こんばんは、新田です。
前回、
「暇な時に何をする(考える)か?が非常に重要!」
という話をしました。
その点、ポケモンは、
「人を中毒にする仕組みが上手く研究されて作られているので、参考にしたら良い」
と書いたのですが、多分、
「よーし、研究するぞ!」
と意気込んでいるうちに、逆に中毒になっている人が沢山いると思うので、
そろそろ注意喚起的なメールを出しておこうかなと思いました。
因みに、僕のメールボックスには、
(なぜか登録してない筈の人も含めて)色んなメルマガが来るんですが、
やたらとポケモンの話題ばっかりだったので、久しぶりに色々読んでみました。
知らない人ばっかりなんですけど。
すると、綺麗に賛否両論でした。
「ポケモンはじめました!楽しいです!!」
という意見と、
「ポケモンは有害だからやるべきでない!」
という意見ですね。
僕はどっちも一理あると思ってます。
「有害」という側面は非常に大きいです。
前回話した通り、「暇ができた時に、その時間を奪う」ツールなわけですから、
もっと他にできた筈の多くの事と比べると、明らかに時間が勿体無いです。
しかし、だからと言って、
「これは有害なツールだから無くなるべきだ!!」
と主張したところで、もうポケモンの流れを止めるのは不可能です。
「じゃあせめて、自分のコミュニティのメンバーだけでもやめさせる!」
というのも1つの手ですが、これだけ流行っているものを
止めるなんてできないでしょう。
ならば、僕にできる事は何だろう?と必死に考えたんですね。
一度作られた流れは、それが良い悪いに関係無く、もう止める事ができません。
ポケモンでは最初の街で
「科学の力ってすげー!」
って言うオッサンがいつもいますが、
科学の発展は止められないものです。
受け継がれる意思、時代のうねり、人の夢と同じくらい止められないものです。
一度作られたものは、いくら「無くなるべきだ!」と主張したところで、のれんに腕押しです。
ポケモン自体は、そんな長く続かないかもしれませんが、
仮にポケモンのブームが去っても、一度できてしまった成功モデルは、
形を変えて何度も来ます。
だから、良い面、悪い面はある(悪い面がかなり大きい気がする)けど、
一度できてしまったものは受け入れるしかないのです。
受け入れて、それに対して自分はどう付き合っていくのか?が大事なわけです。
そもそも興味が無い人はそれでいいと思うし、
それでも、既にTwitterよりユーザーが多いわけですから、
自然と興味持つ人が増えていくに決まってるので、
じゃあ、そんな時に自分ができる事は・・・と考えた結果、
「プレイする時間を学びに変える方法(どうやって時間のシェアを獲得するのか?)を伝える」
だったんですね。
ただ、それだけだと、ゲームをする事を肯定する材料にされてしまうといけないので、
それに加えて、
「より面白いものを提供して、そっちに時間を使ってもらう」
という策を取る事にしたのです。
結局、
「これはプラスかマイナスか」
という判断はおかしな基準なんですよ。
どんなものも、プラスの面とマイナスの面、両方あるに決まってます。
でも、1日の時間は限られてるわけですよね。
つまり、
「たとえプラスだろうと、もっとプラスのものがあるなら、
それは相対的に見たらマイナス」
という考え方もできるわけです。
逆に、何もしない時間は、
「何もしない」という事を選択してるわけですから、
相対的にマイナスだという事です。
そう考えた時に、僕らコンテンツマーケッターがすべきは、
「ポケモンを超える面白いもの(時間を使いたくなるもの)を提供する事」
です。
それくらいのものを提供していかないといけません。
だから、今月に入って、積極的にメルマガを出すようにして、
更に「超越文法」という新しい講座を、
本当は秋くらいに流そうと思ってたのですが
(溝江達英先生と相談して)前倒しで始める事にしました。
これで、ポケモンに使われるであろうエネルギーを、
自分の成長に使ってもらえたらいいなと。
もちろん、何度も言いますが、
ポケモンが悪だとは思ってません。
学びがあるなら良いと思いますし、
実際に色んな学びがありました。
有害なものほど学びは大きかったりもします。
ポケモンというゲームは、超越文法でもしょっちゅう解説している
「ゲシュタルトの穴」理論を上手く使っています。
人は、ゲシュタルトがある程度作られると、
その穴を埋めようとする習性があります。
穴を埋める時に、脳内でドーパミンが出るのです。
だから、ある程度ゲームを進めた人、
特に「もう半分くらいポケモン集めた!」くらいの人が、
一番中毒になります。
最初はある程度集まるけど、
全部集めるのは至難となるようにできています。
(そうすれば一番ハマるから。)
さらに、多くの人がほぼコンプリートした頃には、
新たなポケモンを追加していく筈です。
こうやって、一度完成したゲシュタルトは、
領域を広げる事で、新たな穴ができ、またそれを埋めたくなるのです。
一貫性の原理も働いて、どんどん抜け出せなくなっていくわけですね。
僕もポケモンをDLしましたが、こういう構造を理解する為にやったので、
そしてもうだいぶ分かったので、もう飽きました。
で、、一応ある程度はやったので、
たぶん、ある程度詳しくなった方だとは思います。
トレーナーレベルは21です。
これ言うと驚かれるくらい、結構高いそうです。
・・・とは言っても、別に「やり込んだ」ワケではありません。
たぶん、僕のここ最近の忙しさを知っている方は分かりますが、
ほぼ毎日セミナーか勉強会かがあって、メルマガも1日に2〜3通書いてたりして、
他にも最近かなり忙しかったので、ほとんどプレイする時間はありませんでした。
(実質、まともにプレイしたのは1日です)
じゃあ、何でそんな短時間で?!と思われるかもしれませんが、
たまたま、あちこち買い物しに行く用事があったので、
運転してもらってる横で(画面を見ずに)いじってたんですが、
車で移動しながらあちこち回ってたので、
プレイ時間はそんなに無い割にはかなり効率良くレベルを上げたと思います。
多分、これが一番効率良いんじゃないかな?と。
街を徘徊して1日中過ごしてる人たちより、
数時間、車を運転してもらってる横でいじってた方がレベルが上がっていたので。
ある程度やって飽きれる、ってのも、大事な事だと思います。
勝手に飽きたのではなく、「意図的に飽きようと思って、飽きた」わけです。
ほんと、ゲームをやるんだったら、
無意識でだらだらやるんじゃなくて、
きちんと学びを得つつ、戦略を立てて、最速でクリアして、
そして早急に飽きるべきですよ。
「飽きる力」
って大事だよなと思います。
ゲームをプレイするゴールは、飽きる事です。
ゴールがないと、永遠に惰性で続けてしまいます。
まだクリアはしてないですけど、
そもそもポケモンは「クリアできない(ゴールが無い)ゲーム」なので、
そこが恐ろしいところなのですが、
どうすれば良いのか?というと、
「このまま行ったらクリアできるなぁ」
と妄想で完結させて、そのまま飽きるのが良いんじゃないかなと思います。
中毒にするには、
ゲシュタルトの穴が埋まらない事に対する適度なストレスを与えて、
(脳内でコルチゾールというホルモンが出ます)
ストレスが限界になる前に壁を乗り越えて、報酬を与えて、
(それによって脳内でアドレナリンやドーパミンが出る)
次のゲシュタルトの穴を提示する、
というのを永遠と繰り返せば良いわけです。
神話の法則で言うところの、
困難を用意して、それを乗り越えるアイテムを与え、
乗り越えた先の報酬を与え、というのを繰り返していくのです。
それを中断するには、脳内でゲシュタルトが完成したイメージを作って、
それに対して満足してしまえば良いのです。
勉強でそれをやってしまうと、ちょっと勉強しただけで、
「この調子でいけばこれだけ成績が良くなる!」
と1人でにやにやして、妄想で完結して満足してしまい、
それ以上ドーパミンが出なくなってしまうので、やめた方が良いです。
でも、ゲームとか、「早く飽きるべきもの」に対しては効果的です。
何度も言ってますが、大事なのは目的意識です。
ポケモンをやるなら、目的意識を持ってやらないと、大変な事になります。
無意識でボーっとやるなら、やめた方が良いし、
それでも中毒になって抜けられないなら、
それ以上に面白いものにハマった方が良いので、
超越文法で英語漬けにしてみてください!という事で今回企画してみたわけです。
まぁ、別にそれが超越文法である必要は無いので、
自分なりに見つけてもらえたら良いのですが、とにかく、
「習慣をデザインする」
というのが本当に人生で成功できるかの鍵を握るので、
ポケモン以下の抽象度にならないよう、気を付けてください。
たまにやるくらいなら良いと思いますよ。
本当にビジネスで重要な学びが沢山得られたゲームだなぁと感じました。
(まぁでも、その学びはほとんどメルマガで書いてるので、
わざわざプレイしなくても、とも思いますが。)
少なくとも、ポケモンやる時間で、がんばって作業して稼ぐ仕組みでも作って、
自由度を上げたら、ポケモンよりもっと面白い世界が沢山広がってるんですけどね。
より大きなゲシュタルトを作って、
最初はちょっと脳に負荷がかかりますが、
それでも穴を埋めていってほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
PS.
超越文法、もうスタートして、どんどん盛り上がってます!!
参加者も500名を超え、中学生から、大人まで、年齢も様々です。
ポケモンより、面白くて、学びになり、確実に将来に繋がる講座です!笑
最悪、ポケモンをプレイしながら聞いてもらってもいいです。
(メルマガは毎日読んでもらいたいですが。)
英語に興味無い人にこそ参加してもらいたいと思っています。
「興味無い分野に興味を持とうとする事」
こそが、ゲシュタルトを大きくしていく上で重要ですので。
溝江達英先生の超越文法参加はこちら。