SWエンタメ

映画「正欲」から学ぶ「生きづらさ」について

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebook にシェア
Pocket

こんばんは、新田です。


ちょっと前に、NetFlixで見つけた
面白い映画があったので、
それを、今日は最初に紹介したいなと。


それが、

「正欲」

という映画。


これはがっきーが主演の映画なんですが、

「逃げ恥」とかのイメージとは程遠い
くらぁーいがっきーが見れます。笑


この映画ってどういう映画??

ってのを説明するのは難しいんですが、

あえて一言で言うと、

「生きづらさ」

というものを描いているのかな、と。


主人公のがっきーは、

「水が好き」

という変わった性癖があり、

(それゆえ、普通の恋愛には興味がないのです)

この特殊な心をみんなに理解されず、

「生きづらさ」を抱えて生きている

という話。


昨今、LGBTとか言われてますが、

そうした「性的マイノリティ」と呼ばれる人たちが

話題になってますよね。

(LGBT法の賛否に関しては、今は置いといて、、)


この映画で、主人公(がっきー)が
こんなセリフを言っています。

「自分がどういう人間か、人に説明できなくて、
 息ができなくなったことってありますか?
 生きるために必死だった道のりを
 ありえないって簡単に片付けられたこと、ありますか?」

すごく沁みるセリフですよね。


で、、、、

この映画のポイントなんですが、


この映画は、一見すると、

「他人に理解されない特殊な心を持った人って
 大変だよな~」

とか

「なんか生きづらそうで、かわいそうだね~」

っていう話に見えるんですけど、

実は、この映画で本当に伝えたいメッセージは
むしろ「真逆」なんじゃないかと思っていて、

すなわち、

「一見、普通に思える人の方が、
 実は生きづらい(しんどい生き方をしている)のに、
 それに気づいてすらいない」

ということ。


このことに、主人公は最後に気づいて、
むしろ「強く生きていこう」と思った

ということが、映画の最後のセリフにて、
象徴的に描かれているのです。


世の中で「自分は普通だ!」と思ってる人って、

普通に、お金を稼いで、それなりの地位を手に入れて、

自由を手に入れて、栄光や名誉を手に入れる、、みたいな、

「自分は、それなりに幸せを手に入れているはずだ!」

って思い込んでる人に限って、

そういう人が、
全然幸せを手に入れていない

むしろ、(主人公から見たら)

「あなたの方が、よっぽど生きづらそうに見える」

のです。


つまり、別に、LGBTとか関係なく、

誰しもが、何かしら、

「生きにくいな」

って感じていることって

あるんじゃないかな~?と思うんですよね。


でも、それを誤魔化して生きているんです。


そういえば、
よく、天才数学者や、天才芸術家の
半生を描いた映画なんかを見ると、

彼らはたいてい「変人」「狂人」扱いされていて、

とても普通の人には理解できない部分が多く、

「なんで、こんな当たり前のことができないの??」

ということが、できない(その感覚が欠如している)ことが

往々にしてあって、

とても生きづらそうです。


でも、生きづらいけど、
彼らはそれで心が折れたりしていないのです。


なぜなら、それ以上の「信念」「目指している未来」があるから。


でも、たくさん苦労はしていると思います。


この世の中は、

「みんなと同じ」

であることが良しとされて、

マイノリティは排除されてしまう世界です。


もっと言えば、

「色んなことが平均的にできる人」

が評価される世の中です。


例えば、すべての才能を「数学」だけに全振りしている人は、

中・高と落ちこぼれます。


だって、中・高では、
英語、数学、国語、理科、社会と
満遍なくできないといけず、

数学はどれだけできても「100点」を超えません。

その人は、数学レベルで言ったら
本当は1万点くらいあるかもしれないのに、

試験では100点以上は測られないので、
他の教科との総合点で見た時に、

「他の人より劣っている」

と評価されてしまいます。


何かに秀でている人は、

たいてい、その分、何かを失っていて、

それによってバランスを取っています。


ちなみに、僕も、昔から、

「得意なこと」

「全くできないこと」

の差がとても激しくて、
それで苦労したことが多いです。


例えば、実は僕は、

「人の話を聞くこと」

が苦手で、特に、

「人のエピソードを聞くのが苦手」

というのがありました。


「じゃあ、なんでストーリーライターやってるの??」

って話なんですが、

僕は、昔から、

「シンプルで、単純なエピソードを理解する能力」

が欠けてるんですよね。


だから、小説とか読めないんです。

どうしてもストーリーが頭に入って来ないんですよね。


その代わり、複雑に入り組んだ、
抽象的な話は、人よりすぐに理解できました。


だから、僕は、コンサルとかする時に、

その人の話を聞きながら、

「あえて、めちゃめちゃ難しくて複雑な話に脳内変換して、
 それを数学的な脳を使って理解する」

ということをやっています。


多分、他の人からしたら、
ものすごく面倒くさそうなことをやってるんですが、
そうしないと理解できないのです。


だから、普通の人が当たり前のようにすぐ理解できることが
僕にとってはものすごく負担なことで、

日常会話で

「今日こういうことがあってさ~」

という話が全然頭に入って来なかったりして、

逆に、ものすごく抽象的な話は、
サクッと理解できてしまったり、

映画とか見たら、
普通の人が見抜けないような背景の色んな情報だったり、
製作者がどんな気持ちで作っているかとかまで、
詳細に分かってしまったりもします。


長所でもあり欠点でもあるので、
この辺のアンバランスさが、
僕は(特に昔は)いつもしんどかったのです。


だから、

「抽象世界だけで生きていきたい」

「現実世界で生きるのはしんどい」

ってずっと思っていました。


・・・とは言っても、

この現実世界を生きていかないといけないので、

「どうすれば、うまく適合できるか?」

ということを、
考えていかないといけなかったわけです。


ちょっと話が逸れましたが、

この映画でもテーマにしている

「生きづらさ」

この正体は何なのか??


これは、僕が今年、研究対象としていることであり、

特に、昨今、非常に重要なテーマでもあります。


人それぞれ、「生きづらいな」って思うことって
色々あるはずです。


そして、そう思う理由は、
その人が作っている「セカイ」に原因があります。

また、その「セカイ」が作られた理由が必ずあります。


こういったものが
どういうメカニズムで作られるのか??


それを解き明かしていくのが、
今年やっていることです。


特に、「アルケミスト」では、
「カバラ(生命の樹)」を通して、

「心の仕組み」

というものを解き明かしています。


すでに2回受けられている方は、

世界の見え方がかなり変わったのではないでしょうか。


この「心の仕組み」の初歩の初歩が、
コピーライティングとかで言われていることです。


例えば、有名なところで言うと、

「人は、感情で行動を決定し、
 理性で正当化する」

みたいなやつですね。


コピーライティングごときでは、

「生きづらさの理由」

みたいな深い次元のことを理解することはできません。


だから、もっともっと、
「心」を学んで、
「心」に詳しくなって、

そして、自分の心を、正しく扱えること

それを、今年は目指していきましょう!!