こんにちは、新田です。
人生において、いかに〝密度〟を高めていくか?
そして、密度には、
1.時間密度
2.情報密度
3.意識密度
4.関係性密度
5.物語密度
があるよ、という話をしてきましたが、
これまで、
1~3について話したので、
今日は「4.関係性密度」について
話そうと思います。
僕はかねてより、
「円(えん)を縁(えん)に変えていこう」
ということを伝え続けてきました。
これは、
目にみえるもの:お金
よりも
目に見えないもの:ご縁
を大事にしていこう、
という考え方です。
多くの人は、
お金(売り上げ)、フォロワー数、実績など
ついつい〝目に見えるもの〟ばかりを追い求め、
そこに一喜一憂してしまいます。
その結果、
目に見えない「ご縁」を蔑ろにして、
「縁を円に変える」
ということをしてしまうのです。
つまり、「お金を稼ぐ」のと引き換えに、
大切なご縁を失っている。
あるいは、
失っていることさえも自覚がなかったりします。
1000人の人を集める代わりに、
一番大切な〝1人〟とのご縁が
知らない間に消えてしまっていたり・・・。
この
「円を縁に変えていく」
という生き方は、
決して「お金がどうでもいい」みたいな
そんな極端な話ではありません。
「目に見える資産」よりも、
「目に見えないものこそ本当の資産」と考え、
「お金」を、
「ご縁」のために使っていく。
それをやっていくことで、
良いご縁の「化学反応」によって、
結果的に、
「円(お金)」も入ってくるのです。
僕が提唱する
〝Story Writing(ストーリーライティング)〟は、
「人生を最高に輝く物語にする」
という意味で、
この物語に欠かせないのが
「ご縁」という考え方です。
しかし、
〝ご縁を繋ぐ〟
ということは、
よく誤解されて捉えられます。
「たくさんご縁を繋ぐために、フォロワーを増やそう」
とか、
「みんなで頻繁に集まって仲良くなろう」
とか、
「仲間をたくさん稼がせて、みんなの自由度を上げよう」
・・・みたいな、
そういうレベルの話ではないんですね。
数を集めたら、そこからご縁のある人が見つかるのではなく、
ご縁とは「一本釣り」なんです。
自分の〝あり方〟によって、
それにふさわしい人が、
自然と引き寄せられる。
メリット、デメリットを超えて、
深いところ、
それこそ、志だったり、理念だったり、
そういった部分で繋がれる仲間となるのです。
だから、
「一緒に志を遂げるための仲間(同志)になっていく」
のです。
お金を稼いで、
自由になって、
やりたいことを一通りやった人って、
人生のどこかで必ず、
襲ってくる「問い」があるんです。
「自分の人生って、何だったんだろ?」
「本当は、何がしたかったんだっけ?」
この問いは、
優しい風のようにふっと訪れるときもあれば、
時に、
人生を揺らす雷鳴のように突然迫ってきて、
苦しくなるときもあります。
そして多くの場合、それは
「やりたいこと」ではなく、
もっと奥にある
「なすべきこと」への呼びかけなのです。
世の中には
〝人生でやりたい100のリスト〟
みたいな言葉が溢れていますが、
本質はむしろ逆で、
〝たった1つ〟
自分が人生をかけてでも
成し遂げたいものに出会えるかどうかで、
人生の「質」は
劇的に変わっていきます。
その〝たった1つ〟を見つけるために、
僕らは情報発信をしている
と言っても過言ではありません。
文章に想いを込めるたび、
言葉を紡ぐたび、
魂の奥底に沈んだ何かが、
少しずつ輪郭を帯びていく。
本来、情報発信とは、
人生という物語において
自分がその〝たった1つ〟を
探す(見つける)ためのプロセスを
発信していくことです。
そして、すべてのビジネスは、お客さんが、
自分の「生きる道」を見つけるお手伝いをすることであり、
それこそが本当の「教育ビジネス」なのだと
僕は一貫して言い続けてきました。
そうして、
ビジネス(コミュニティ)を発展させていくことで、
また新たな仲間が集まって、
物語が紡がれていく。
自分が、最終ゴール(理想の世界)に向かって、
仲間と共に進んでいく物語。
この「凝縮されたもの」を、
僕は「コアストーリー」と呼んでいます。
これが、
自分のビジネスの「軸(大黒柱)」となり、
これは、
自分の人生の方向性を指し示してくれる羅針盤なのです。
ビジネスが成長すればするほど、
色んな繋がりが増えて、
やることも増えて、
だんだん、
方向性を見失いやすくなってしまう。
だからこそ、
ビジネスが成長するほど、
よりより、
自分の人生の方向性(志)を
もっと明確にしていく必要があります。
そのためには、
己の心を磨く必要が出てきます。
心の中にある「余計なもの」を
削ぎ落としていかないといけないから。
その磨き(ブラッシュアップ)のプロセスが、
さらに「コアストーリー」を洗練させ、
それがビジネスをより発展させる。
こうした循環は、
まるで炉(ろ)の中で金属が光を増していくような
美しい螺旋(らせん)の成長であり、
僕は、この生き方を、
「志業錬心(しぎょうれんしん)」
と名付けています。
ビジネスで売り上げを伸ばすことも確かに大事。
だけど、それと同時に、
心を磨いていく(ブラッシュアップする)
これを同時にやっていくのです。
どっちかを蔑ろにするのではなく、
「両輪」で進めていく。
僕は、ビジネスを通して、
この「志業錬心」を実践する仲間を
たくさん集めていきたい。
僕がビジネスをはじめたきっかけは
「教育」にまつわることをやりたい
というのがありました。
でも、教育って、
決して、知識をつけたり、
スキルを身につけることだけではなく、
もっと大事なのがあって、
それは、
学校では決して教わらない。
たとえ教わったとしても、
そこに「経済」が伴っていなかったら、
「空論」になってしまう。
だから、僕は、
「ビジネス」
という業界において、
「志業錬心」
という生き方を広めていくことで、
売り上げを伸ばしながら、
影響力をつけながら、
志に目覚めていく人を増やしていく、
その連鎖を起こしていきたいと思っています。
世界を変えるには、この方法しかない。
そう信じているし、
一緒にそれをやっていきたいと思ってくれる人は、
全員、同志です。
ご縁は、数じゃない。
イイネがどれだけ集まるかとか、
インプがどれだけ伸びるかとか、関係ありませんし、
メリットデメリットとかも関係ない。
むしろ、
〝衝動〟
なるものです。
ここに行けば、
この人と出会えば、
きっと、自分の中の何かが変わるかも
自分の物語が、何か動き出すかも
そんな、〝衝動〟を掻き立てるもの。
だから、なぜか分からないけど、
ここに行きたい!
この人に会いたい!
そんな気持ちが湧き起こる。
〝ご縁とは偶然ではなく、志が呼び寄せる必然である〟
ということです。
自分の発する「想い」に〝共鳴〟した人は、
自然と引き寄せられる。
志を持つ者どうしが出会ったとき、
そこには計算も駆け引きもいりません。
ただ、
「この人と一緒に未来をつくりたい」
「なんか分かんないけど、この人の世界観が好き!」
そんな純粋な想いだけが、
強烈な推進力になります。
勝手に、「関係性密度」は濃くなっていきます。
一緒にいるだけで、「意識密度」も高くなるし、
「情報密度」の高いやり取りが自然とできるし、
密度の濃い時間を過ごすことができます。
AIが発展すると共に、
「うわべだけの綺麗な言葉」
はいくらでも紡げるようになりました。
そんな情報が溢れかえったこの広大な海にて、
〝たった一滴〟でいい
自分の想いを、そこに垂らすこと。
その〝たった一滴〟が、
もし、とてつもなく大きな〝密度〟を持っていたら・・・
それは、海全体を鮮やかに染めて、
自分自身の物語の〝色〟となる。
その色に惹かれた人が集まり、
色と色が重なり、
やがて一つの〝場〟が生まれる。
すべては、その〝一滴〟から。
それが、あなたの〝ほんとうの物語〟を歩き出す瞬間です。
それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
大いなる海を彩る?たった一滴?


