最強ゆえの虚しさ

こんばんは、新田です。


昨日お配りした

「呪術廻戦解説セミナー」

もう見ていただけましたでしょうか？


五条悟&夏油傑という２人の人物にフォーカスを当てて

「生きづらさ」

について解説しました。


一昨日紹介した映画「正欲」でも描かれていましたが、

今って、「生きづらい人」と思っている人が
とても多いんですよね。


もっと言うなら、

「自分はこの世に存在する価値は無いんじゃないか」

と思ってしまったりとか・・・。


なぜ、こんな世界になってしまったのか？というと、

「今って、あらゆるものが自在に手に入ってしまうようになった」

からです。


昔だったら、テレビをつけて
たまに好きなアイドルが見れたら、
それだけで嬉しくなるのが、

今は、ネットを使えば、
自分が好きなアイドルを永遠と見れてしまう。


そして、すぐに飽きてしまう。


「これじゃ、本当の幸せは手に入らない」

ということに気づくのです。


高望みしなければ、あるいは、普通に生きていたら
そこそこの暮らしは普通に手に入ります。


欲しい情報は、いくらでも手に入るようになりましたし、

世界がどうなっているのか、

どんな人たちがいるのか、

全部わかります。


昔だったら、

「もっと世界を知りたい！」

というのが、
生きる希望になっていました。


もっと新しい世界を見た時、
きっと、もっと幸せな人生が待っているのかも？

っていう希望があったのです。


あるいは、「ゴジラー1.０」で描かれているように、

死に直面した時、

人は、思いっきり「生」を感じるのです。


でも、今って、コロナももう落ち着いて、

また平穏な毎日が戻ってきて、

戦争とかも「まぁ日本は大丈夫でしょ」って思うようになって

そこそこ満たされた暮らしができるようになって、


そうなった時に、ふとした瞬間に、

「あれ。何のために生きてるんだっけ・・・？？」

ってなるのです。


そして、世界中と簡単に繋がってしまうが故に、

世の中には、

自分とは比べ物にならないくらい才能がある人が

いくらでもいるんだってことを突きつけられた時、

強烈な無力感が襲ってくるのです。


「自分なんていなくても、世界は当たり前のように回ってるよな」

とか考えてしまうわけです。


だから、人は「五条悟」に憧れる。


あんな風に、

「たった１人で、国を滅ぼせるほどの最強の力」

を持った人間を。


それだけの「力」を持っていたら、

きっと、「生」を思う存分、実感できるんじゃないか？

って思うわけです。


でも、その五条悟ですら、

「虚しさ」

「寂しさ」

を抱えて生きていて、

「一番大事なもの」

を守れなかったことで

「無力感」

を突きつけられていたんです。


そこが、「呪術廻戦」の面白いところですよね。


五条悟は、まだ使命感を持ってやってるからいいんですが、

もし、すべての呪霊を倒したら、

そのあとは、きっと、強烈な虚しさが襲ってくるでしょうね。


去年、

「葬送のフリーレン」

っていうアニメが流行りましたが、

あれって、RPGでラスボスを倒してクリアした後の世界を描いてて、

現代人って、あれと同じ感覚、すなわち、

「もう全部手に入れちゃって、
　欲しいものとか特にないんだけど、
　なんか虚しいよなぁ」

っていう気持ちになっている人が多いんですよね。


まだすぐに死ぬわけではないけど、

遠い先にある「死」が

ぼんやりと近づいてくるのを日々感じて生きていく。


・・・みたいな。


そこで問いたいのは、

「いやいや、なんでもうクリアしちゃったことになってるの？？」

っていうことです。


まだ全然クリアしてないし、

世界は全く平和になってないし、

もっと勉強したら強大な敵はいくらでもいるし、


そして、

その強大な敵は、全く勝てない（抗えない）存在ではない

ということ。


だから、自分１人でゲームクリアして

アガっちゃった気になってないで、

一緒に、新たな冒険に出て、戦おうぜ！

って思うんですよね。


そのために、あえて僕は、

「お金を稼いでも、幸せになれるわけじゃないよ」

って言ってます。


そんなこと言わずに、

「お金稼いだら、こんな素晴らしい生活が待ってるよ！」

って言った方が、みんな希望を持てるし、

ビジネス的には絶対上手くいくに決まってるけど、

あえて夢を壊すことを言ってるのは、

「そんな幻想、さっさと壊して、
　もっと先の世界に行こうよ！」

って言いたいから。


その先の世界に行くためにお金を稼ぎたいなら、

ぜひ、めいっぱい稼いでください。

それこそ、１０億でも、２０億でも。


でも、お金を稼ぐチカラが全てではないし、

そんなチカラなくても、

「あなたは絶対、世界を変えられる。」

ってことを言いたいのです。


でも、それは１人で変えるんじゃない。


そうしようとして失敗したのが五条悟。


ほんのわずかでもいい。

何か少しでも、あなたが作った「変化」が、

巡り巡って、世界を変えるかもしれない。


それが「複雑系」となったこの世界で
可能となったコトです。


そのために、「情報発信」の力を磨いてほしいのです。


１人でも、良いご縁を繋ぐ、ということに
日々チャレンジしてほしいのです。


そのためにも、ぜひ、

「最強ゆえの孤独・虚しさ」

というものを、五条悟の人生を通して
たくさん感じてもらいたいなと思います。


知識ゼロでOKですので、
ぜひ最後までご覧ください。

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呪術廻戦解説セミナー
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ではでは！