ストーリーライティング

昨日、何した?

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こんばんは、新田です。


連日、

「ストーリーライティング」

をテーマに話していますが、

「ストーリーライティングを学んでいきたいけど、
 ストーリーを作るって、具体的にどうすればいいか
 まだピンときません!」

という声があったので、今日は、

「ストーリー作りとはどういうものか?」

を話そうと思います。


さて、では最初に1つ質問させてください。


「あなたの、昨日1日について、
 今から1分で話してください!」


ハイ、スタート!


・・・


考えてみましたでしょうか?


意外と、1分って、短かったと思います(笑)


一瞬で終わってしまった〜って方もいるでしょう。


人によっては、

「まず、朝起きて、歯を磨いて、
 朝食は〜〜を食べて、
 〜時に家を出て、、、あぁ、もう1分経ってしまった!!」

みたいな感じかもしれません。


どうしてそうなってしまうのか??


それは、

「時系列順に、思い出そうとしているから」

なのです。


じゃあ、ストーリーライティングを鍛えている人は
どう考えるのか??


昨日1日の中で、

「もっとも濃かった瞬間」

をまず考えます。


濃かった瞬間というのは、

「密度が濃い」

ということです。


ぐわ〜っと、色んな思考や感情、
歓喜や、悟り(気付き)、

そういったものが湧き出てる瞬間、

あるいは、

悩み、葛藤して、苦しんだ瞬間、

ポジティブかネガティブかは置いといて、

とにかく、


「情報密度が濃い」


のです。


情報密度が濃いとは、
その瞬間を描写するのに
必要な情報量が多い、

ということです。


人は、美しいものを、ただ、

「美しかったんです」

と表現するだけでは、100%伝わりません。


美しいものは、情報密度が濃いのです。


同様に、

「感動したんです!」

って言うだけでは、
その感動は伝わりません。


「苦しかった」

って言っても伝わりません。


情報密度が濃いものは、
そう簡単には伝わらないのです。


1日の中で、

「この瞬間は濃かったなぁ」

という瞬間を描くのって、
実は、非常に大変なことです。


でも、

「昨日1日を1分で話す」

というお題があったなら、
その「もっとも濃かった瞬間」は
欠かせません。


では、どうやったら、その1分の中に、

「もっとも濃かった瞬間」

を入れることができるのか??


脳をフル回転させて、
それを考えなきゃいけないので、

「朝、〜〜を食べて〜〜」

とか言ってる場合ではないのです。


・・・と、言うと、

「いやいや、もちろんそれも分かってます!
 でも、いきなりそこに行くと説明できないんで、
 まずは朝から喋るしかないじゃないですか!!」

と言われたりするのですが、

そうじゃないんです。


みんな、

「一番大事なところ」

を後回しにして考えようとするのです。


でも、ストーリーライティングでは、

「一番大事なところ」

から考えるのです。


考えた結果、話すときに、

「まず、朝は〜〜して・・・」

と話し始めるのはOKです。


でも、それは、


<一番大事な瞬間>

   ↓

  ・・・


と考えた結果、
その「一番大事な瞬間」を説明するために
必要な要素として出てきて、

後から、順番を時系列に並べた、
というだけなのです。


さて、では今のを踏まえて、

「もう一度」

考えてみてください。


「昨日1日を、”1分で” 語ってみましょう!」


1回目と、少し変わったと思いますよ!


さて、最後に1通、メールをご紹介して終わります。


=====ここから=====
こんばんは、
初めまして、池田恵と申します。

昨年の暮れに新田さんのことを知り、
ストーリーライティングを始め、たくさんの音声や文章を拝見しました。

その内容が今までどんな勉強をしてもずっと埋まらなかった
違和感や疑問を埋めてくれました。

見方が180度変わりステージアップした感覚です。

2022年は、ストーリーライティングをテーマに
発信していただけることがとてもうれしいです。

私も今年は自分のストーリーを書きたいですし、
関わる方々のストーリーライティングのお手伝いを
していきたいと思います。

今年の目標は新田さんに直接お会いすることです!

これからもメッセージを楽しみにしております。

どうぞ宜しくお願いします。
=====ここまで=====

ストーリーライティングを学ぶって、つまり、

「アウトプット力」

が上がるということなので、
これによって、他のあらゆる「学び」が
加速することになります。


なぜなら、

「ストーリーを作る思考回路(フレーム)」

が書き変わるからです。


これは

「脳の使い方が変わる」

とも言えます。


勉強が苦手な人って、
教科書とかでいうと

「はじめに」

を一生懸命読んだりします。


逆に、頭の良い人は、
そんなのすっ飛ばして、

「ここがきっと大事なんだな」

ってトコをいきなり学びます。


でもって、

「ここさえ覚えておけば、他は忘れても大丈夫だな」

ってのが分かるのです。


「仕事ができる人」

も同様です。


「どこに、一番エネルギーをかけたら良いのか?」

ということが分かるのです。


そんなに重要でないところに過剰にエネルギーを注いだりしてると
大事なところに注ぐエネルギーが無くなってしまいます。


・・・という感じで、

ストーリーライティングの思考回路をインストールしたら
勉強も、仕事も、人生も、
全部が変わってきます。


そのためのポイントの1個目が、

「最重要なもの(もっとも濃いもの)からまず考える」

ということです。


ぜひ、今日のワークをやってみた感想や、
実際に作ってみたものを
送ってください!


「全然思いつきませんでした(笑)」

でも大丈夫です!


むしろ、毎日1分でもいいから練習するだけで
全然変わってきますよ。


日頃から、

「一番重要な瞬間ってどこだろう?」

ってことに、アンテナが立つからです。


逆に言えば、
それが全くなかったら、
そもそも「スタートライン」にすら
立てないということです。

(ビジネスを何年やっても、稼ぐことはできません。)


というわけで、ドシドシ送ってくださいね!


それでは、ありがとうございました。