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ワンピースと鬼滅の刃から学ぶPart3〜逆方向からのメンター〜

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こんばんは、新田です。

今日も前回の続きで、シリーズPart3です。

ちなみに、前回はこちら。

鬼滅の刃から学ぶシリーズPart2

最近、メルマガの反響がものすごくって、
「鬼滅の刃」を着々と布教していってます(笑)

集英社からアフィリエイト報酬ほしいくらいです(冗談です)。


ちなみに、反応は綺麗に2つに分かれてて、

「最初からめちゃハマりました!!」

っていう方と、

「最初うーんって思ったけど、
新田さんが言うなら・・・と見ていったら
次第に面白くなりました!!」

という方がいました(大きく分けると)。


「どれだけ見ても、面白さが全く分からん!」
って方は今のところいなかったです。

まぁ、それは以前から散々書いた通り、
面白い面白くないじゃなくて、
「いかに面白く見れるか?!」
が大事なのです。


つまり、若い人からしたら、もし、

「鬼滅の刃面白くない!」

って言ってる人がいたら、

「あぁ、この人、あの面白さが理解できる感性も持ってないのか・・(かわいそう」

となるのです。


最近、
「漫画から読む時代の流れ」
の話をよくしていますが、

今日は、
「特にここ10年」
の話に限定して、
これからのビジネスを考える上で
非常に重要な話をしたいなと。


さて・・・

10年前は、
「ワンピース全盛期」
でした。

ちょうど、
「マリンフォードの頂上戦争」
で白ひげが活躍し、
そして白ひげが死んだ、
という、一番ワンピースが盛り上がってるタイミングでした。


前々回話したように、

白ひげの死=世界最強の死=神話(絶対的なもの)の崩壊

を象徴します。


同時に、

「新しい時代の到来」

を象徴していたのです。


あの時代を、一言で表すなら、

「新しい人が、古い人から”受け継ぐ”時代」

だったのです。


「受け継ぐ」というのがキーワード。


ワンピースでは、白ひげが死んでから、
ルフィはジンベエに助けられ、
その後、レイリーのもとで修行をして、
「受け継ぐ」ことになります。


その後、映画で言うと、
「永遠のゼロ」
が大ヒットしました。


あの映画は、若者が、
零戦に乗っていた方達の話を
聞きに行くっていうストーリーで、

僕も、当時、最後の零戦パイロットの方だったり、
「今聞かないと一生聞けない」
という方の話を、沢山聞きに行くようにしていました。


あの頃は、戦争を経験した人たちの話を聞ける
最後のチャンスだったし、そういう、

「今の日本を作ってきた方たち」

から新しい人が話を聞きに行き、
「受け継ぐ」というのがテーマだったな、
と感じています。


そこから、10年経ち・・・



“今、どういう時代なのか?!”


これは、僕はずっと考え続けていました。

今ってどういう時代なんだろう・・・?と。


答えなんてありません。

時代の流れ、今流行っているもの、
新しく出てきた人たち、

それら全てをよくよく観察し、感じて、
ってするしかありません。


僕は、「鬼滅の刃」を教科書(物差し)にして、
新しい時代について、ずっと考えていたのですが、
最近、ようやく1つの答えが出ました。


今はどういう時代なのか?というと、

「古い人が、新しい人から学ぶ時代」

なのです。


一貫しているテーマは「新旧統合」ではあるのですが、
10年前とは「ベクトルが逆」だってことです。


今は、新しい人から、学ばないといけない。

何を学ぶのか??


それは「感性」です。


僕も、若干「古い人」側に片足突っ込んでいるので、
「新しい人から学んでいく」
ということをしないといけません。


昭和までの人たちは、皆、

「古きから学べ」

という価値観が根強かったのです。


古い人の方が、知識も経験も豊富なんだから、
そこから学んだ方が良いだろうと。


確かに、
「知識」「知恵」「ノウハウ」「経験」
それらは全て、古い人の方が上でしょう。


でも、もし、
「ビジネスをやりたい」
のであれば、

「古い人は、新しい人から学んだ方が良い」

と僕は思っています。


古い人は、新しい人を見たときに、
「なーんか、ペラいこと言ってるなぁ。」
とか、
「こんなんでうまく行っちゃうのかぁ。」
とか、
「ま、たまたま時代に愛されてうまくいってるんだろうねー。」
って絶対どこかで思っています。

つまり、どこかで「自分の方が上」って思いたいのです。


特に、10年前って、
DRM(死語)とかプロダクトローンチ(死語)とかが全盛期で、
それをきちんとやっていれば、
簡単に数億円くらいの売り上げが出てしまったのです。


そんな人たちが、今新しい人を見た時に、
あれだけYouTubeとかブログで爆発的に人を集めているのに、
億の売り上げを出している人がほとんどいないってなった時に、
「もったいないことをしてるな」
って感じるようです。


まぁ、それも一理あるのですが、
でも意外とそういう古い人たちも、
今、そこまで稼げなくなってきている場合が多いです。

「かつては、年収1億超えだったけど、
今はせいぜい数千万円が限度。(だんだん減ってきてる)」

っていう人が、かなり多い。

「何かきっかけがあったらまた億くらいいけそうなのに、
なぜかそこまでのヒットが出せない。」

という状態なのです。


マーケットは確実に広がってるんだから、
どんどん右肩上がりになるのが自然な流れなのに、
そうなってないなら、どこかがおかしいのです。
(実際、うちの会社だったり、周辺の人たちは、
ここ数年でどんどん売り上げが伸びています。)

もし、新しい時代に変わってから、売り上げが明らかに下がってきたのなら、
いったん、「過去の実績」とかは捨てて考えた方が良いです。

なぜなら、もう世界が、全く違ったものになっているのだから、
過去の実績には何の意味もないのです。

新しい人は、
「今この瞬間の実績」
にしか興味がないので、
古い実績を持ち出せば持ち出すほど、
「過去の人」
認定をされて、逆効果にしかなりません。


そして、これは「コミュニティ化」の弊害でもあります。

コミュニティを強固なものにして、
リピーターが増え続けると、
「新しい風」
を感じられなくなってしまうのです。


だから、

「コミュニティを作ったら、(リピーターが増えるor勝手に増えるから)集客不要になる」

という考えは誤りで、


「コミュニティリーダーは、新しい時代の風を感じ、
それを打ち出して、新しい風を呼び込まないといけない」


のです。


そして、今の新しい人たちは、
知識・ノウハウ的なものではなくて、
「世界観」で勝負しています。


なので、もし、

「ペラいよね」

って言われたとしても、

「別にペラくて当たり前。
そもそも「深さ」なんて目指してないんだし。」

って思っている、ということです。


以前も解説した通り、
「鬼滅の刃」と「ワンピース」
の違いはそこにあります。


ワンピースは、
「なんだかんだで深い」
のです。

一見、ギャグ漫画のような雰囲気を漂わせつつ、
深いところはとてつもなく深い。

前回の言葉で言うと、
「超巨大な花火を定期的にあげる」
という戦略です。

そして、ルフィは一見ペラそうで、
でも見ているスケールの大きさは異次元。

もはや「常人がとても到達できないステージ」にいます。

ある意味、「一般人のふりをした超人」なのです。


対して、「鬼滅の刃」は、
「深そうで、案外軽やか」
なのです。

鬼滅の刃の主人公は、
とても繊細で、気弱で、いかにも現代にありがちな少年。

ルフィだったら、
「ムカついたから殴る!」
で終わるところが、鬼滅の刃の主人公は、
いちいち長いこと考え込み、迷い、葛藤します。

戦闘シーンでさえ、内面描写が異常に多く、
内面の葛藤とかに結構な時間を割いて、
戦闘自体は案外あっさり終わったりします。


志は高くないし、ルフィのような超人でもないんだけど、
真面目に努力して、悩みながらも、1つ1つ着実に乗り越えていく。

それが「鬼滅の刃」の主人公です。


そして、見どころの1つとして、

「セリフの言い回し」

があります。


結構、これは何人かからもメールが来ていたのですが、
例えば、最初の方で、主人公が、

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」

と言われるシーンがあります。


こういう、地味に頭に残るセリフが多いんですよね。


僕が、

「これからの時代のライティングは、”キーワード”が重要」

と言っているのも、そこから繋がってきます。


そして、何度も話している「世界観」。


ワンピースみたいに、一人の敵を倒すのに半年かかるみたいなことはなく、

次々と設定が変わっていって、その都度世界観がガラリと変わって、
まるで、テーマパークに遊びに来て、
色んなアトラクションを旅しているような感覚になります。


新しさもあるけど、
時代自体は「大正」なので、
精神性自体は古いものがベースになっている、
というのもまた良い。


だから、
「今までとは楽しみ方が全く違う」
と言っているのは、そういった部分です。


(僕を含めて)昭和どっぷりの人間は、
「古い方が偉い」
みたいな年功序列的な考えは捨てて、

「新しきから学ぼう(取り入れよう)」

と考えた方が良いです。


だから例えば、

「今の若い子はこんなことも知らないのか!
じゃあ教えてあげるから、うちのとこ来なさい!!」

みたいなスタンスは嫌われます。


でも、新しい人たちは、
別に古いものに価値を感じてないわけではないし、
リスペクトもしています。

ただ、大事にしてるものや、フォーカスが違うのです。


なので、スタンスの問題なのかな、と。


この「時代の変わり目」において、

いかに「新旧統合」をしていくか?

が非常に重要な課題になってきます。


そのために必要なこととして、
「鬼滅の刃」からは、非常に大事なヒントをもらえました。


・・・ということを踏まえて、
今年は、僕も、ビジネスのスタンスをガラリと変えようと思っています。


それはつまり、
「新しい人から学んでいく」
ということです。


今まで僕は、

「古い人(知識が多い人、経験が多い人)から
一緒に学んでいこう!」

というスタンスを取っていました。


それは、今年も引き続きやりますが、それに加えて、

「新しい人から一緒に学んでいこう!」

というスタンスを取ります。


つまり、こういう構図。


古い人(メンター)

 ↓ 知識を学ぶ

自分

 ↑ 感性を学ぶ

新しい人


かつての、
「神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)」
は、常に、

「ヒーロー」は、日常の世界を抜け出し、
冒険をして、「メンター」と出会い、
教わり(授かり)、冒険をして、宝を得て、
日常の世界に帰ってきて、

そしてそのヒーローは「メンター」となり、
次の世代に受け継いでいく・・・


という循環があり、
螺旋(らせん)状に、弁証法的に進化していきますよ〜

・・・というのが、これまでの考え方でした。


これは常に、
過去から未来に、受け継いでいく、
という「一方向的な」時間の流れが、
前提にありました。


でも、今は、物理法則も変わってきていて、
時間は、過去から未来だけの流れではありません。


時間は、

過去 → 現在 ← 未来

こんな風に、過去と未来の両方から流れてきます。
(詳しい説明は、色んな講座でしているので、省略。)


だから、新しい時代における「神話」を作ろうと思ったら、
過去からも、そして未来からも、
エネルギーを受け取って、

それを現在で「バチーン!!」とぶつけて、化学反応を起こし、

ばちばち!!!と火花を散っているまさにその瞬間を見せていく!!

ということが必要なのかなと。


そう思っているわけです。


別に、
「新しい方が偉い」
と言っているわけではありません。

ただ、
「対等である」
ということです。


逆に、「新しい人」は、
その火花が散る瞬間にうまく混ざっていく、
ということが重要です。

これも、単に古いものに合わせるわけではなく、
いかに「新しい」感性を大事にしながら、
「古くからある」精神性・知恵・本質的なものを
取り入れていけるか?を考える、ということです。


これが、「鬼滅の刃」を見て、
「これからのビジネスはどうなっていくのか?」
というテーマでずっと考えていた、
(ひとまずの)結論です。



というわけで、今年は、
僕も新たな挑戦をしていきます。

つまり、

「新しいものと、本質的なものの融合」

を目指していきますし、

「それを可能とする場(コミュニティ)」

を作っていきます。


お楽しみに!!


鬼滅の刃シリーズはまだまだ続きます。

鬼滅の刃から学ぶシリーズPart4〜究極のコミュニティの回し方〜


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。