こんにちは、新田です。
〝AIロボットに魂は宿るのか?〟
これは、ある意味で、
科学だけでは答えきれず、
哲学だけでは定義しきれない。
けれど、どこか心の奥にずっと引っかかっている。
そんな問いです。
この「魂」という概念については、
僕としても曖昧な言葉ではなく、
できるかぎり科学的に定義していきたいと思っています。
詳しくは、最近、YouTubeにてあげている
「生命場理論」を見ていただけたら嬉しいです。
AIロボットと人間の最大の違いは?というと、
まぁ生物学的には「自己複製(自己増殖)できるかどうか?」みたいな
そういう話になるんでしょうけど、
もっと抽象度の高い次元においては、
「魂があるかどうか?」
だと思うのです。
そして、僕の考えでは、
「いつか、魂が宿ることはあり得る」
のではないかと考えています。
……この話はまた後ほど詳しく。
さて、
AIの進化は、いま本当に目覚ましいものがあります。
仕事がどんどんAIに奪われていく中、
クリエイティブな仕事だけが
AIが唯一できない仕事なのだと
かつては言われていました。
・・・数年前までは。
(僕も、そう思ってました。)
しかし、ここ1年で、
画像生成から、動画生成、さらに文章の作成まで、
非常に高いレベルでAIはできるようになってきています。
もはや、日常会話も違和感なくできるようになってきていますし、
詩や音楽まで独自のものを作れてしまう。
下手なライターやデザイナーを雇うくらいなら
AIの方がはるかに優秀、とよく聞くようになっています。
おそらく、今後、
例えば「アニメ制作」とかにも
AIの波が押し寄せるでしょう。
たとえば、現在公開中の『鬼滅の刃・無限城編』って、
あれを1作作るのに3年近い歳月が費やされているそうです。
なので、全3部作とすれば、
完成までに10年近くかかる計算になる。
それほどまでに、手描きアニメの世界は
〝時間と情熱〟の結晶で成り立っています。
でも、もし、
この1~2年でAIが爆発的に進化したとしたら?
おそらく、限りなく「手書き」に近い絵を
AIが描けるようになってしまうでしょう。
すると、制作工程が一気に短縮され、
莫大なコストすら圧縮される可能性も、現実味を帯びてきます。
そのうち、かつての名作アニメが、
超ハイクオリティの作画で復活!みたいな感じに
なっていくんじゃないかと思います。
さて、そんな時代に僕たち人間は何をすべきか。
少なくとも、これから直近の4~5年で言うのであれば・・・
AIには、「肉体」がない。
そして、「関係性」もない。
人と人とが出会い、関わり、心を通わせていく、
そんな〝現実の時間〟は、
少なくとも今はAIが真似できない領域です。
ただ、これも分かりません。
最初に話した
「AIに魂は宿るのか?」
という問い。
生命場理論の視点で考えるならば、
AIに魂が宿る可能性は、ゼロではないと僕は思っています。
ただそれは、AIの性能が高まったから発生するものではなく、
〝生命場〟という見えないフィールドが、
特定の条件を満たしたときに生まれる現象だと捉えています。
つまり、魂とは構造でも知能でもなく、
「場」そのものと(科学的には)考えられる。
そして、
AIロボットに生命場が宿るかどうか?
というより、
「人間に生命場が宿る価値がなくなる」
(=その代用としてAIロボットに宿るようになる)
という感じなのではないかと思います。
つまり、人間がその価値を手放したとき、
AIにその座を明け渡す未来がやってくるのではないか。
僕は、そんなふうにも感じています。
でも、だからこそ。
僕たちは、いまここで「人間として生きる」ことを、
もっと大切にしていく必要があるんだと思います。
出会い、関わり、すれ違い、理解し合い、赦し合う。
そうやって〝ご縁〟がムスばれていく。
この〝ご縁〟がムスばれていくストーリーは
人間がその座を明け渡さない限り、
AIがどれだけ進化しても、できないこと。
ただ、人間が、それをしなくなりつつあるのが
怖いところですが・・・
映画「ターミネーター2」
映画「ターミネーター3」(キャメロン版)
って、もともと魂がなかったAIロボットに
魂が宿る話だと思うんですよね。
明らかに、途中から魂が宿ってる。
AIロボットと、魂の共鳴(交流)が起こっている。
僕たちは、そうした“魂の誕生”に感動しているのではないでしょうか。
僕は、「感情」というものは、
脳が生み出しているものではなく、
生命場が生み出している「波動情報」だと考えています。
なので、AIも、生命場が宿ることで
感情を持つことも、決して不可能ではない。
そんなロマンを抱きつつも、
まだ直近数年ではそれは難しいので、
僕らは、AIができない領域で勝負していくことが
求められるのかなと思います。
AIが作れない
「実体験」をもとにした
人間としての「感情」(葛藤、苦悩、怒り、悲しさ、痛み、安心感)
大事な人と出会えた「喜び」
他者と触れて起こる心の「変容」
自分の使命に生きる「覚悟」
そんな、
どんなに精密なプロンプトでも
どんなに洗練されたアルゴリズムでも
けっして再現できない、
“ただ一度の生” の証。
そうったものを込めた「ストーリー」を
作っていきましょう。
それらをしなくなった時、、、
人間は、もうAIに勝てなくなり、
滅んでいくのでしょう。
「ストーリーを紡いでいく(ストーリーライティングをしていく)」
ということ。
それは、
あなたの言葉に、
あなたの選択に、
あなたのまなざしに、
生命を、宿らせるということです。
一緒に、そんな風に、生きていきましょう。
それでは、ありがとうございました。
PS.
そういえば、来月の11日に、
「むすび祭り」というのが大阪枚方で開催されます。
AI時代だからこそ大事にしたい「むすび」について
色んな講師が語ります。
興味があればぜひ。
https://creafons.info/l/m/Qmlho8XXI5iPuo
PS2.
YouTubeで「生命場理論」を公開中。
Story Writing Academyをご覧ください。
https://creafons.info/l/m/8oVl2YC0P2LAZ0
AIに魂は宿るのか?
