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未来を予知する力

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こんばんは、新田です。

昨日は、松本道弘先生のことを
書かせて頂きました。

あの後、皆で食事会をしていたのですが、
松本先生から非常に面白い話を聞かせて頂きました。


松本先生は英語のプロでもあり、
同時にディベートのプロでもあるのですが、
例えば、2人が会話しているのを同時通訳していると、
途中で、その2人の会話がその後どうなるのか、
先が全て分かってしまうのだそうです。

最終結論が見えるらしいし、逆に、
「もっとこう言えば良いのにな」
というのも気付いたりするそうです。
(さすがにそれは同時通訳の域を完全に超えてしまうので
やらないようにしているそうですが。笑)


これは、数多くのディベートや通訳を経験してきたことで、
「パターン」みたいなものが見えてきて、
さらにその上の次元の「直感」が働くようになったからなのでしょう。

さすがですよね。


でも、これって、
あらゆる分野において言えるんじゃないかなって思います。

何かの分野を極めると、
それを通して、ある種の「未来予知」ができるようになります。


例えば、僕はよく、皆からメールをもらっていると、
「あ、この人多分この後こうなるな」
とか、
「この人、数ヶ月後くらいにはこれくらいの結果を出してるだろうな」
とか、
「この人、次に募集する講座に来るな」
とか、そういうのが分かったりすることがあります。

しかも、なぜか「非常に具体的なレベルで」分かることもあります。
(来ていたメールは、全然関係ない内容のメールなのに、です。)

そして、その未来予知は、ほぼ外さないです。


こういう不思議な現象が時々起こるんですよね。

色んな人と喋ったり、色んな人のメールを読んでいると、
喋った時の空気、メールから発せられる空気みたいなものを感じて、
ピンっと直感が働くのです。


例えば、
「あぁ、この空気、なんとなくあの時のあの人に似てるな」
と感じたら、大抵、その人と同じようなストーリーを歩みます。

時には、
「このまま行ったらよくない方向にいくな」
って直感的に思うこともあります。

これも、ほぼ当たります。


もちろん、関係性ができている相手には直接言いますが、
まったく関係性ができていない相手には、
言っても「余計なお世話」だと思われてしまうので、
言えないのです。

結果、やっぱりおかしくなってしまって・・・という感じになったりします。


まぁこんな風に、
何万通とメールを読んで、
何千人という人の相談に乗ってきたら、
なんとなく普通の人が感じない直感が働くようになります。


これは、数学(プログラミング)や物理の世界で、
初期条件が分かれば、その後の動きが予測できるのに似ています。

慣れてきたら、初期条件を見ただけで、
最終的な状態が瞬時に分かるのです。


あるいは、「ストーリー」という視点で見たら、
数多くの人の発する情報と、その人のその後のストーリーを見ることで、
物語のパターンが見えてくるようになります。

次講座でテーマにしようとしている「歴史」もそうです。
歴史を数多く触れていくことで、
人類全体に共通する普遍的なパターンが見えてきます。

現在起こっているストーリーは、
その雛形が、歴史上のどこかにあったりします。


そんな感じで、色んな視点から、未来予測ができるようになると、
より立体的に未来が見えるようになるのです。


そして逆に、自分が理想とする未来を勝手に作って、
そこから逆に時間を流してストーリーを作っていく(運命を切り変える)、
ということができるようになります。


先日、ビジネス帝王学の最終回の講義を終えました。
ビジネス帝王学では、「占い」をメインにお伝えして、
そこから「良い生き方とは?」という話に持って行ったわけですが、

「占い」の究極形は何か?というと、
「君子占わず」
という領域です。

つまり、最終的には占いを一切使わずとも、
占いをした時と同じようなアドバイスができるようになる、
という域を目指すということです。

数多くの事例を見ることで、だんだんパターンが分かり、
わざわざ調べなくても直感が働くようになるのです。

「あ、この人は多分、これが必要だな・・・」
みたいなことがパッと分かって、
それを確認するために一応占いも調べる、という感じです。
(あくまで確認作業にすぎず、別にいらないのです。)

術を極めたら、その術を捨てる、ということです。


これは、前回話したコピーライティングにおいても言えます。
僕はこれまで、数多くのコピーライティングを学びましたが、
そのうち99%は捨てました。

それを使うと、効果があることは分かりつつ、
それをあえて使わない、ということを選択したのです。

でもその結果、残った1%に、新たな情報がどんどんくっついて、
全く違った新しいノウハウが沢山生み出されました。


捨てたテクニックは無駄ではないのです。
捨てた分だけ、残った1%に捨てた99%の情報が乗っかって、
新しく生まれたノウハウが、より強力なものとなったのです。


松本道弘先生は、食事の時、こんな話をしてくださいました。

「”暗記”だけで英語を極めた人は、
そのあとどんどん忘れて英語力が落ちていくことに恐怖し続けることになる。」

これは非常に深いなぁと思います。

術にだけ頼ると、頂点が過ぎると、だんだん下がっていき、
どんどん苦しくなっていくのです。
だから道(moral compass)にしていかないといけない。


松本先生は、giveとgetだけでかなりの英語はカバーできる、
ということを昔書かれていたことがあります。

less is moreで、必要最小限のことだけを覚えるのは、
まるで体の関節だけを動かしてあとは気にしないようなもので、
それで十分体が動かせるじゃない、ということです。


人は、覚えることよりも、
忘れるということにより多くのネルギーを必要とします。

忘れるというのは、削ぎ落とすということで、
それによって残ったものにはパワーが宿るのです。


最初は無秩序でいいから積み上げていき、
ある程度の段階から削っていき、秩序を与え、コアを作り、
そのコアを軸にして再び積み上げていく(ゲシュタルトを作る)。
そしてさらにそのゲシュタルト同士を組み合わせて大きなゲシュタルトにする。

こんな感じのイメージですね。


さて、コミュニティ作り、というのを連日テーマにしてきましたが、
これまで、 僕はコミュニティを「生命体」という風に表現をして
説明してきました。


↓これまでの講座で使ってきたキーワード

・理想の世界を打ち出して、それに集まった人たちでコミュニティを作ろう
・オープンコミュニティとコアコミュニティを作ろう
・最終的にイデアコミュニティを作ろう
・マーケティングファネル→オープンコミュニティ→コアコミュニティ→イデアコミュニティ
・トーラスシステムにしよう
・アメーバ状生物型コミュニティにしよう
・完全開放系でも、閉鎖系でもなく、非平衡開放系コミュニティにしよう
・生命体における「静脈」(エネルギーを中止に戻すシステム)を作り、循環させよう
etc…

といった話をしました。
(1つ1つを解説すると1時間ずつかかるので、
これらはまた講座の方で聞いてください。
過去の講座のどれかに入ったらだいたい解説してるし
今後作るネクストトライブでも解説しますので、
今は分からなくても大丈夫です。)


ただし、これは「今まで」の話で、
2018年から、新たなコミュニティ理論を話してきました。
(表にはあまり出してなかったので、
2019年はどんどん出していこうと思います。)


「コミュニティ=生命体」という視点は一旦おいといて、
コミュニティをもうちょっと物理っぽく考えた時に、
何を元素とするか?ということを考えてみます。


今までは、「理念(理想の世界)」だと言ってきました。

ノウハウや、テクニックではなく、
きちんと理想の世界を提示しましょう、と。


ただ、これだけだと不十分だな、ということを
最近のセミナーでお伝えしています。

いわば、理想の世界が「原子」だとすれば、
もっと細かい「素粒子」にあたるものが存在するのです。


それは何か?というと、

「どういう精神性で、人と人が繋がっている(結合している)か?」

ということです。


これが、コミュニティにおける素粒子であり、
コミュニティ形成において最も大事な部分です。


「理念が大事」
なのはもう当たり前。

だけど、もっと細かく見たときに、
「どんな精神性で人と人が繋がっているか」
が最重要なのです。

その土台の上に、理念があるのです。


今回、「ネクストトライブ」というタイトルにしたのは、
単に歴史を学ぶというだけでなく、
そこから「コミュニティに最も大事な精神性」を
学んでもらいたいからです。

「トライブ」というのは、
コミュニティという意味もあるし、
同時に、民族、部族という意味があるのです。


日本人には、日本人ならではの精神性というものがあります。

しかし、日本のマーケティングは、
海外から輸入されたものが多く、
日本人の精神性に合ってないものが多いのです。

いくら立派で素晴らしい理念を打ち立てて、
一見、コミュニティが成立しているかのように見えも、

見えないところでさまざまな問題が起こっていたり、
人が全く育っていなかったり、
コミュニティにあたたかみを感じなかったり、
情報を取りに来るだけの人ばかりでエネルギーが循環してなかったり、

・・・といったコミュニティは、最終的に崩壊するか、
永遠に発展しません。


「道」を、松本道弘先生は、moral compassと訳されているのですが、
ワンピースで例えると、
「理想の世界」が最終的に目指す島(ラフテル)だとして、
moral compassが「ログポース(ナミが腕に付けてるやつ)」みたいなイメージなのかな、
と思っています。

「一緒に海賊王を目指そう!」
と集まってきたとしても、同じ精神性を共有していないと
必ず仲間割れして、船は沈みます。

極端な話、理想の世界(理念)しかなければ、
「こいつらについて行ったら、大金持ちになれるぜ!」
と利用しようとする奴らも来る、ということです。


そして、これからの時代のコピーライティングは、
その「どんな精神性を共有しているのか?」という部分を
打ち出していくことが重要なのかなと考えています。


だから僕が提唱しているのは
「成約率を下げるためのコピー」
です。

この辺りを、今後もっと深めていけたらと思います!!


というわけで、今日はこの辺で。

ありがとうございました!!



PS.
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