ネットビジネス

もしも年収億超えの人が就職活動をするならシリーズ

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こんばんは、新田です。

前回は「大学をやめるべきか論」について
書かせていただきました。

「資格の価値はこれから無くなっていく」
という話をしましたが、
そういいつつ、僕は大学入ったばかりの頃は、
結構資格とか好きでした(笑)


1回生の時は就職しようと思っていたので、
「いかに面接での印象を良くするか?」
をずっと考えていたのです。

なので、わざと3ヶ国語を選択したり、
授業もたくさん取って、1回生のうちに単位を揃え、
それに飽き足らず、なるべく成績表の印象が良くなるように、
卒業に必要な単位の倍近い単位を取って、
成績表が2枚目に突入して「こんないっぱい授業取る人はじめて見た」って教授に言われたほどです。


また、わざと(やりたくもなかったのに)飲食店のバイトを
1年近くやったりしていました。
まぁこれは、やってて本当に良かったと思える日が後に来たのですが、
当時は苦痛でしかありませんでした。

他にも週7でバイト入れてたので、基本的に睡眠時間は毎日3時間くらいで、
大学に行きつつ、深夜まで働いて、土日は全て仕事、という感じで
かなり過酷な労働をしてました(笑)


あとは、色んな資格を取りました。
FPの勉強もしたし、
あと、大学2回生では、教職も取りました。
理系科目は全部持ってて、教育実習とかもいきました。


・・・と、いろいろやってきたわけですが、
結局、中退してるし、成績表も資格も、一度も使いませんでした。


でも、教師にならなくたって、
受験生に教えたりとかもたまにしています。

ちなみに、僕のお客さんの中には
受験生向けのコミュニティ作っている人が結構多くて、
中にはネットで高校生向けに講義をして、億単位の売り上げを出している方もちらほらいます。

別に教師にならなくたって、
自分で生徒集めて教えたりはできるし、
そっちの方が色んな面倒臭いしがらみが無くて良かったりもします。


僕が受験生に教えるときは、
がっつりビジネスの話をしてます。

これから社会がどうなっていくか?とか、
就職しか選択肢が無いことがいかに恐ろしいことか?とか、
そういう話をするんですが、
皆めちゃめちゃモチベーション上がります。
(あと溝江先生と作ってる超越文法の話もちょこっとしますが
これも皆喜びます。w)


というかそもそも、
学生時代に「起業」について教えられることが無いってのは
かなり深刻な問題だと僕は思ってます。

そうなってしまう理由は当たり前で、
教師が「起業」してないからです。


受験生に教えようと思ったら、
(普通は)教員免許を取って、公務員にならないといけない。

これだと、勉強は教えられるけど、
それが何に活かせるか?を教えるのは難しいでしょう。
(もちろん、稀にそういうことを教えてくれる先生もいるでしょうが、
そんなラッキーな先生に当たる可能性は限りなく低いです。)


どうして、多くの教師は、勉強の「活かし方」を教えられないのか?


例えば、教師になろうとする人にとって、数学を学ぶ理由は、
「教員採用試験に受かるため」だからです。

試験で良い点を取るための数学を学んで、
全く活用しないまま、数学を教えちゃうから
何に使うか分からないまま、覚えさせられるのです。


本当だったら、
「この複素数の考え方は、ビジネスで言ったらこうで・・・」
とか、そういうことを教えるべきです。

別に、細かい計算方法とかそういうのはどうでもよくて、
大事なのはアナロジーです。

つまり、その思考プロセスが、
数学以外でどう活用できるか?ってことです。


それを教えないから、
数学が「ただ試験で良い点を取るためのもの」になって
何の役にも立たないのです。


そういうのは、他にも沢山います。

経済を教えてる人が投資で負けてたり、
心理学を教えてる人が精神的に病んでたり、
コミュニケーション理論を教えている人がコミュ障だったり、
経営を教えてる人が起業してなかったり、
という感じで、学問を「活用しないまま」教えてる人が多いっていうのは
恐ろしい事態です。


だから、僕は、
起業家とか、会社を経営してる人が教師になるべきだと思ってます。

別に全員が起業家じゃなくてもいいんでしょうが
そういう人もある程度いた方がいいよなぁと思います。


だって、企業って、新人雇っても、
結局、社員研修で数年はロクに使えないわけですから、
それだったら学生時代に社員研修も兼ねて教えて
そこで優秀な人は、就職活動なしで採用できます。

生徒としても、就活が必要なくなるので、お互いメリットしかありません。


というかですね。

就職活動なんて不毛なことに1年も2年も費やすのは、本当勿体無いです。

エントリーシートを一生懸命書いて、
たった数時間のために何度も東京行ったりして、
でもほとんどが無駄に終わるっていう。

まぁ、何の成長にもならないし、スキルも身につきません。

むしろ、自分をバーゲンセールしてセルフイメージ下げるという。


そして、やっと入れた、と思ったら、
全然思ってたのと違う会社だったり、
あるいは、優良企業だと思っていたのが一瞬でつぶれたり、
ということが起こってすぐに辞めたり、

あるいはそういう事態が起こらなくとも
「今はこの会社調子いいけどいつか潰れるんじゃないか」って
不安を抱えながら毎日を送ったり。

それで、転職先考えたり、副業やらないとって思いつつ
副業やる時間全然取れずにどっちも中途半端で終わったり。

・・・という負のループに陥ったりしてしまうわけで、
これはとんでもない事態です。


だから、「起業」は絶対学生のうちに学ばせるべきなんですよ。
(まぁもう学生じゃないとしても、今からでも学ぶべきです。)

別にその人が起業しなくてもいいんですが、
「お金ってどうやって発生しているのか?」とか、
もっと言えば「価値ってどこで発生しているのか?」とか、
そういったことをちゃんと教えるべきですよね。

価値を生み出せる人は、就職したって絶対活躍できますし、
面接とかも一発で受かるでしょう。


そのうちやろうと思ってるストーリーライティング講座では、
「オファーのプロになろう!」
というのを最初のテーマにしようと思ってます。
(変わるかもしれませんが。)


面接ですべきことは「魅力的なオファー」です。

自分を雇って欲しい!と思った時に、
一番ダメなのが、ただ、
「自分は何でもやります!!頑張ります!!」
って言うだけ、の状態です。


何でもやります!というのは、何の価値の提供になっていません。


よくビジネスで有名になった人のところには
「弟子にしてください!!何でもやります!!」
っていうメールが来たりするそうです。

でも、これって失礼な話なんですよ。

だって、これは、

「具体的にどうやって価値を生み出すかは、
あなたがエネルギー使って考えてください。」

っていうオファーを出してる、ということです。


逆に、きちんとオファーができている人は、

「私は、あなた(あるいは会社)にとって、こんなベネフィットがあって、
それによって、こんなトランスフォーメーションをもたらすことができます。」

と言える人です。

ちゃんと「ベネフィット」と「トランスフォーメーション」が入ってることが重要です。
(トランスフォーメーションは「こういう風に変わる!」っていうものです。)


バイトを2年やってました、とか、
こういう資格を持ってます、とか、
そういうのは全部フィーチャーです。

つまり、
「だからどういうベネフィット、トランスフォーメーションがあるの?」
が抜けていると意味無いんですよ。


こういう魅力的なオファーができる人は、可愛がられます。

ただ、魅力的なオファーはできるけど、
オファーで出したこと以外をやってと言われた時に、
「それはやりたくない!」
って言う人も意外と多かったりします。


なので、一番いい(気に入られる)のは、

「私は、この会社にとって、こんなベネフィットがあって、
それによって、こんなトランスフォーメーションをもたらすことができます。
でも、この会社が求めることは、それ以外でも何でもやります!!」

という人ですね。


最初の2つを止揚(アウフヘーベン)させた状態です。

こういう人は、気に入られてるし、
僕だったら、一番雇いたくなります。


ちなみに、オファーの達人になれば、
ビジネスでは絶対に成功します。


よく、
「もし、新田さんが全てを失って、
知名度もなくなったら、何からはじめますか?」
と言われることがあります。


「いや、全部なくなったって、知識がなくなってなかったら、
普通に情報発信してたら勝手に人集まって、
すぐうまくいくと思います。」

というのが答えなんですが、それじゃあ納得しないのか、

「じゃあ、知識も全部無くなったらどうしますか?!」

と言われることもあります。


そんな時に答えるのが、

「その業界ですでに成功してる人に、
最高に魅力的なオファーを出します。」

です。


要は、メールを送った相手が思わず、

「おぉ!この人おもしろそう!!会ってみたい!!」

と思うようなメールを書いて、送ればいいのです。


それで、会って、仲良くなって、引き上げてもらいます。


これが最短ルートだと思います。


だから、オファーの達人になったら、
絶対ビジネスで成功できます。


ちなみに、大きく稼いでる人って大抵、
「優秀な若い人を育てたい!」
って思ってます。
(若くなくとも、次世代を育てたいって思ってます。)


なので、
「この人今後伸びていきそうだな」
って思われたら、面倒見てもらえることが多いです。

(まぁでも大抵の場合、面倒見てるふりして、
コキ使われて終わり、ってことも多いので
相手は選んだ方がいいですが・・・)



なので、もし僕が全てを失ったら、
とりあえず、ビジネスで成功してて、御心が良くて、
そんなに社員を雇っていない人を見つけて、
魅力的なオファーを出して、仲良くなって、
その人の手伝いをしたりします。

例えば年収1億円の人がいたら、
多分、何かしらフルコミットして手伝っていけば、
年収を2倍くらいにならできると思うので、

それくらいやったら、何かしら返ってくるはずです。
増えた分の一部をもらえるかもしれないし、
代わりに色んな知識を教えてもらえるかもしれないし、
紹介してもらえるかもしれません。


何らかの形で膨大なエネルギーが集まるので、
そのエネルギーを元に、自分のビジネス作ったら、
すぐに軌道に乗せられるでしょう。


なので、仮に僕が「就職活動」するとしたら、
エントリーシートを書いて、面接受けて・・・

みたいな正規ルートではいきません。


病院で働きたいなら、
病院の先生とか見つけて、
その人のことをリサーチして、
魅力的なオファーを提示して、
その病院がもっと潤う手伝いをします。


その方が面白いし、
自分の成長につながりますからね。


というわけで、今日もいろいろ話しましたが、
こういう話を色々聞いてると
だんだん価値観が変わっていくでしょうから、
どんどんしていこうと思います。


というわけで、今日はこの辺で!

また〜!


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