ネットビジネス

新時代のセールスストーリー

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こんばんは、新田です。


僕は、ビジネスにおける「ストーリー」の使い方について、
これまで色んな角度からお伝えしてきましたが、

最近、「アップデート」をかけました。

これにより、「セールス」の概念は、
大きく変わって、

この価値観に触れてもらえたら
業界全体が変わると思っています。

それを、今日はお伝えします。


・・・と、その前に、
前提としてお伝えしたいことがあります。


「ライティング」を学ぶ目的

ひいては「セールス」を学ぶ目的は

一言で言うなら「インスパイア」に他なりません。


「お金を稼ぐために学ぶ」というのは、
それ自体はあってもいいけど、ゴールが低すぎます。

人っては、どれだけ高い理想を持っているか?によって
エネルギー(モチベーション)が変わってくるので、

「お金を稼ぐために学ぶ」

だと、ライティングやセールスの本当の凄さはわかりません。



お金を稼げるのは当たり前。

もっと、その先を目指さないと。


「セールス」は、
単にお金を払わせるためのスキルではなく、

その人の価値観、行動規範(基準)そのものを
書き換えることができるのです。


お金を稼げるようになっても、

・食生活や生活リズムが無茶苦茶で、体がボロボロになってしまう人

・人間関係がどんどん壊れてしまう人

・金遣いが荒くなっていく人

とかは山ほどいます。


だいたい、

「自分は、こんなに成功してるんだから!」

というのがあると、
もう人の話とかちゃんと聞かなくなるし、
口うるさく言ってくる人がいたら

「こいつ面倒くせーな!」

ってなって、簡単に切っちゃったりするわけです。


そういう人は、
「説得」したり「否定」したらダメで、

いかに、「説得」せずに、
自然と価値観が書き変わるように
考えなければいけません。

そんな時に「セールス」の技術が必要になってくるのです。


だから、もしこれを悪用しようと思ったら、
いくらでもできてしまうわけで・・・

人って、思った以上に簡単に洗脳できてしまいます。

そうやって「人をコントロールすること」が
楽しくなってしまったら、
人として大事なものを失います。

これがセールスライティングの落とし穴(ダークサイド)。


だから、
「どう使うか?」
「何のために使うか?」
という心構えがとても大事でして・・・


セールス、ひいては、
ビジネスにおける「教育」と呼ばれているものには
2種類あります。

1つは、より「動物的」にしていく教育。
(「洗脳」「マインドコントロール」に近いかも。)

もう1つは、あえてこういう言い方をすると、
「人間卒業」を目指す教育。


「人間的」にしていくのではない。

まぁ、最初はそこからかもしれないけど、
最終的には、「人間卒業」がゴール。

・・・って言っても、
別に超能力的なものが使えるようになるとか
そういう話ではなくて、

要は、人間に本来備わっている「本能」的なもの
そのプログラムを超えていく、ということです。


人類は、長い歴史の中で、
この地球をより良く生きるための
様々なプログラムを獲得してきたわけですが、

この現代のあまりに進みすぎた科学技術に
DNAが追いついておらず、
多くの「バグ」が存在するのです。


分かりやすい例を挙げるなら、

「ゲームの少女に恋をする」

という行動。


これは、バグ以外の何モノでもありません。


「好きでやってるのにバグとはなんだ!」とか、
そういうのはいったん置いてください。

あくまで「生物学的な」話をしています。

生物の目的は「遺伝子を残すこと」ですから、
ゲームの少女に恋をすることは
本来、非合理極まりない行動なわけです。


では、なぜ、
このようなバグが起きているのか?

そもそも、脳は、
「画面上の少女」と「目の前にいる人間」の
区別がついていないのです。

「タブレット」
「スマホ」
という概念の存在を想定せずに
進化してきたからです。


テレビのアイドルに恋をするのもそう。

「目の前にいて、自分に向けて笑顔を振りまいてくれているから、
 この子と生殖して遺伝子を残せる可能性がある」

と脳は認識してしまうわけです。

つまりバグです。


こうして、人類は、
様々な「バグ(=バイアス)」があって、
不合理な行動を取ってしまう。

そのバグをうまく利用する、というのが、
多くのコピーライティングで言われていることです。


僕が伝えたいライティングのは真逆のものです。

だって、この理屈で言うなら、

人間をより動物的にしてしまって、
理性的な判断ができなくなるようにした方が
効果が出ることになってしまいます。


だから、

・不安や恐怖を刺激したり

・欲望をかき立てたり

・感情を煽ったり

した方が、”売れる” わけです。


でも、それで売れたとして、
仮にその人がビジネスで成功したとしても、

その後、ただひたすら欲望を満たして
堕落していくだけの生活を送ってしまったりするのです。


あるいは、将来への不安から、
ただお金を溜め込むだけになってしまうのです。


それは、「動物的に」生きるように
教育してしまっているから。


だから、僕らは

「動物的に」するような教育ではなく、

「人間の持つプログラム」を超えてもらって
「人間卒業」を目指す教育、
ならびに「ライティング」が必要なんです。


これはすなわち、

個人の願望を超えた

もっと「大いなるもの」を目指してもらう

そういう教育。


これがインスパイア。


これをセールスにに応用するって、
具体的にどういうことか・・??


例えばですね、よく、

「お金がなくて不安なんです、、、」

「本当に、買って大丈夫かどうか、、」

という人に対して、どう説得するか?

という問いがありますよね。


ほとんどの人が買わない理由としては、
まずこれが来ます。


で、それに対して、
よくある返しが、こうです。

「よくよく考えてください、
 今、これに10万円を投資して、
 後々、こんなに大きくなって返ってくるとしたら、
 ここで躊躇(ちゅうちょ)するのはもったいないでしょ!」

とか、

「あなたが、普段使っている『飲み会代』は
 その瞬間を満たすものにすぎませんよね?
 そんなことにお金を使うくらいなら、少し我慢してでも
 自分への投資に使った方が良いと思いませんか?」

・・・みたいな、

今投資を惜しまないことで、
これがとてつもなく大きなリターンとなって
返ってくる(可能性がある)のに、
ここで躊躇(ちゅうちょ)するのは勿体無いよね!

というロジック。


でも、インスパイアするセールスは、
そうではありません。


「何のためにお金を払うのか?」

というその「根本」の部分を書き換えてしまう。


そうすると、上のような

「ちゃんと元が取れるよ!」

みたいな説明すら不要になるんです。


前回までに話したように、

今は、人類の歴史上、あり得なかったことが
次々と起こっているんです。


AIに仕事はどんどん奪われていくでしょう。

お金というものの概念も変わるかもしれない。


未来、どうなるか分かんない中で、

ただ「将来が不安だから貯蓄しよう」などと
それだけを目的に生きることが
いかに勿体無いことか・・・。


いやいや、この「WEBビジネス業界」という

ここ10年~20年の間に誕生した新しい世界は、

とてつもないポテンシャルを持っているんですよ。


いわば、壮大な「お祭り」が
今、起ころうとしてる。


これから時代が変わろうとしている。


しかも、そんな中で、

日本が「最先端」をいって、

世界を変えていくことができる。


そんな時に、たかだか10万円で悩んで
そこに無駄な時間とエネルギーを使い続けることが
いかに勿体無いことか。


・・・いや、もちろん、そうは言っても、
将来の不安とかあると思いますよ。

家族を食わしていかないといけない、とか。

それぞれ事情はあるでしょう。


でも、そんな不安に心を支配されていても、
結局、良い仕事なんてできないわけで、

もっと大いなるものを見て、
そこを目指している時、

今までとは全く違うエンジンが搭載されて、

それまでとは比べ物にならないくらいの
熱量(エネルギー)が湧き上がって

それは、多くの人を魅了するんです。


はやく、そっちに行った方がいいでしょってこと。


しかも、自分が本当に高い理想を見て、
そこに向かって全力で進んでいて
その姿に魅了される人たちというのは、

単に「ファンにする」とか、そんなレベルではない、
「共鳴者」となるのです。

「お金払って、いくらリターンがあるか?」

とか、もはやそんな次元で考えなくなります。


それこそ、本当の「魅力」となります。


いくら稼いだとか、どれだけ資産を構築したとか、
そんなものはニセモノの魅力だし、

そこに集まってくる人は、
もらうものもらったら、すぐ離れていきます。


どれだけ実績を積み上げようと、

今、この瞬間、挑戦しなくなったら時点で、

その人の本質的な魅力はどんどん失われていきます。


でも、残念ながら、人の心というのは
放っておいたらどんどん冷めていくものです。

これが、宇宙の法則。
(エントロピー増大の法則)


できるだけ楽したい

できるだけ面倒臭いことしたくない

できるだけ自分で考えたくない

本能に従って生きると、どんどんそうなっていく。


だから、セールスを学んで、
他人も、そして自分自身にも、
強烈にインスパイアできるようにならないといけないんです。


前回お伝えしたように、

ライティングで重要なのは、
「絶望」と「希望」を使いこなすこと。

「絶望を与える」とは、
どこまでも「現実」を直視させること。

「希望を与える」とは、
「地に足つかない」感覚にさせること。

ふわっと浮かせる

別の世界に飛ばす(トリップさせる)

過去は忘れて、理想の未来を見せる。

そこに心酔させる。

「絶対に、この理想の未来に行ける」

と確信させる。

そんな感覚。


今、この瞬間、未来は、無限に存在します。


数多くの未来がある中で、

「必ず(我々は)この未来に行くんだ!」

と強いコミットをして、

そして、みんなにもそれを確信させて、

全員で信じた時に、
結果的に、その未来は実現する。


それが、本当の「セールスライティング」です。


だから、書きながら、同時に、
自分自身がインスパイアされなきゃいけない。

僕も、そうです。

文章書いてないと、
どんどん冷めていってしまう。

だから、書くんです。

書きながら、思い出すんです。


自分の人生の本当の目的を。


目指すべきところを。


書きながら思うんです。


あぁ、そうだった、
こんなダラダラ生きてる場合じゃないぞ

もっともっと、燃えていかないと!!

って。


現実世界にいちゃダメ。

別の世界(シンセカイ)に行かないと。


この現実世界で生きていたら、
色々辛いこともある。不安もある。

でも、いったん置いとこ。


・・・と、そんな風に、
地面からふわっと浮いた感覚を、
日常に持って帰ってもらう。


そんな感覚。


僕はかつて(10年以上前)、
「コミュニティはテーマパークみたいなものだ」
と言いました。

テーマパークは、夢の国。

ずっとそこにいたいと思う。

そこに長くいてくれたら、
勝手にお金を落としてくれる。


そんな話をしました。


でも、この考えには、さらに続きがあります。

単なるテーマパークで、
夢を見せるだけではダメ。


なぜなら、それだけだと、

コミュニティにいる時は楽しい。

でも、現実に帰ったら、また苦しい日々が待っている。
・・・と、そうなってしまうから。


夢の国で楽しかったけど、
また明日から嫌な仕事が待っているんだ
憂鬱だな、、、

みたいな。


ほとんどのストーリーは、そういう使われ方をしたし、
多くのコミュニティは、そうなってしまう。

昔、僕が解説した「神話の法則」では、

日常の世界 ? 新世界

を行き来するという物語。

「日常の世界」にいる主人公の元に、
「冒険への誘い(Call to adventure)」がきて、
「新しい世界(新世界)」を旅する。

そして、敵を倒して、宝を得て、
「日常の世界」に持って帰る。

これが、多くのハリウッド映画とかで
使われているストーリー構造。


・・・じゃあ、

「日常の世界」に戻ったら、その先は・・・?

それで終わり??

ここが重要なところです。


いやいや、そんなことはないでしょ!って。

本当の宝とは、「日常の世界」にあるんです。


いや、むしろ、
新世界で手に入れるべきは
「新たなフィルター」です。

それによって、
見てるセカイが変わる。

だから、「日常の世界」に戻った時、
それはもはや、かつてのセカイとは全く違う
「シンセカイ」に変わっているんです。

すなわち、

新世界の旅を通して、
日常の世界に帰った時、
そこが「シンセカイ」になっている。

こういう構造です。

日常の世界 ? 新世界
  ↓
シンセカイ


今って、スマホ、SNS、VRとかが発展していくことで、
人は「バーチャルの世界」を生きるようになっている。

つまり、どんどん、
日常の世界と、その人が生きている世界が
乖離してしまっているのです。

(そんな未来を警告したのが映画「マトリックス」)


ちゃんと、現実世界を生きなきゃ。

「新世界」ばかり探し求めるんじゃなくて、
「日常の世界」を「シンセカイ」にしていかなきゃ。


世界を変えたかったら、
まず自分のセカイを変えるところから。

そして、みんなのセカイ(the world)を変えていくところから。


みんなのセカイが変わらないと、世界は変わらない。

逆に言うと、みんなのセカイが変われば、
勝手に世界は変わっていく。


それが、もっともできるのが、今この時代。


これから1000年、2000年先の未来は
僕らの手にかかっている。

本気で、心の底から、そう思ってたら、

ほとんどの悩みは、一瞬で消えます。


1個1個悩みを解決して、、とか、面倒くさいから、
一瞬で、一掃しましょう。

「ちょっとずつ変わっていきたい、、」

というのは、DNA通りに生きた場合。

「一瞬で」変わりましょう。

そして、今、この瞬間を、 “これから” を、
全力で、生きましょう。


情報発信者としての価値は、

・いかに、絶望を与えられるか?

・いかに、希望を与えられるか?

これに尽きると思います。


絶望だけじゃダメ。

それを上回る「圧倒的な希望」を
与えていかないと。


「本当のセールスとは、希望と絶望、
 光と闇を使いこなすこと」

そして、

「新世界を旅して、シンセカイに誘うこと」


これが、新時代のセールスです。


闇を知り、光を知れば、百戦危うからず。

もっと闇を感じて、もっと光を浴びて、
統合させていった先に、シンセカイはあります。

絶対に、あなたは、そこに行けるから!