朝っぱらからなんですが、
今日のメールは超長いです。
でも、重要なので読んでください。
まずですね、タイトルでピンと来たかもしれませんが、
「行列の出来る法律相談所」ってご存知ですか?
僕は今はもう見てないんですが、
高校時代、結構ハマって見てました。
司会は、今はいないあの人で、
当時、
・北村弁護士
・住田弁護士
・橋下弁護士(←現大阪市長)
・丸山弁護士
の4人の討論が、結構面白かったんですよね。
この番組では、
毎回視聴者からよせらせた法律相談を、
4人の弁護士が議論していくというものです。
例えば、
「有罪」「無罪」
とか、
「慰謝料を貰える」「慰謝料を貰えない」
とか、
「離婚できる」「離婚できない」
みたいな感じで、
それぞれの事例で、起訴した人の要求が通るかどうかを、
議論していく番組です。
で、実は、
この番組が出来る前に、
もう1つ、同じ様な法律番組があったんですよね。
みのもんたが司会の、
「The ジャッジ!」という番組だったんですが、
この2つの法律番組は大きな違いがあって、
「The ジャッジ!」では、
1人の弁護士が、回答を言って終わります。
つまり、
弁護士「この事例は罪になります。何故なら、~~~」
みたいな感じで、
結論を1つだけ言って、
「なるほどー」って思う様な解説がなされて終わり。
一方で、
「行列の出来る法律相談所」では、
ほぼ毎回、意見が分かれます。
北村「有罪」
住田「有罪」
橋下「無罪」
丸山「無罪」
観客「えぇ~~?!」
CM
って感じで。
最終的に、答えは出ず、
「有罪になる可能性は40%です」
みたいな結果しか教えてくれません。
そして、2:2とかに意見が分かれてても、
何故か北村弁護士のいる方が少し可能性が高くなるという、
謎の現象が毎回起きます。w
で、僕はですね、
アフィリエイターは、これを見習うべきだな、
と思うのです。
アフィリエイターっていうか、
情報ビジネスをやっている全ての人間ですね。
答えなんて、無いんだよ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
って事にいい加減気付かないと駄目です。
正しい答えなんて、ありません。
誰かが、「こうだ!」って言ったって、
また別の誰かが「いや違うこうだ!」って言ったりします。
じゃあ、どっちかが間違っているのか?
いいえ、違います。
どっちも正しいのです。
それぞれに、一理あるからです。
でも、この「誰かが言ってた」ってのを、
そのまま素直に間に受けないで欲しいのです。
一側面だけを捉えて、それを丸々うのみにしても、
意味無いですから。
僕は今まで、割と極端な事を沢山言ってきました。
業界の常識を沢山ぶち壊したかったからです。
例えば、皆が一生懸命特典の数増やしている中、
「特典なんて付けなくても売れます!」
なん事を言ってました。
し、実際一時期は特典無しで本当に売ってました。
でも、こう言うと、
「特典は付けない方がいいんでしょうか?」
「サポートは付けちゃ駄目なんですよね?」
みたいな質問が結構来たりしました。
いやいや、特典付けた方が売れるに決まってるから!
(魅力的な特典なら、ですけど。)
例えば先日、
「開封ギミックで~~」
の話をしたら、
「開封ギミックは使っちゃ駄目なんですね!勉強になりました。」
みたいなメールが沢山来ました。
いやいや、そんな事言ってません。
むしろ、上手な人はめちゃめちゃ効果を発揮します。
でもなーんか、言った言葉をそのまま間に受けられてしまうので、
「言いたい事、伝わんないんだなぁ」
と悲しくなったりします。
僕が言いたかったのは、
特典付けずとも売れる人間になろうよ(その上で付けようよ)
開封ギミックなんて付けずとも読まれるメルマガ書こうよ(その上で正しく使おうよ)
っていう事です。
僕は、特典付けてるし、開封ギミックもしょっちゅう使ってます。
でも、それを見て、
「なるほど、特典沢山付けたらいいのか!」とか、
「とにかく開封ギミック使ってメールを開かせればいいのか!」
みたいな勘違いをしてる人が沢山いたので、
それ(だけ)だとマズいんじゃない、って事を言ったわけです。
僕は、自分の主張してる事は正しいと思って主張してますが、
けど、別に自分の意見に対して、反論も出来ます。
例えば、
僕はコメント周りは散々否定してきました。
でも、「いやいや、コメント周りは大事です!」って主張も出来ます。
コメント周りを利用して集客する事は確かに可能です。
あるいは僕は、
再配布権利付商材も全面的に否定してきました。
でも、別に考え方によっちゃ、
非常に有効な使い方はいくらでもあります。
アフィリエイターにとっても販売者にとっても。
「コピペで稼ぐ」
これは、僕だけじゃなく、和佐さんをはじめ、
色んな人が批判してる事ですけど、
別にコピペで稼ごうと思えば、僕は稼げます。
やろうと思えばできます。
でもそれを分かった上で、批判してるわけです。
つまり、
僕は何かを主張する際は、常に、
・賛成派
・反対派
の両方の立場で考えていますし、
両方の意見を持っています。
じゃあ、何故中立な立場で意見を書かないのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんな事したら、一貫性が無いし、軸がブレて、
自分が本当に言いたい事伝わらないからです。
行列の出来る法律相談所で、
それぞれの弁護士は、反論される事は分かって議論してます。
反論する余地のある、曖昧な案件を扱ってるのですから当然です。
でも、北村弁護士が、
「これは○○の場合は無罪になる可能性も多少あるのですが、一応有罪です。」
とか言い出したら、信用無くなりますよね。
「これは罪になります!」
ってはっきり言ってくれるから、分かりやすいんです。
自分の主張を通す際は、
反対の意見なんて邪魔でしかないのです。
情報ビジネスでは、
何か伝えたいメッセージがあって、
皆が独自のストーリーを組み立てています。
その中で、
自分の主張を通すために、
時に邪魔な要素はあえて言ってはいけません。
だから、僕も含め、色んな人が、
時に偏った発言をします。
でも、それはあくまで1つの側面であるという事です。
それを理解せずに、「なるほど、そうなのか」と素直に受け入れると、
大変な事になります。
特に、一番最悪なのは、
「○○さんが言ってたから、これは正しい、これは間違ってる!」
みたいに言ってる方達です。
いわゆる、「○○信者です」って言ってる人です。
もう○○さんが言った事は全て正しいと思い込んでいるのでしょうね、かわいそうに。
信者ってのは、教祖の為に生きて、教祖の為に死にます。
だって、布教した時点で、その人の価値は終了です。
「布教した相手」は、「布教してくれた人」ではなく、
教祖様についていくわけですから。
自分にはついてきてくれず、その人との関係はそこで終了です。
お前の意見はどうなんだ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
って言われますよ。
ただ、布教活動してるだけじゃ、意味無いですから。
今のこの業界は、例えるなら、
北村弁護士「有罪です!何故なら○○が××だからです。」
住田弁護士「北村さんが有罪ですって言ってるから有罪です!」
橋下弁護士「いいですか!○○は××なんですよ!だって北村さん言ってるじゃないですか。」
丸山弁護士「皆有罪って言ってます。だから有罪なんです。」
こんな状態ですよね。
一部の人間に、大衆が煽動されている状態です。
これは、煽動してる方が悪いのではなく、
されている方に問題があります。
思考停止状態なのです。
意味無いよ、それじゃ。
情報ビジネスの面白いところは、
それぞれの人が、それぞれの意見を、
それぞれの根拠をもって発信する所なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
特に理由も無い、
あってもまわりと同じような事を言ってるだけで、
何かを主張している。
そんなメッセージ、伝わりません。
僕が、よく否定する事は全て、
「業界の常識」と言われている事ばかり「あえて」選んできました。
これは別に他の人を否定したいから、とかそういう事ではなく、
「こういった見方だってできるんだよ」
って事を示したかったからです。
だって、皆が皆、口を揃えて同じ事を言ったら、
物事を1つの側面からしか見れなくなって、
本質を掴めない人ばかりで溢れかえってしまいます。
結果的に稼げない人だらけになります。
そうじゃなくて、
自分の世界を持って、その世界から発信すれば、
もっと自分の意見に耳を傾けてくれる人は増えるし、
もっと稼げるんです。
その為には、
1つの問いに対して、
色んな答えが出来る様にならないと駄目です。
「真実はいつも1つ」
みたいな、そういうバーロー思考はやめて、
色んな答えを考えてみてはどうでしょう。
この業界では、
長く続けてれば続けてるほど、
変なプライドというものが出来てしまいます。
そうなると、
新しい人が、新しい事を言っても、
それを受け入れられなくなってしまいます。
そういう人は、
「自分は正しい」(あるいは、「○○さんが言ってた事は正しい」)
と思って、他をよく知ろうともせず排除してしまうのでしょうね。
非常に勿体無い。
仰る通り、その人の意見「も」正しいのです。
でも、「正しくない」という答えも、できます。
その意見を一度取り入れてみるという、
柔軟な姿勢も持ってみてはどうでしょう。
勿論、ただ主張するだけで、
何の根拠も無い発言には全く意味がありません。
だから、きちんと”根拠を持って”発言する、という事は必要です。
それは他人の言った事をそのまま言うんじゃなくて、
自分で作り上げた世界観から発信するという事です。
それが、本来あるべき、情報発信なのだと僕は思っています。
・・・と、ここまで言っといてなんですが、
もちろん、今回の記事すらも、
正しいかどうかなんて分かりません。
なので、これが真実だなんて思わないで欲しいです。
そんな自己矛盾を内包した記事です、今回。
でも、粗探しして何か一部間違いが見つかったからって、
「それは間違ってる」なんて言ってても、しょうがないですよ。
僕は、稼いでる人が言ってる事は、
皆(どこかは)正しいと思ってます。
一理あるなと思った上で、
自分の主張を通す為に、違った意見を言ったりします。
そういえば橋下さん、今や市長になりましたが、
彼が何故あれほど支持されるのかというと、
まわりの意見を一通り全部聞いた上で、
それを全て無視して自分の主張を通してくるから、
言ってる事が「まともっぽく」聞こえるんでしょうね。
自分が正しいと思った事は、言ったらいいですよ。
もし、僕が言ってる事を、
「いや、それは違うな」って思うのであれば、
そう言ったらいいと思いますよ。
個人名を出して批判したりすると色々問題ありますが、
自分の主張を、しっかり根拠を提示した上で言うのであれば、
何ら問題ありません。
恐れず、自分の意見を言ったらいいですよ。
結局お前は何が言いたかったんだ?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
OK。まとめます。
箇条書きで。
・この業界に100%の正解なんて無い。
・全ての人の意見には、一つの側面として正しい部分がある(かもね)。
・それを一度はきちんと聞いてみるべき。
・特に、稼いでる人の言ってる事は柔軟に取り入れてみた方がいい。
・十分聞いた上で、それでも自分の主張が正しいと思うなら、そっちを通せばいい。
・1つの意見の一側面を捉えて信じ込むのは愚かな事。
・他人の意見をそのまま広める行為はただの布教活動。
・あなたはあなた。自分の思う世界を作って、自分の思う通りの発信をして欲しい。
・そしたらきっと、情報発信は楽しくなる。
・そしたらきっと、稼げる。
・少なくとも僕は、そういった人間をこれからも育てていきたい。
・明日の和佐さん&原田さんのセミナー楽しみ。
・今週もおつかれさまでした。
ではでは!また明日、セミナーで!