こんばんは、新田です。
前回は、
1.時間密度
2.情報密度
3.意識密度
の話をしました。
僕が、子供の頃から「密度」を意識してたのは、
〝ある理由〟があるんです。
あなたは、手を机とかにぶつけて、
「痛テテ・・!!」
ってなったことはありますか?
足の小指をぶつけるほどの「激痛」ではないけど、
ジーンと痛みが走って、
その痛みが消えるまでしばらく手を押さえてる、みたいな・・・。
この時、しばらく待っている理由は、
「時間が経てば、この痛みは必ず消える」
って分かっているからのはずです。
でも、もし、
〝その痛みが、永遠に消えないとしたら・・・?〟
ずーっと痛い。
これがどれほどの苦しみか、想像できますでしょうか?
実は、僕は、物心ついた頃から、
ずっと手の人差し指が〝痛い〟んです。
その痛みが、何十年と消えない・・・。
ごはん食べてる時も、
お風呂に入っている時も、
これを書いている〝今〟すらも、
ジンジンと痛み続けるのです。
一番辛いのは「寝る時」なんです。
ベッドに入ると、この手の痛みが苦しくて、
なかなか寝付けないんです。
だから、僕は小さい頃から、ずっと不眠症でした。
眠いのに、痛くて眠れない・・・
そんな日がずっと続くのです。
疲れ切って、意識を飛ばした時にようやく眠れるけど、
朝、起きたらまた痛みだします。
痛みから1日が始まり、痛みで1日が終わる。
唯一、痛みが消えるのが、
「何かに思いっきり集中した時」
だったのです。
集中して勉強している時
集中して文章を書いている時
最初は、痛いんです。
痛みに耐えながら、パソコンを打つ。
でも、だんだん集中モードに入って、
「FLOW(フロー)状態」になったら、
痛みがスーッと消えていきます。
そして、「FLOW状態」が極まって
「ZONE(ゾーン)状態」に入ったら、
もはや「痛いことすら忘れる」んです。
だから、そのために、
時間密度を高めていくしかなかったんです。
ただ効率を上げるためでも、
成績を伸ばすためでもない。
「痛みを忘れるため」
これが、僕の〝密度〟の原点でした。
普通の人は努力をするとき、
「やらなきゃ」「頑張らなきゃ」と
自分を奮い立たせます。
でも僕の場合は違いました。
努力とは
〝痛みから逃れるための避難所〟であり、
超集中モードに入ることこそが、
僕にとって〝唯一の安らぎ〟だったのです。
だから、本気で集中した時の「破壊力」が
異常に研ぎ澄まされていきました。
最初は意識的に集中する。
そのうち、痛みが強くなると、
自動的に集中モードが入る。
そして、深く集中すればするほど、
痛みの存在が薄れていく。
やがて僕は、
意識を一点に凝縮する〝技術〟を
自然と身につけていたのです。
これが後に、
・全国模試1位を取った学力
・起業初日で月30万円売り上げるブログを作った超集中力
・文章(ライティング)における圧倒的な没入感
などに繋がっていきました。
痛みが、僕の密度を育てた。
もちろん、痛みそのものは今でもあります。
(ただ、今これを書いてる時、すでにフロー状態なので、
痛みを感じる前に次の思考にウツっているので、
そこまで気にならなくなっています。)
そういう意味では、
僕に課された「痛み」は、
自分の人生の密度を高めるために
天より与えられたギフトなんだと捉えてます。
Thank you, pain.
あなた(痛み)のおかげで、僕は僕になれた。
僕の場合は、「物理的な痛み」でしたが、
人生では、色んな「痛み」があります。
大事な人との別れ。
夢が砕け散った瞬間。
信じていた人に裏切られた経験。
思い描いていた未来が、音を立てて崩れ落ちる瞬間。
何をやっても報われない時期。
孤独の中で、自分の価値が見えなくなる夜。
生きている以上、
“痛みのない人生”なんて、存在しません。
むしろ、大人になるほど、
痛みの種類は増え、
その深さも増していきます。
だけど、痛みは、
あなたを潰すために訪れるんじゃない。
あなたの〝密度〟を高めるために訪れるんです。
痛みが強ければ強いほど、人は深く潜れる。
時間密度が上がり、
情報密度が上がり、
意識密度が上がり、
そして、、、
その先にある「関係性密度」「物語密度」を上げてくれる。
痛みがある人生は、
物語として〝美しくなる余白〟が増える人生なのです。
もちろん、痛いだけの人生は苦しいので、
それ以上に、「最高に面白いこと」をしていきましょう。
全ての痛みに、
胸を張って「ありがとう」と言えるほどに。
そんな人生の物語を、
これから一緒に紡いでいきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
次回は、
「関係性密度」「物語密度」の話をしていけたらなと思います。
ずっと消えない痛みーあなたのおかげで、僕はー


