ストーリーライティング

最高の次回予告

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こんばんは、新田です。


昨日は1つ、簡単なワークをやってもらいましたが、
効果が感じられたという方が多かったようで、何よりです。


例えばこちら。

=====ここから=====
こんにちは、悌三と申します。
感想を書かせて頂きます。

1分間、「昨日何したか」考えて録音機に喋ってみたのですが、
「昨日は、まず朝起きて〜」から喋った自分がいたので、
余計、今回のメルマガの内容に驚いてしまいました。苦笑

自分は普段、会社に雇われている人間ですが。

ネットを通した「ゆにわ」の学びを活かして、
どんな場所でも今年は去年よりももっと
人の役に立てる人間になりたいと考えているので、
毎日の様に今回のワークをやってみたいと思った次第です。

ワークをやった”驚き”のまま感想を書かせて頂きました。

そして「最も濃かった事」から再度、喋ってみたら全然違いました。

感覚として気持ちが良かったです!

貴重な内容を教えて頂き、ありがとうございました!
今日から、実践させて頂きます!

1分間でこの感想も書き切ろうと思ったのですが、
3分くらいかかっています・・・・。

改めて、ありがとうございました!!
=====ここまで=====


さて、前回は、

「昨日、何をしたか、1分で説明してみよう」

というワークを紹介しました。


実際、これを実践してみたというメールを読んでみると

「まず、朝起きて、歯磨きして、朝ご飯を食べて・・・」

という感じで、

朝のこと考えてるうちに
1分が終わったしまった、という方が
なんと多かったことか!笑


どうしても、

「ストーリーを作ろう!」

って思った時に、

「最初から時系列順で考えてしまう」

ということをしがちなのですが、


そうじゃなくて、

ストーリーというのは、

「もっとも濃かった瞬間」

からまず作ってみよう、
というのが、前回の話でした。


実際にそれを最初に書く(喋る)かどうかは置いといて、

「物語のピークは何か?」

を考えて、しっかりとそのイメージを作るだけで、
全体の捉え方が変わってきます。


人が、何かストーリーを聞いて、頭に残る瞬間なんて
ほとんどありません。


実際、昨日1日を思い返したって、
覚えてるのは10分くらいだと思います。


薄い部分は、終わった後にほぼ忘れているのです。


じゃあ、そのストーリーを読んだ(みた)後に、

「いや〜、面白かったな!」

って思えるものって、
どういうものなのか??


というと、それは、


次の2つが満たされているものです。

1.一番最高の瞬間が、濃い

2.終わり方が綺麗(盛り上がる、衝撃がある、余韻がある、etc..)


これさえ満たされていたら、

「面白かった!」

って思ってもらえるのです。


例えば、映画「君の名は。」だったら、

一番盛り上がる瞬間って、

ヒロインのミツハが「もうダメかも」と諦めかけた瞬間、
手のひらを見たら「すきだ」と書いてあって、
瀧くんを思い出し、そこから隕石衝突から皆を守る

という、だいたい1分くらいのシーンです。


特に、隕石が衝突する瞬間がピークです。


RADWIMPSの歌も、

「うんめーいだとーか、みらーいとかー」

と一番盛り上がってる瞬間をこのシーンに重ねてきて、

とにかく、このシーンが盛り上がるよう
全力投球してきているのです。


逆に言えば、

「このシーンが最高に盛り上がるように、
 物語全体を再編集している」

ハズです。


色んな伏線を張り巡らせて、
ここで一気に回収させて・・・

ってことをやっているんですね。


そして、最後のシーンで、

「君の名は。」

とお互いが言って、
と “タイトル” の伏線を回収する、という

余韻が残る感じで、綺麗に終わらせています。


でも、印象に残っているシーンが、

「すごかった!!」

となったら、それで、

「全部よかった!」

ってなるのです。


たとえ、途中のシーンは、
なんとなくして覚えていなかったとしても、
いいんです。


このように、ストーリーというのは、
全部同じ濃さで作ってはダメで、むしろ、

「濃淡を付ける」

ことが大事なのです。


これは勉強も同じで、全部を同じ濃さで覚えるのではなく、
濃淡を付けて覚えるから、
濃い部分が鮮明に覚えていられるのです。

(全部覚えるなんて無理なので、
 大事なとこさえちゃんと覚えておけばOKなのです。)


と言うわけで・・・


今日のワークです!



“もう一度”

「昨日、何をしたか?」

を1分で考えてみてください!!


昨日やったことですが、
今日やってみたら、また感覚が違っているハズです。


では、どうぞ!


・・・


さて、いかがでしょうか・・・?


今日のワークで分かることは、


「自分が、学んだことを、即実践できているか?」

ということです。


だって、昨日、このワークをお伝えしているので、

もし、

「学んだことを、実践しよう(取り入れよう)!!」

って思っていたら、

きっと、1日の過ごし方が
変わっているハズだからです。


実際に、昨日よりも濃い1日を過ごせた、とか、
そういった感覚があるなら、
ストーリーライティングの感覚が
少し浸透してきているということです。


でも、今日ワークをやってみて、

「あれー、昨日一番濃かった瞬間って、なんだっけ・・・」

って思ったなら、

1日に濃淡を付ける意識が
まだ弱い、ということです。


ストーリーライティングとは、決して、

「終わったことを、思い出しながら書く」

という作業ではなくて、

「今、この瞬間に、ストーリーを描きながら生きる」

というものです。


だから、今日1日も、

「最高のストーリーだった!」

と思えるように過ごすことが重要です。


全部がパーフェクトである必要はなくて、

「もっとも濃い瞬間」

と、

「ラスト」

がちゃんと作れていたら、それで80点です。


「もっとも濃い瞬間が思い付かない」

としても、ここからが勝負です。

今このメールを読んで、

「うわ〜、昨日読んだことなのに、
 まだ全然実践できてなかった・・・」

ってことに気付いたなら、
その「気付き」の瞬間こそ、濃い瞬間と言えます。


心に刻み込んで、

「絶対に明日から、1日の中で、
 何か1つ、最高の瞬間を作ろう」

と思って生きるだけで、
意識はかなり変わるでしょう。


そして、今からできることとして、

「今日1日、残り(夜)だけでも、ちゃんと実践しよう」

って思って、残りを過ごしてみて欲しいのです。


それだけで、だいぶ違うハズです。


そのために、今日、これからやってみて欲しいことがあります。


「今夜、寝る直前に、どんな過ごし方をしたいか?」

ということを、ぜひ考えてみてください。


・・・と言うのも、
みんな、1日の最後を、テキトーに過ごします。

ぼーっとYouTube見て、
そのまま寝落ちして・・・とか。


これって、

「物語の最後を適当に作ってる」

ことになります。


せっかく、クライマックスが来て、
最高に盛り上がったのに、
最後、テキトーに作ったら、

そのストーリーは”台無し” です。


なので、今日寝る直前が、
最高の状態になるようにする。


例えば、

・今日1日で一番良かったことは?
・明日、こんな良いことがあったらいいなぁということは?

というのを今のうちから作っておいて、
寝る直前にイメージすると良いでしょう。


もうちょっと前に、
寝室を掃除したり、アロマを炊いたりして
睡眠環境が良くなるよう準備するのも良いですね。


1日の物語を最高の終わり方で〆たら、
寝ている間、ずっと良い状態でいられて、
明日、最高のスタートを切れます。


ドラマで言うと、次回予告を見て、

「うわ〜、来週も楽しみだ!!」

って思えるような状態ですね。


あんまり興奮したら寝れなくなってしまいますが、

「いや〜、明日も楽しみだなぁ」

と思いながら寝れるよう、
今から準備してみてください。


そして、ぜひ、

「今日は、寝る前に向けて、
 こんな準備をするぞ!!」

というものを、送って頂けたらと思います。

(実際やってみて、次の日どうだったかも、
 送って欲しいです。)


自分もストーリーライティングを極めたいです!!

ってメールをよくもらうんですけど、

別に、ストーリーライティングを鍛えていくのは、
「書くこと」だけが全てではありません。


「日頃から、ストーリーを作りながら生きること」


これが全てストーリーライティングの力を
磨いてくれるのです。


その思考訓練は、勉強にも、ビジネスにも、
あらゆることに役立ちます!


なので、ぜひ、実践してみてくださいね。


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。