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久しぶりに超おすすめの映画がありました。

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こんばんは、新田です。

久しぶりに、オススメしたい映画と出会いました。


それが、現在公開中の映画

「ゴジラー1.0」

です。


いやぁ~~~~~っ、面白かったッ・・・!!


今年は、

「BLUE GIANT」

とこれ(ゴジラー1.0)の2トップかなぁと
個人的には思っています。

(ちなみに、去年の2トップは、「すずめの戸締り」「RRR」でした!)


ゴジラといえば、

数年前に「シンゴジラ」という

エヴァの監督が作った映画も話題になりましたが

僕は、断然こっち(ゴジラー1.0)が好きですね。


・・・というか、
僕は「怪獣映画系」は相当好きな方なんですけど、
その中でも歴代トップなんじゃないかな~。


しかも、今の人に合わせて、
全年齢層が楽しめるようにデザインされていて、
色々と学びが多いです。


最近の人たちって、
ショート動画とかに慣れてて、

「映画の前半は退屈なシーン」

とかだと、
もう耐えられなくなってるんですよね。


その点、
この映画は、もう冒頭5分くらいで
いきなり衝撃的展開が続き、

飽きるところがありません!


また、

「君たちはどう生きるか?」

みたいな難解なストーリーも無く、

超シンプルで、超王道!


だけど、感動要素もあって、

最初から最後まで、ずっと釘付けでした。


ちなみに、今回の

「ゴジラー1.0」

の監督である山崎貴監督の作品で、
過去、一番ヒットしたのが「永遠の0」なんですが、
(その次が「Stand by me ドラえもん」)

「永遠の0」の良かったところも、
今回の「ゴジラ」にも全部盛り込まれてた印象でした。


なので、単なる「怪獣モノ」というだけではなく、

「家族」
「日本人の精神」
「生きるって何か?」

などもテーマになっている、
心あたたまる物語でもあります。


そして、映像技術は、

「日本も、ついにここまで来たか・・・!」

と言えるくらい完成度が高く、

「グロいシーン」

とか、

「爆音とかで驚かせるシーン(心臓に悪いシーン)」

は全く無いのに、

なのに、映像の迫力がすごくて、
ゴジラが超~~怖いです(笑)


ここが凄かったですね。

結構人は死んだりするんだけど、
直接的な死亡シーンは全然描かれておらず、
(ワンピースみたいな感じですね)

小さい子でも観れるようになっているけど、

ただ、ゴジラが「あまりにも圧倒的な存在」すぎて、

もう、途中までの「絶望感」が
やばかったです(笑)


で、、、さて、

このタイトルの「ー1.0」というは、
色んな意味が込められていると思うのですが、

その1つは、
時代設定のことを言っています。

初代ゴジラが公開されたのが1954年なのですが、

今回は、そのさらに前の、
戦後(1945年~)が舞台なのです。

(まぁ要は、初代よりも前の、最初のゴジラ、
 という「後付け設定」なわけです。笑)


戦争に負けて、ボロボロになって、

そこから復興しようとしている日本に、

ゴジラが上陸するという、

設定からして「絶望」でしかないんですが、

想像以上に「絶望」のオンパレードです。


そんな中で、
どうやって「希望」を見出していくか?

というのが、今回の物語。


日本は、戦争に負けたのですが、

生き残った人たちの心の中では、

戦争は終わっていませんでした。


日本を守るために、
命を賭して戦い、散っていった人たちがいて、

そんな中で、自分たちは生き残った・・・。


ある意味、

「戦争の時、日本に貢献できなかった人たち」

がたくさんいたのです。


僕は、

「中途半端な絶望って、一番タチが悪い」

って思ってます。


だって、なかなか立ち直れないからです。



絶望するなら、一回、とことん絶望した方がいい。


絶望し切った時に、

「陰極まって陽に転じる」

ということが起きて、

希望の光が見えてくるのです。


そうやって、絶望の中、

「心の戦争を終わらせる(みたましずめする)」

ために、日本人たちがどう生きていくか?!

というのが、今回のテーマです。


つまり、今回の映画におけるゴジラは、まさに、

「彼らの “心の中の戦争” が作り上げた怪物」

なのでしょう。


この点が、これまでの「ゴジラ」と
決定的に違う部分と言えるでしょう。


かつてのゴジラは、

「核」「戦争」

に対しての警告として、

つまり、物理的な脅威に対する恐怖の象徴として

描かれてきたのですが、


今回は、

「心の中の放射性廃棄物(核)」

「心の中の戦争」

への恐怖の象徴として、

ゴジラを描いてるんじゃないかな

という印象でした。


「ー1.0」のもう1つの意味は、
現実世界における戦争や核だけでなく、

心の中の世界(見えない世界)における
戦争の脅威について描いているので、

「ー(マイナス)」を付けてるのかな?

と感じました。


でも、単に「マイナス」で終わるのではありません。

「マイナス」の存在であるゴジラが来ることで、

「マイナス」を持っていた人たちが

一致団結して、

共に自分の心の中の戦争を終わらせるために
立ち上がっていく姿が、
日本人らしくてカッコいいのです。


まさに、

マイナス × マイナス = プラス

を作るために生まれたゴジラなのだと思います。


心の中の放射性物質は、
単に心の中を侵食するだけでなく、

「核融合」

を起こして、エネルギーに変えて、
人々は目覚めていくのです。


だから、もし、本当にあの映画のように
ゴジラが戦後来ていたら、
日本はもっと、(精神的に)強い国になっただろうなぁ

と思います。


でも、今こそ、
見えないゴジラが現れているようなものなので、

みんなで一致団結して、
戦っていくべき時なんだ

というメッセージなのかもしれませんね。


・・・と、
このくらいの前提を入れた上で観ていただけたら
かなり楽しめるんじゃないかと思います!


本当は、ネタバレありで解説したいことが
いっぱいありますが、

これはネタバレ無しで見た方が絶対面白いので、

詳しくは書きません!


今年初めに、BLUE GIANTをオススメして、

「映画館で観て良かった!!」

って方が多かったですが、

この映画も、絶対、
映画館で観た方が良いタイプの映画です!!


もしつまんなかったら、
文句言いにきてもらって構いません!


最後の戦闘の時に
ゴジラのテーマソングが流れてきた時は
大興奮でした!


ぜひ、年末年始に、
映画館で体感してください!!

恋人や家族と行くのもオススメですよ!


それでは、また。