ネットビジネス

キングダム式学習法

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こんばんは、新田です。

昨日は、

「ストーリーを使って歴代天皇を一瞬で覚える秘訣」

をお話ししました。

(実際に作ったストーリーは、ネクトラでまた公開しますね!)


何かを勉強する上で、
最低限のことを暗記してしまう、ということは
非常に大事なことです。
(というより、この「最低限」を”抽出”する力が
 大事だったりします。)

特に、僕らは、
受験が終わると、何かを”覚える”ということを
しなくなってしまうからです。


別に検索したらすぐ出るんだから、
わざわざ記憶する必要なんて無いだろう、
って思ってしまうんですね。


すると、ストーリーも忘れてしまうので、
色んなことを勉強しても、
ボンヤリとしか覚えていないのです。


実際に、知識だけを覚えても、何の役にも立ちません。

それよりも、そこに流れるストーリーの方が重要です。


だけど、ストーリーを覚えようと思ったら、
最低限の知識を覚えてしまった方が良いのです。


ストーリーというのは「線」で、
知識というのは、その線の上にある「点」です。


ストーリーが頭に残るというのは、
「線」に電気が流れるということです。


だけど、正しい線に電気を流そうとしても、なかなか流れない・・・

だから、その線上にあるあちこちの点に
電気がいつでも流れる状態を
先に作ってしまうのです。


豆電球に明かりをつけようと思った時に
回路のあちこちに乾電池があった方が良いのと同じです。


そのためにどうするか?と言うと、
仮の線(補助線)を自分で作って、
その線に、自在に電気が流れる状態を作るのです。

これが要するに、

「自分で適当なストーリーを作ってしまう」

ということです。


そのストーリーは、
「整合性」
「正しさ」
なんてものは不要で、必要なのは、
「インパクト」
「キャッチーさ」
のみです。


それによって、あちこちに「自家発電できるポイント」を構築して、
そしたら、一気に正しい線を引いていくことができるのです。


これは、漫画「キングダム」とかで、
自分の国を広げていくときと
全く同じ要領なのです。


いきなり、相手の国を攻めに行ったら、
あっちは大量の軍がいるので
すぐにやられてしまいます。


じゃあ、どうするか?というと、
先に、目的となる国の周辺にあるあちこちにある要塞を攻めて、
占領していくのです。


すると、だんだん、その要塞と要塞の間を、
食料や武器、人を行き来させていくことで、
そこを自分たちが支配することができます。


そうやって、自分の国から、
目的の国までのルートを作ってしまいます。

いつでも人や武器が自由に行き来できる状態を完成させます。


それができたら、一気に、その国の中心部を攻めるのです。


これと、勉強法は「全く同じ」だということです。


日本史を覚えようと思ったら、
先に歴代天皇と世界地図を全部覚えてしまって、
細い安全ルートを作り、そして各地に基地を作ってしまって、
どんどん周辺知識を入れることで、
各基地の周りにも小さな基地を作っていくわけです。


そうやって、安全地帯を増やしていくわけです。


そして、1つの国を攻略できた時に、
新たな国を攻めていくわけですが・・・


その際、

「あれ?この配置って、あの国と同じだよな。
 ということは、あの時と同じパターンで攻めたら、
 簡単に攻略できるんじゃね?」

というのが見えてきます。


これを、

「アナロジー」

と言います。


例えば、物理をある程度勉強して、
物理に関するニューロン群に
いつでも電気が流せる(発火させれる)ようになった、
とします。


すると、その「ニューロン発火パターン」を、
他の領域にスライドさせることができるわけです。


つまり、例えばビジネスを学んだときに、

「あれ、これって物理のあれと同じ考え方だな。」

みたいなことが見えてきて、
普通の人よりもささっと理解できてしまうわけです。


こんな風に、ニューロン発火パターンをうまくスライドさせていくことで、
新しい分野を、同じアルゴリズムで理解できてしまうのです。


つまり、

最初に補助線を自分で作って「点」に電気が流れるようにして、

その後、それらの点を繋いで正しい「線」を作って、

その「線」を平行移動させて「違う線」を作って、

その線上にある点に電気を流していく、

というのを繰り返すわけです。


これは、数学の「関数」に考え方と
全く同じなのです。


y=f(x)

が分かったら、

y−b=f(x−a)

という感じで、少しずらしても
同じ形になるからです。


つまり、ややこしい関数だなと思ったら、
少しズラして、原点を通るようにして、
それを数式化してから、
再びズラして、目的の関数を得る、ということです。


こうやって見ていくと、
数学と、脳科学と、勉強法と、キングダムが
全て繋がってくるのです!

面白いですね。


なんかよく分からん!って人は、
もうすぐ、ビジネスに関する基礎をまとめた本を作って
無料で配ろうと思っているので
そちらをお待ちください!


「天皇126代の流れ」
を全部記憶してもらってから、
超高速で各時代を解説したら、
皆、驚くべきスピードで吸収してくれました。

いったんゲシュタルトが構築されたら、
こんなにも学習が加速するんだな〜と驚かされます。


来年は、ストーリーのもっと実践的な使い方を
沢山公開していきます。

ビジネスにも、勉強にも、人間関係にも使える
実践型ストーリーの活用法をお届けしていきますね。


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。