溝江達英

ポケモンGOのビジネスモデル研究その2

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebook にシェア
Pocket

こんばんは、新田です。

昨日のメールで、
「ポケモンGO、興味無かったんですけど、やりたいなと思うようになりました!!」
といったメールが結構来てて、複雑な気持ちです(苦笑)

別にプレイヤーを増やそうと思って書いたわけではないんですが、
おそらく社会現象になるので、注目はしておいた方が良いと思います。

mixi、twitter、FacebookをはじめとするSNSの、
新しい形になっていく可能性すらあります。
別にポケモンがそうなる、って言ってるわけではなくて、
このモデル自体が、って意味です。


今後予想される展開、特にビジネスに関連してくる事について、
3つほど言及させて頂きたいなと思います。

1.経営者がアイテムを利用した店舗集客を始める
これは既にアメリカでは行われているようなので、もう確定ですが、
レアなポケモンを自分の店に出るアイテムを買う事で、
ポケモン目的で来店させる、という事をやる店舗が続出するでしょう。

しかも、アイテムによって(つまり、店によって)出るポケモンが違う、というのも面白い点です。
飽和しずらい仕組みを取っているので、経済効果は高いと思います。


ただし、それでもいずれは飽和するでしょう。

飽和したら、新しいレアポケモンを導入していけばいい、となる可能性もありますが、
折角シンプルに攻めてるのに、どんどん複雑化させていくのもどうかと思います。

それは任天堂が考える事なのですが、じゃあお店からすると、
ポケモン目的で集まったお客さんを、いかにコミュニティ化していくか?が、
鍵になって来ると思います。

単にポケモンに迎合してしまっては意味が無くて、
いかに自分のお店で打ち出している世界観を調和させるか?


特に大事なのは、ポケモンに興味無い人と、ポケモンに興味を持って来る人が、
同じ世界観で楽しめるかどうか、なのだと思います。

つまり、自分の打ち出している「理想の世界」が、
「ポケモン」というフィールドにチャンクダウンした際に、
再定義(言語化)する事ができる、という事が重要で、
ポケモンの世界を自分の世界観の上位に置いてしまったら負けです。

ポケモン目的で来たのに、いつの間にかそのお店の世界観が好きになった!
というのが理想です。
ポケモンはあくまで来るモチベーションであって、
実際に消費すべきは、そのお店自体の世界観ですから。


2.SNSの自然発生
ポケモンは、明確にSNSという形のものは存在しませんが、
非常にSNS的な構造となっています。

「コミュニティ的」とも言えます。

コミュニティの定義は、広義では、
「共通の理想の世界(軸)をもとに集まっている」
という状態であり、それが決して物理的に集まる必要は無いし、
Facebookのようなグループを作る必要もないし、
各々が「コミュニティに属している」という意識を持っていれば、
それはコミュニティとなるのです。

つまり、例えば、僕の講座に参加して下さっている方は、
たとえオンライン上で学んでいるとしても、コミュニティに入って、
抽象世界で集まってる、と考えられます。

この世界は、
「抽象度の高い世界(抽象世界)で起こっている事が、
現実に写像されて現象化していく」
という風にして成り立っています。
(個人のレベルで言えば、潜在意識にあるものが顕在化していく、という事になるし、
特定の集団の中にいる場合であれば、『場』ができて、場の中にいる人は、
その影響を受けて変化していく、と考えられます。)


つまり、先にコミュニティというものを抽象概念に存在させて、臨場感を高めれば、
それが勝手に物理世界に写像されて、人が集まっていくのです。


ポケモンは、既に、抽象世界においてSNS的な構造を取っているけど、
実際には、狭義での、つまりFacebokのようなSNSは存在しません。

なので、任天堂が今後作るかもしれませんが、
もし作られなかったとしても、自然とそういったものができていくと思います。


ここで、「集客」に関して、根本的な概念を説明すると、
抽象世界において、”人が集まる場”と、”自分の場”に、
情報のパイプを作る、みたいなイメージです。

それが何を意味するか?というと、
人が集まっている場を見つけて、その性質を理解して、
自分の世界と繋がる「接合点」となるコンセプト、キャッチコピーを作って、
その場(集客する元となる場)で打ち出す、という事になります。


ポケモンはおそらく、今後、色んな店舗で、集客に使われますが、
自分でコミュニティを作ってそこに集めるか、
既に存在するコミュニティから移植する形で自分のコミュニティを派生させていくか、
どっちのスタンスを取るのかは考える必要があります。

ちょっとこれだけムーブメントになっていたら
「たかがゲーム」とバカにできないレベルなので、
活用方法は色々考えてみても面白いと思います。


3.ポケモンと時間を共有するビジネスが展開される
これが、今回一番話したかった事です。

前回書かなかったのですが、
ポケモンGOの成功要因として大きいのが、
「スキマ時間にプレイさせる」
というスタイルを取らせている、という点なのです。


情報ビジネス(コンテンツビジネス)において、
昔と今とで大きな違いがあって、
今の時代、昔のように、莫大な時間を最初から注いではくれない!のです。


昔は、ロクヨンとか、WIiとかを買って、家で何時間もプレイしてくれるのが普通でしたが、
今や、そこまで皆暇じゃないし、もっと色んな「やりたい事」が増えています。
(もちろん、今も時間を使ってくれる人はいますが、減って来ているように思います。)

Wiiのライバルはプレステではなくて、
テレビであり、youtubeであり、ニコニコ動画であり、
少年ジャンプであり、Facebookであり、メルマガです。

ようするに、ゲーム同士で戦うのではなく、今は、
「いかに、限られた『余剰時間』のシェアを獲得できるか?」
が大事になってきます。

「余剰時間のシェア」とは何か?

そもそもシェアとは、「占有」と「共有」の2つの意味がありますが、
シェアを獲得する、にも、この2つの意味が同時に含まれます。

つまり、
・電車に乗っている時
・会社で仕事中にトイレに行って一息ついている時
・家に帰ってご飯をたべた後、お風呂に入る前のぼーっとしている時

こんな、1日の中で10〜20分程度の少し余った時間、
これを何に使ってもらうか?が大事になってきます。

「電車に乗っている」をやめてもらって時間を使ってもらうのではなく、
電車に乗っている時間と、自分に使ってもらう時間を、シェア(共有)するのです。


僕らのような、情報コンテンツを販売する人間の仕事は、
「本来、無駄な事に使われているエネルギー(時間)を、『自分の成長』の為に使ってもらう」
という事なのだと思っています。

もっと究極は、
「暇な時間を、世の中のために何かできないか?を考えてもらう時間に変えさせる」
のが僕の仕事だと思っています。


つまり、ポケモンGOは、僕らのライバルでもあります。
しかし、仲間でもあります。

ここが面白いところなのです。

敵にするのではなく、いかに調和していけるか?を考えれば、
他人がシェア(占有)している時間を、シェア(共有)できるのです。

ポケモンGOがシェア(占有)している時間、つまりプレイしている時間に、
ビジネス視点で考える時間をシェア(共有)させる事ができたら、
僕が昨日書いたメルマガは報われるのです。


ポケモンGOは、スキマ時間(余剰時間)のシェアを獲得するのが、
圧倒的に上手で、ある意味、中毒性の高い恐ろしいものです。

新しい場所に行く度に、
ポケモンについての脳のニューロンが発火するように
アンカリングされていくわけですからね。


暇な時間ができたらついついポケモンGOの事ばかり考えてしまう、
という状態にさせてしまうからです。

ポケモンに恋させるよう、デザインがなされているのです。



普段、余った時間があった時に、何が第一優先で来るのか?

これは、人生を大きく左右します。

1.暇(余った時間)があったらFaccebookを見る

2.暇(余った時間)があったら好きな人の事をずっと考える

3.暇(余った時間)があったら読書をする

4.暇(余った時間)があったら次のビジネスのアイデアを考える

5.暇(余った時間)があったら世の中をもっと良くするために何かできないかを考える

色々あるとは思いますが、どれが第一優先で来るかが大事です。

これが、
「自分の成長」か「世の中への貢献」
を考える、言わばそれがコンフォートゾーンになっている人は、
勝手に成長していくし、勝手にビジネスもうまくいきます。


それは、位置エネルギーを高く保ち続ける、という事です。

位置エネルギーが高い状態だと、理性が正しく働き、
例えば余った時間に勉強しよう、とか、ビジネスを構築しよう、
とか考えるようになります。


位置エネルギーが下がって来ると、大脳辺縁系(内側の動物脳)優位になり、
刺激的なものを求めたり、ボーっと動画やFacebookを見たり、
だらだらとゲームをやり続けます。

その状態(動物脳状態)でポケモンGOを、
ボーっと何時間もやるのは本当最悪です。
エネルギーの無駄です。

やるなら、意識の高い状態でやるべきです。

マインドシェアをゲームに奪われるのはバカげています。

根底にあるものは何か?を忘れてしまうと、
ゲーム以下の位置エネルギーになり、人生狂います。


そうやって無駄な事、位置エネルギーの低いものに、
暇な時間を使っている人が、世の中には大勢いるわけで、
情報ビジネスは、その時間に、「成長の時間」に変える役割を持っています。

そんな手伝いができるビジネスを、
今や個人が誰でもできるわけで、
しかもそれだけで十分生きていける仕組みが構築できるわけですから、
無駄な事に時間を使う暇があったら、早急に取りかかるべきです。


いずれ、僕は全ての業界で「教育産業化」を行い、
あらゆるビジネスが、ネットビジネスと繋がり、情報コンテンツの提供を行うビジネスにする、
という事を目指しています。

別にそれが有料、無料かは関係ありません。
純粋に、来てくれたお客さんに、何かしらの成長の種を与えて、持って帰ってもらう、
それは決して言語化するだけが全てではなくて、
例えば圧倒的な世界観を表現したお店で、来るだけでその世界観に触れて、
生き方が変わる(無為にして化す)ような。

そんなものでももちろんOK(むしろ最高!)。


昨日紹介した英語講座「超越文法」は、
まさに、1日のスキマ時間を、勉強に使ってもらう為に作りました。

1日10〜20分(時には動画も配るのでもうちょいかかります)くらい、
スキマ時間を使って学んでもらいたいのです。

別に「英語」というのはあくまできっかけであって、取っ掛かりであって、
それがメインではありません。

このメルマガも「ビジネスメルマガ」って一応ジャンル分けしてるだけで
毎回ビジネスの話してるとは限らないし
昨日、今日のようにゲームの話したりもしてます。

でも、根底にある考え方を常に伝えて、
何か気付いてもらいたい、という事があるのです。


そんな風に、英語を学ぶ、というのはあくまで「きっかけ」なので、
「英語を学びたいかどうか」
で判断しないでもらいたいのです。

別に英語なんて無くたって生きていけます。

今はGoogle翻訳もありますしね。


ただ、「ついでに英語もできるようになる」というベネフィットが何かあった方が
モチベーションにはなるだろう、という事で、取って付けただけです。

根本は「頭を良くする講座」であり、もっと言えば、
「世の中の為に何か貢献するビジネスをしてもらう基盤作り」
のつもりで作っていくので、記憶力が上がったり、
勉強の仕方、本の読み方自体は激変すると思いますし、
最終的には日本語の精度が上がって、コピーライティング力も向上したり、
マインドセットの話も色々していくので、見てる世界はガラリと変わる筈です。


本質らしき事を語って
「ほら、これが本質なんだから、何にでも応用できるんだよ。
ビジネスにも応用できるから、後は頑張ってね」
みたいな無責任な事は言いません。

本当に、記憶術の具体的なやり方だったり、勉強の仕方、
ビジネスへの応用の仕方など、細かく解説します。
(ついでに、英文法だったり、聞き取りの練習法だったり、
そういった英語的な事も解説します。)

しかも、単なる「英語の講座」ではなく、世界中のどこにも無い講座を目指しているので、
メルマガも、僕が普段使っている用語(ビジネス用語、数学物理用語)だけを使って
解説していくつもりです。

なので、今まで通り、僕のメルマガを読むつもりで読んでたら
いつの間にか英語ができるようになってた、
みたいな感じになったらいいなぁと。


自分で言うのもなんですが、
勉強系の講座でここまで密度の濃い(かつ実践的な)ものは
なかなか無いんじゃないか?と思ってます。

その理由は、どの教材も、一方的にコンテンツを配って終わり、だからです。
僕みたいに、全員の状況を見ながら、メールでフォローしたりしつつ、進めていく、
というスタイルを教育産業において取っている人がほぼいないからです。


別に、既に何かやってて、そっちで忙しい、って事だったらいいんですが、
ポケモンGOに(あるいは他の位置エネルギーの低いもの)に
ついついマインドシェアを奪われるくらいなら(笑)、
毎日配信されるメールを読む習慣を付けるだけも、
心の中に新たな領域が作れて、面白いと思いますし、
絶対、それだけで人生変わります。

昨日久しぶりに流したら、
まだ1日経ってないですが既に250名くらい参加者が集まってくれていて、
(一部、先行で集めた方も含んでいます)
これだけ集まったら、結構盛り上がりそうで、楽しみですね。

もうさっそくスタートしてますので、
楽しんでいってください!!

というわけで、昨日紹介した英語講座「超越文法」はこちら



それでは、ありがとうございました!


PS.
因みに、この「超越文法」というタイトルを考えるだけで
半年くらい悩みました。
そういう、「タイトル付け」に関しては、語学的な脳が非常に大事になってきます。
そういったコピーライティング的話も混ぜていきますので、
ビジネス能力も格段に上がる筈です。

人は、顕在意識で文章を読みつつ、潜在意識に色んな情報が入ってきます。
それは、書き手が、気付かれないように入れた仕掛けが、沢山存在するからです。
そういったものを読み取るには「書き手の気持ち」を読み取りながら、
文章を読んでいく事が必要です。

超越文法では、たった1文から、どれだけの情報が読み取れるか?
というのを重視します。
そういった訓練をしていく事で、裏側の情報にアクセスする目を養う事ができるからです。
そういった話も、楽しみにしててください。