて返してもらっていたからです。

だから、大航海時代に海に出た人たちは、
現地で「略奪」をするのです。


当然、中には船が沈んでしまって
お金が返ってこない場合もありますが、

新しい島を発見し、略奪し、
金銀財宝を持って帰る人たちが沢山いたので、
それによって、より富んで行ったのです。


さらに、船だけじゃなく、
「武器」も売るようになります。

ユダヤ人たちは「武器商人」として、
世界中でビジネスを始めます。


だから、「戦争」や「革命」を
あちこちで起こすことを計画するのです。

例えば、
A国とB国が戦争をしてくれたら、
ユダヤ人たちは、両方の国に武器を売ることができます。


つまり、戦争さえ起こってくれたら、
どっちが勝とうが、必ず自分たちは儲かるのです。


だから、あちこちで戦争を仕掛けようとしたり、
市民革命が起こされたりするのです。

(結構、これがテーマになっている映画は多いですよね。)


こんな風に、

「表の歴史」

の背景に、

「裏の歴史」

というものがあるのです。


今までの話をまとめると、
ユダヤ人の歴史とは、

「世界中で金融ネットワークを作って、
 戦争や革命をわざと起こして、武器を売って儲け、
 世界中の富を集めていく」

という歴史なのです。


ところで、

「お金の流れ」

を見ていくために、
さらに、重要な視点があります。


それが、

「金(ゴールド)の流れを見る」

という視点です。


というのも、お金の価値を担保してくれるものが、
金(ゴールド)だからです。


そもそも、お金それ自体は、ただの紙切れであり、
何の価値もありません。


しかし、皆で、

「この紙切れに価値があると思おう!」

と決めることで、
価値があるかのように”見える”のです。


これを「共同幻想」と言います。


ディズニーランドのミッキーを見て、

皆で

「これは本当に生きてて、中に人なんていない!」

って思い込むことで
本当に価値が生まれてくるのと同じです。


でも、本当にただの紙切れに、

「価値がある!」

って思い込むのは、難しいのです。


それを可能にするためには、

「信頼(価値)の担保」

が必要となります。


それが、金(ゴールド)なのです。


川の流れを作ろうと思ったら、
その流れの「源泉」が必要なのと同じで、

経済を回すためには、
価値の源泉となるものが必要です。


そのために、人類は、

「金(ゴールド)には、価値がある!」

ということが、

“無条件で成り立つ”

ということにしたのです。


金(ゴールド)に絶対的に価値があるから、
その価値に相当するお金を発行できるのです。


なので、お金の流れを見ていこうと思ったら、
その価値の源泉にあたる金(ゴールド)の流れを見れば良い、
と考えるのが自然な発想です。


すると、「ユダヤ人の歴史」は、
こう言い換えることができます。


「世界中で武器を売りながらお金を儲けつつ、
 最終的に金(ゴールド)を集めるストーリー」


ただ、これに関しては、
ゴールドをユダヤ人が全て集めているわけでは無いので、
裏で動いている人を総称して

「ディープステート」

と呼んで、

「ディープステートの歴史」

として考えていきます。


ディープステートは、
価値の源泉となる金(ゴールド)を
世界中から集めようとします。


じゃあ、その金(ゴールド)は、
一体どこにあったのか??

実は、金(ゴールド)を
大量に持っていた国が存在したのです!

それが、「日本」でした。

「黄金の国ジパング」
とはまさにその通りで、
日本にはもともと、大量の金がありました。

つまり、価値の源泉となるものがあったのです。


ということは・・・

ディープステートの歴史とは、

「日本にある大量の金(ゴールド)を、
 集めていくストーリー」

ということになります。


じゃあ、この金(ゴールド)を、
どうやってディープステートのところに移動させるか??


ってなった時に、ユダヤ人たちの得意技は、

「武器を売る」

ということです。


なので、武器を売ることで、
金(ゴールド)を集めることを考えます。


しかし、いきなり日本に大量の武器を売るのは難しいので、
まずは、他の国に移動させることを考えます。

その時、都合が良かったのが、アメリカでした。

なぜなら、アメリカは日本と違って、
戦争を起こしやすい国(過激な国)だからです。

つまり、ディープステートにとって、
アメリカは非常に便利な国だったのです。


なので、まずディープステートは、
日本の金(ゴールド)を、
アメリカに移動させることを考えます。


そこで、幕末に、

「日米和親条約」

を締結し、日本の金(ゴールド)を
アメリカに大量に流したのです。


簡単に言うと、ハリスという人物が、
日本と諸外国の「金銀交換レート」が異なることを利用して、
日本の金を大量に流出させて大儲けしたのです。
(つまり、100%勝てるFXをやった、ということです)


こうして、日本から金(ゴールド)が
アメリカに流れました。


その金(ゴールド)のお陰で、
リンカーン(アメリカ大統領)は、
南北戦争に勝利します。

南北戦争とは、アメリカにおいて、

アメリカ合衆国(北部):リンカーンが指揮
アメリカ連合国(南部):合衆国から分離した国の集合

が戦ったもので、
最終的には北部(リンカーン側)が勝利します。


この時、莫大な量の武器がアメリカに売られたので、
それによって、金(ゴールド)が、
ユダヤ人たちに移動したことになります。


日本 → アメリカ
       ↓
     ユダヤ人


しかし、それでも、
まだアメリカには大量の金(ゴールド)がありました。

ディープステートからしたら、
アメリカが自分たちと同じくらいお金持ちの状態、
というのは脅威なわけです。


そこで、リンカーンを暗殺し、
その後、アメリカには、
ロシアから「アラスカ」を買い取ってもらいました。

これによって、莫大な量の金(ゴールド)が、
ロシアに移動しました。


日本 → アメリカ → ロシア


そこで、今度はロシアで、

「ロシア革命」

を起こします。

(それによって、大量の武器が売れます。)


こうして、
晴れて、金(ゴールド)を
ディープステートに移動させることに
成功するわけです。


ちなみに、日本に残った金(ゴールド)に関しては、
後に「明治維新」を起こすことで、
武器に変えてもらいました。


明治維新は、
アメリカ、イギリス、フランスを経由して、
ディープステイトから資金提供を受けています。


そもそも、貧乏だった坂本龍馬が、
なんで船買ったりできるの??

っていう話なわけです。


維新志士も、10代後半とかで
毎日、祇園で豪遊していたそうです。

そのお金どこから入って来るの??

ってことを考えたら、
それぞれにちゃんとスポンサーがいたのです。


日本 → アメリカ → ロシア
 ↓     ↓     ↓
 <<ディープステート>>

こういう流れですね。


つまり、

「もともと日本にあった金(ゴールド)が、
 最終的にディープステートの方に行く」
(その過程で、武器が売られて、交換されていく)

と考えると、色々分かりやすいのです。


これは、あくまで「1つの視点」です。

他の視点に着目したら、また別のストーリーが見えてきます。

歴史とは、そんな風に、「多重構造」なのです。


しかし、

「裏の歴史(ディープステートの歴史)」

として見ていくことで、

「補助線」

となるのです。


表の歴史を見ただけでは繋がらなかったことが、
裏の歴史を見ると色々繋がってきます。

そうやって、補助線を使って、
ストーリーを見ていくと、
全体がスッキリと頭に入ります。

その上で、表の歴史を見ると、
何が起こっているのかがよく分かるようになるのです。


だから、この裏の歴史が、本当に正しいかどうか?と言うよりは、

「こういう見方ができる(ストーリーが作れる)」

という風に、捉えてもらえたらと思います。


さて、このディープステートのストーリーですが、
実は続きがあります。

これが「現代」に、どう繋がっているのか??

そして、「今」起こっていることと、
どう繋がっているのか??

その辺を、次回は解説していけたらと思います!


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。



PS.
前回の、記事は、こちらからお読みいただけます。

「世界の歴史から学ぶストーリーの型」


次回の記事は、こちらです。

「権威」の源泉を見ていこう!ヨーロッパの歴史を学ぶ上での最大のポイント