こんにちは、新田です。
今回は「コンサルドラッグ」というテーマです。
僕はかねてより、
「ロングヒットとなる教材を売れる状態を作ろう」
という話をしています。
しかし、多くの人は、これをやりたがりません。
なぜかというと、
「割に合わない」
と思われるんです。
例えば、2万円の教材であれば、
50本売れてやっと月収100万円とかです。
1000万円売ろうと思ったら、1000本売らないといけません。
1000本売るのって実際かなり大変です。
すると、
「それだったら、30万円のコンサルを33人に売った方が早いじゃん!」
という発想が出てくるのです。
しかし、僕はここで警告しておきたいのですが、
(高額の)コンサルはドラッグみたいなものなので、
安易にやり過ぎると危険、ということを言っています。
はっきり言って、コンサルを取って稼ぐのは非常に簡単です。
例えば、先日、
20万超えの沖縄合宿(3泊4日)を募集したら、
200人以上集まりました。
これは、きちんと理念(理想の世界)を作って打ち出しています。
でも、それが無くとも、たとえば、
「月収〜〜円の僕が、あなたをコンサルして稼がせます!」
みたいな打ち出し方でも、
それなりに集まりはしたでしょう。
いちいち、企画のコンセプトとか考えずとも、
簡単に集められてしまうんです。
僕が問題にしているのは、
「何の理想の世界も提示せず、コミュニティ化ができていないのに、
安易に何度もコンサルを取り続けようとする状態にハマってしまう」
という事。
こうなるとどうなってしまうのか?
最初に書いた、数万円くらいの低額商品を売るのが、
だんだんバカらしくなってしまうのです。
そんなものをちまちま売ってないで、
コンサルで高額取って一気にドーン!と稼いでしまった方が楽ジャン、
・・・と。
すると、
セールススキル(もっと言えばビジネススキル)
が極端に落ちていきます。
だって
「コンサル募集しまーす」
って言うだけで集まってしまうのですから、
企画とか考えるのがだんだん面倒になってくるのです。
すると、徐々に飽きられてしまい、
だんだんコンサルをやる、って言っても、
誰も来なくなってしまうのです。
さて、ここでマズい事が起こります。
最初に20~30万でコンサルをやるというアンカリングをしてしまった以上、
それが売れなくなったからと言って、
安易に「5万円でコンサルします」なんて今更言えません。
だって、そんないきなり値下げしたら、
最初に20~30万払ってくれた人が怒りますよね。
値下げをするなら、その明確な理由(Reason Why)が必要です。
逆に、それが無いと、
「この人、売れなくなってきてるから値下げしたのかな?」
と思われます。
というか、こういう「落ち目」な雰囲気を醸し出した時点で、
途端に全く売れなくなります。
勢いがあるうちは何でも売れていたのに、
「落ち目」になった瞬間に、
びっくりするくらい売れなくなります。
(これは色んな人を見てきて、ほぼ100%言える事です。)
落ち目になりそうだなと感じた時は、
「引き際」
なのです。
いったん引いて、
新しいコンセプトの企画ができるまで安易に売らない、
が正解です。
それを見抜けずに、
焦って値下げに走ったり、
一生懸命煽ったりし出すと、
最悪のスパイラルに陥ります。
どんどん自分のバーゲンセールが始まるのです。
値下げして、期間を1年、2年、あるいは一生、とかにして、
それでも来ない。
だから、コンサルを取るのはいいけど、
安易に連発すべきではありません。
また、「コンサル生募集!」とかじゃなくて、
きちんと自分の理想の世界を提示した上で、
それに関連する「企画」として募集すべきです。
また、昨日話した
「ロングセラー商品を常に売れ続ける状態を作る」
というのも1つの手です。
全然売れないのは、単純にセールススキルが足りないからで、
それが無いのにコンサルとか言ってる場合ではありません。
そういう人がコンサルやっても、
結局、「コンサルやりましょう」としか言えないわけで、
それはマルチレベルマーケティングです。
コンサルドラッグにハマらない為にも、今こそ、
「マーケティング」や「コピーライティング」や「ブランディング」など、
改めて丁寧に実践すべき時です。
そして、これらは全て「コミュニティ化」に集約されますし、
ここ1か月の僕の記事を何度も読み返してみてください。
かなり力付くと思います。
数万円の教材をちまちま売るのって、
面倒臭いですが、これができると収入は安定しますよ。
そして、その安い教材そのものが「教育」の代わりになって
次の企画がさらに売れるんです。
だから、リストが枯れない(疲弊しない)のです。
コンサルドラッグにハマりかけている人は、
リハビリをオススメします。
ではでは!
PS.
コンサル=悪、ではないので勘違いしないでくださいね。
何のコンセプトも無いコンサルを連発する「コンサルドラッグ」に中毒ってしまう事を警告しているのです。