こんばんは、新田です。
前回は、
「起業を学ぶことの重要性」
について、お話しました。
極端な話、僕は
「人類全員がビジネスを学ぶべき」
だと思っています。
もちろん、「起業するべき」とは思っていません。
別にしなくてもいいんですが、
それでもビジネスは学んだ方がいいと思っています。
いや、正確に言えば、
「ビジネス」を突き詰めたら、結局、
「価値を生み出す力」とか、そういうのになって来るわけで
それって、ビジネスをやってなくても
本質を突き詰めたら同じところにたどり着くから
そういう意味では、ビジネスじゃなくてもいいんですが(笑)
ようは、価値を自分で生み出せるようになろう、ってことですね。
そういえば、以前、アルバイトをしているという人から、
「僕がやってる仕事なんて何の価値もないし
早くこんな仕事やめて、自由になりたいです!!」
みたいなことを言われたことがあります。
まぁその気持ちも全く分からないこともないんですけど
別にアルバイトだって、十分学びはあるし、価値を生み出せます。
(いわゆる一般的な)アルバイトをしてる人と、起業家の決定的な差は、
「価値を生み出している自覚があるかどうか(必要かどうか)」
です。
起業家は、絶対に自分で価値を生み出さないと行けません。
それができないと、基本的にお金は発生しません。
アルバイトは、価値を生み出さなくても給料はもらえます。
ここは大事なところなので、もう少し詳しく解説します。
例えば、会社全体で1000万円の売り上げが出ていたとしたら、
その会社は「1000万円分の価値をどこかしらからか発生させている」ということになります。
でも、それは社員全員が均等に生み出しているわけではありません。
1000万円のうち、900万円は、2割の人が生み出して、
残りの8割が生み出している価値は全部合わせて100万円以下、
とかは十分あり得ます。
でも、その残り8割の人も、一定の給料をもらえるので、
何となく、「価値を生み出している」気分になれるのです。
そればかりか、中には、
「自分は給料が安い!!こんなのおかしい!」
と怒る人もいます。
(実際は、自分が生み出している価値よりも
はるかに多くもらっているのにも関わらず、です。)
確かに、「労働力」というのも価値の1つではあるのですが、
何らかの特別なスキルを要するものでない限り、
その価値は限りなく低いのです。
「価値」には、
1.需要と供給によって決まるもの
2.そうじゃないもの
があります。
(経済学が役に立たないとよく言われるのは、1しか見てないからですね。)
「労働力」は、当然1にあたります。
つまり、残念ながら、今後、この価値はどんどん下がっていきます。
・安くでやってくれる外国人労働者が今後増え続ける
・機械(AI)の発達
を考えたら、当たり前ですよね。
そういえば、僕は飲食店でアルバイトをしていた時期がある、
ということを前回話しました。
当時は、価値についてよく知らなかったせいで、
自分がもらっているお金に対して、
「なんでこんな少ししかもらえないんだ!」
って思っていました。
だって、かなりの売り上げを出しているうちの
ほんの一部しかもらえず、残りは”偉い人”が全部もらうわけです。
「あぁ、世の中って不公平だよなぁ。
実際働いてる人達には全然入ってこなくて、
ほとんど働いてない店長には沢山入ってるのかぁ。」
みたいな”愚かなこと”を考えていました。
のちに、この考えは100%間違っていたと気づきます。
僕は、すでに価値を生み出す仕組みを使わせてもらって、
そこで働いていたから、価値を提供できたに過ぎなかったのです。
現に、僕はどこかに”所属”して、仕組みを借りて仕事をしなければ
1円も稼ぐことはできなかったからです。
例えば、学生100人を捕まえて、
「1週間以内に、誰にも雇われることなく、
見ず知らずの人から1万円をもらって来い!」
って言われて、作れる人がどれくらいいるでしょうか?
自分で価値を生むって、そういうことです。
見ず知らずの人じゃなくていいなら、
親とか親戚にもらったらいい話で、
誰かに雇われていいなら、派遣でもやって、
1万円もらうことはできます。
でも、
「自分で1万円を作る」
ってのは、それくらい難しいことです。
ネットビジネスって、そういう感覚です。
ネット上の、見ず知らずの他人から1万円を払ってもらう、
っていうことを考えた時に、
「自分で価値を生み出す」
ということができないといけないのです。
この感覚がわからないと、
ずっと「価値を生み出せる人に雇われる」ことでしか
お金をもらうことはできません。
ちなみに、実は、JV(ジョイントベンチャー)で起こるトラブルの
8割以上が、今と同じロジックで起こります。
JVとは、誰かと一緒にビジネスをしよう、ということですね。
例えば、AさんとBさんがJVしたとして、
Aさん:価値を生み出す力があるけど、労働時間が短い
Bさん:あまり価値を生み出していないけど、労働時間が長い
という状態だったとします。
この時、報酬を折半した際、
Aさんは
「実際は自分が価値を生んでいるけど、
Bさんは頑張ってくれてるから半分あげよう」
と思っているのに対して、Bさんは、
「自分だけこれだけ頑張って、Aさんは全くやってないのに、
半分も取られてる!!納得いかない!!」
とか愚かなことを考えちゃったりします。
Bさんは、Aさんが生み出した価値を使わせてもらって稼げているのに
まるで自分がほとんど生み出しているかのような
勘違いをしてしまうのです。
これは他にも色んなパターンがあります。
Aさんは「大きな媒体があって、紹介した」
Bさんは「皆を一生懸命フォローした」
とか。
実際にお客さんの対応をしているのはBさんですが、
そもそも、お客さんを集めたのはAさん。
つまり、この時のお客さんは、
Aさんがこれまで築いて来た信頼のもとに
成り立っているわけです。
でも、Bさんは、
「自分だけ頑張ってるのに、Aさんは何もしてない!」
みたいな感覚になってしまい、
喧嘩になってしまうのです。
このように、JVで起こるトラブルの原因の多くが
「価値がどこから発生しているのか?」
という認識の違いによるもの、ってのが、
僕がこれまで数多くの人の相談に乗って来て、出た結論です。
だから、一緒に(対等に)仕事をする相手を選ぶときは、
きちんとその辺の感覚が共有できる人を
選んだ方がいいです。
さて、話を戻しますが、
僕が、アルバイトをしている人にアドバイスするのは、
「価値を生み出さなくても給料自体はもらえるだろうけど、
“あえて”価値の源泉を探して、価値を生み出せるようになろう」
ということです。
そうするだけで、意識が全然変わるし、
楽しくなってきますから。
自分がお金をもらえているのは、何故なのか?ってことです。
価値(=エネルギー)がそのコミュニティ内で循環して、
巡り巡って、自分のところにたどり着いて、
その価値がお金に変換されているのです。
自分は全体の一部だけど、
きちんと全体の流れを把握することが大事です。
いろんな思考実験をしてみると面白いでしょう。
例えば、自分は体の中の小指を担当している、とします。
今から、リンゴを掴んで食べようと思ったら、
小指は、リンゴを支える仕事をするわけです。
リンゴを食べて、それが栄養になって、
当然、その恩恵を小指も受けることができます。
エネルギーは、体全体で生み出しているのです。
でも、小指は、
「実際にリンゴを掴んでるのは俺たち5本指なんだから、
もっとこっちにエネルギーをよこせ!」
とか言わないですよね。
そんな感じです。
ちなみに、今度やるネットビジネスの講座では、
・価値はどのようにして生まれて、それがどう循環するのか?
・どうやってそれを伝え、人を動かすことができるのか?
・どんなストーリーを作って、どう提供すればいいのか?
みたいなことを徹底的に話そうと思っているのですが、
そういう感覚を身につけるだけで、
別にアルバイトしていようが、サラリーマンやっていようが、主婦をやっていようが、
無限にコンテンツは生み出せるようになります。
そういうマインドを身につけることが大事で、
別に「脱サラしないとだめ!」とか言ってるわけではありません。
重要なのは、ただ労働力を提供するだけじゃなくて、
「そこにいかにして付加価値を乗せるのか?!」
を考えるようにする、ということです。
それでも、会社に所属している以上、
貰える給料はそこまで変わりません。
でも、自分が生み出している価値は桁違い変わります。
じゃあ、生み出している価値に対して、
わずかしか給料もらってないから、損してるのか?!
というと、そうではありません。
自分が生み出している価値は1000万円分、
だけど自分がもらっている価値は100万円分。
としたら残り900万円分の価値は、
巡り巡って、必ず返ってきます。
価値があるけど何も売らないメルマガを流せば
「信頼残高」として虚数空間に貯金されるのと同じで、
価値を生み出してるのにリターンがなかったら、
それは「エネルギー(徳)」として保存されています。
そういう人は、いざ起業した時に、
どんどんアイデアに変換され、一気に成功したりするのです。
昼間はコンビニでアルバイト、夜は年収1億稼ぐトップマーケッター、
とかでも別にいいと思うんですよね。
無駄な仕事なんてないし、むしろ、
「これは価値ないだろ」って思われているものから
価値を生み出すことを考えるのもまた面白かったりします。
そういえば、僕が人生で一番肉体を酷使してたのって、
大学2回生の頃だったんじゃないかなと思います。
卒業単位は1回生でほぼ揃えたんですけど
教職とか、他にも色んな授業取ってたんで、
大学のレポートとか勉強をやりつつ、
深夜までアルバイトをして、
土日とかも朝から晩までアルバイトをしていました。
大学から帰って、
「バイトまで後20分あるから、15分寝れる!!」
って感じで仮眠とって、起きてバイト行って、みたいな。
睡眠時間は3時間くらいで、
行き帰りの電車とか、細々と睡眠を取って、なんとかやっていけたんですけど、
不思議なことに、大学2回生の時が、
一番勉強してたんですよね。
夜遅く帰ってきて、ヘトヘトになってるんだけど
「まだ明日提出のレポートができてない!!」ってなって
眠気と戦いながら夜中ずっと勉強したりしてたんですが、
人って、自分を極限まで追い込んでると、
エネルギー全部使い果たして、もう残ってないって状態になって、
それでも「やらないと!!」ってなると、
なんかどっかから新しいエネルギーを生み出す術を身につけるんですよね。
それをずっと続けていると、「外部燃料」がデフォルトになっていきます。
外付けハードディスクを付けたら容量が多くなるけど
それを付けっぱにしておけば、
それはもう「パソコン自体のスペックが上がった」とみなしても良い、
みたいな感じでしょうか。
当時、家庭教師とか塾のアルバイトをしていて、
そっちは時給5〜6000円とかあったので、
どう考えても「飲食店でバイトする意味はなかった」んですが、
今考えると、本当色んなことが学べたので、
もしかしたら潜在意識でそれを求めてやっていたのかもしれません。
ちなみに、新しい講座では、
「新バージョンの神話の法則」
というのをきちんと解説しようと思っているのですが、
その例が、今回のようなストーリーです。
だいぶ簡略化してるので、もっと詳しく説明しますが、
まずは大枠だけ知ってもらいたいので、少し解説します。
旧式の(というか一般で言われている)神話の法則を使うと、
アルバイト辛い!!しんどい!!
↓
ネットビジネスを知った!
↓
抜け出せた!自由になれた!やったー!!
↓
あなたもこんな自由な人生、どうですか?
というストーリーになるんですが、
これだと、アルバイトしてた時期は無駄だった、ってことになってしまいます。
「いやいや、アルバイトしんどかったおかげで、
自由になれた喜び大きいじゃないですか!」
って言われるかもしれませんが、
それでも、アルバイトをしてた時期はマイナス、
というラベルは残ります。
「過去を分離させるストーリー」を作って集めると、
そのフィルターがかかった状態で集まるので、
お客さんが本当の意味で成長しません。
神話の法則の本当に正しい使い方は、
過去、現在、未来に起こった全ての現象をプラスにする、
というストーリーを作ることです。
これが、「最上級の神話」と僕は位置付けて、解説しています。
本当に、今思い返したら、
僕は、小学校、中高、大学で、
ビジネスの基本的な考え方だったり、
コミュニティの作り方、セールスの手法とか、
そういうのを全部一通り経験してるんですよね。
それもまたいずれ紹介したいのですが、
どんどん思考の次元をあげていくことで、
「これまでの全てが繋がって見える」
という感覚になっていきます。
なので、ビジネスをやればやるほど、
自分の人生が面白くなっていきます。
そういうのを、体感してもらえたらなと思っています!
それでは、今日はこの辺で。
また次回!