こんばんは、新田です。
今日は、久しぶりに、
オススメしたいアニメがあるので
ご紹介いたします。
それが、
「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」
という作品です!
これはね、ブーム来ますよ!!
2020年:鬼滅の刃
2021年:呪術廻戦
に続いて、2022年、
ジャンプが総力をあげて、
大ヒットをガチで狙いに行っているのが
この「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」なのです。
これについては、
解説セミナーやりたい!!!
(むしろ、半年間講座やりたい!!)
ってくらい、喋りたいことがたくさんあるので、
まず見てみてください!!
(ストーリーライティング参加者は、課題推薦アニメです)
・・・ってだけだと、
よく分からないと思うので、
まずは簡単に説明させてください。
この物語は、
・超優秀なスパイである夫
・プロの殺し屋をしている妻
・人体実験によって人の心が読める力を得た娘
という濃いメンツの3人が、お互いの経歴・能力を隠しながら
偽りの家族を作り、そこから家族の絆を育んでいくという話です。
この作品、一見すると、
「よくある設定」
を寄せ集めたもののように見えます。
例えば、スパイが自分の経歴を隠して
普通の夫婦を演じるというのは、
ちょっと前に流行った綾瀬はるかのドラマ
「奥様は取り扱い注意」
とソックリです。
ただ、ここに、
「心を読める超能力を持った娘(アーニャ)」
というぶっ飛んだ設定のキャラが混ざることで、
独特の世界観を作り上げています。
どっちかというと、娘(アーニャ)が
ストーリーの中心になっています。
なので、ストーリーの構成としては、
「名探偵コナン」
に近いものがあるなと感じます。
ちょっと抜けたところがある旦那(ロイド):毛利小五郎ポジション
人間離れした強さを持つ妻(ヨル):毛利蘭ポジション
大人たちを手のひらの上で転がす子供(アーニャ):コナンポジション
によって、
アーニャが皆の知らないところで色々と立ち回って、
さまざまな問題を解決していく、という流れなのですが、
コナンとの違いとしては、
コナンは、あまりにコナン君が最強すぎて
(ちょっと人間離れした知能と運動神経を持つ)
ほとんどコナン君が全てやっちゃうか、
ゲスト的に登場するキャラ(キッド、平次、安室、赤井、etc…)に華を持たせるかで、
基本メンバー(小五郎など)は、何も知らないまま解決することが多いのに対して、
この「スパイファミリー」では、
とにかく基本の3人が中心となり、
それぞれの持ち味を発揮して、
全員で協力して、さまざまな問題を解決していく、
というストーリーになっています。
基本的にはコメディなのですが、
たまに超シリアスな展開にもなります。
特に、7巻からの「クルーズ編」からは、
映画化してもいいんじゃないかってくらい
面白い展開になっていて、
鬼滅の刃も、7巻から「無限列車編」なので、
2クールアニメ → 映画
という鬼滅での勝ちパターンを
踏襲する可能性もあるなと思っています。
・・・と、色々前提を話しましたが、
この、
「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」
細かい設定は、
色んな作品と似ている部分が多かったりしますが、
それでも、
「他の作品にはない、最大の特徴」
がこの物語にはあるのです!
それが、
「世界を平和にするために、”全力で” 家族愛を育む物語である」
という点です。
主人公のロイド・フォージャーは、
007並みの超優秀なスパイで、
どんな人物にも変装できて、
高いIQを持ち、
べらぼうに強い、
まさにパーフェクト超人なわけで、
数々の任務を、難なくこなして来ました。
そんな彼に与えられた任務というのが、
「ターゲットに近づくために、家族を作れ」
だったのです。
ここから、彼は、人生で味わったことのない「挫折」を
何度も味わうことになるのです。
普通、こうしたスパイ系の物語は、
ミッションがメイン、
それも大規模な組織に潜入したりして、
ド派手なことをして、世界を平和にする、
という話になって、
家族は、あくまでオマケで、
家では普通の旦那を演じるだけ、となりがちです。
しかし、この物語の主人公(ロイド)は
たまたま選んだ家族が、
・プロの殺し屋の嫁
・超能力者の娘
を家族にしてしまったばかりに、
全然思い通りにいかないのです。
だけど、家族の関係を良好にしなければ、
ターゲットとなる人物に近づくことができず、
世界の平和は守られません。
だから、世界平和を本気で目指すために、
「目の前の家族を、全力で愛さなければいけない」
のです。
さて・・・
ストーリーライティングは、
漫画や映画などの作品から
人生に活かせる価値観(パラダイム)を学んでいこう!
というものです。
これまで、
・君の名は。
・鬼滅の刃
・ワンピース
・東京卍リベンジャーズ
etc..
とさまざまな作品から、
「これを人生にどう生かすか??」
という話に繋げてきましたが、
今回の「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」でも、
人生に活かせる学びが非常に多いです。
そこで、
「SPY×FAMILY(スパイファミリー)パラダイム」
と名付けるものがあるとするなら・・・
「世界を変えたい!!って本気で思うなら、
そのために、目の前の人を全力で愛することができているか?!」
という視点です。
「自分は世界をこうしたいんだ!!」
と大きな志に燃えている人に限って、
意外と、
身近な人(家族とか)がボロボロだったりします。
「自分は世界を変える大きなお役目があるんだから、
別に家族のことなんてほっといていいんだ、らそこに構ってる場合じゃない。」
と考えるのです。
それも、1つの視点ではあるかもしれません。
でも、全く真逆の視点も、あります。
それが、
「目の前のたった1人すら大事にできない人が、
どうして世界を変えれるのか?」
という視点。
この考えの前提にあるのが、
「フラクタル」
という考え方です。
このフラクタル理論によると、
目の前のたった1人との関係性は、
その他全ての人との関係性にウツっていく、
つまり「相似(そうじ)形」となっていく
のです。
自分の嫁にすら信用されていない人が、
ビジネスをやっても、
表面的なテクニックで信用されるかもしれませんが
真の意味で、深いところでの信用を得ることはありません。
嫁に、
「あなたは責任感がない!!」
って思われている人は、
会社でも、やっぱり同じように思われています。
(皆、口にしなくとも、心の中でそう思っているのです。)
この「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」の主人公(ロイド)は、
これまで何でもうまくいってきた完璧超人だったのに、
彼にとって、唯一苦手な、
「嫁や娘と、深い絆を作っていく」
ということに、世界を平和にするために、真剣に向き合わなければいけない、
って状況に陥ったのです。
普段は天才的な能力を発揮する彼なのに、
子育てとなると、途端にポンコツなところがたくさん垣間見えて、
それが可愛くもあります。
そんな「ポンコツな父親」だから、
コナン的なポジションで、真の主人公(アーニャ)が
裏で色々立ち回ってくれるのです。
(もう、超可愛いです、アーニャ!!)
さらに、「殺し屋」というぶっ飛んだ設定の嫁。
普段はほわわーんとしている彼女が、
たまーに、バンバン人を殺しまくっていくので、
それが超シュールです(笑
(もちろん、悪い人しか殺さないです。)
本気で世界平和を目的としながら、
天才スパイが必死に、全力で、夫婦円満&子育てに奮闘する、というストーリーは
今までなかったのではないでしょうか。
僕らは、今目の前にいる人と、
それくらいの気持ちで、向き合えてるのか?!
というのを、この作品を通して、問うてみると面白いなも思います。
そんな、「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」が、
いよいよアニメ化されました。
・「進撃の巨人」など数々のヒット作を生んだ信頼のある制作会社(しかも2社共同制作)
・オープニングは東京卍リベンジャーズのOP「Cry baby」を歌った髭ダン
・エンディングはドラえもんなどで子供に大人気の星野源
・声優は実力派の人ばかり
という、もう「最強の布陣」で、
満を辞して望んでいます(笑
隙がなさすぎて、
全力で大ヒットを狙いにきてますね。
「鬼滅の刃」で400億円(歴代1位)を叩き出して、
もはやアニメの常識が書き変わりました。
歴代のヒット作、例えば、
・ドラゴンボール
・ワンピース
とかって、あまり金をかけずに
原作のポテンシャルだけで売れてきたんですよね。
でも、「鬼滅の刃」によって、
もともと良い原作に、さらに
ありえないほど金をつぎ込んで、
飛び抜けたクオリティのものを作ったら、
メガヒットが生まれる。
ということを証明してくれたので、
最近では、ワンピースとかも、
作画に力を入れるようになりましたね。
ちなみに、
「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」
は、漫画版は全話無料で読めます!
スマホのJUMP+というアプリをDLすれば、
今なら、最新話まで、全話無料です!(すごい・・!)
爆発的ヒットを本気で狙っているから、
今は全部無料でばら撒いてしまおうという作戦なのだと思います。
本当、面白いんで、
(特に44話からの「クルーズ編」は必見!)
ぜひ、読んでみてください!!
そして、アニメも、毎週見ましょう!!
(Netflix、Amazonprimeなどでも見れます!)
というわけで、皆が読み終わったら、
またちょくちょく、解説していけたらと思います。
当分僕は布教していく予定です。
見てまたら、また、ぜひ感想くださいね。
それでは、ありがとうございました。