こんばんは、新田です。
最近、
「マッシュル-MASHLE-」
というアニメが子供たちの間で流行っているらしいです。
あっ、別に推奨したくて話題にしているわけではありません!
というか、実は僕も、
まだチラッとしか見てないのです。
ただ、興味を持ったのは、
このアニメの主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」という歌(踊り)が
世界的に流行ってたからです。
(TiktokとかYouTubeで大流行なのだとか。)
確かにこの歌、中毒性のある歌で、
うちの息子も、たまに口ずさんでたりします。
で・・・ですね、
この歌って、すごく「平成生まれの子」の価値観を
(良くも悪くも)象徴してるなぁって思ったのです。
そして、これは、
西洋の価値観に染められたことで生まれた
価値観だなと思うわけです。
歌の中で、一番有名な部分が、こんな感じの歌詞です。
=============
鏡よ鏡答えちゃって~
Who’s the best?I’m the best!Oh yeah
Bling -Bang-Bang, Bling -Bang-Bang, Bling -Bang-BangBorm
(×3)
To the next, To the 一番上!
=============
で、僕はまだ1話しか見てないので
詳しくは分からないんですけど、
どうやら、
ハリーポッター的な、魔法の世界の中に、
「魔法は使えないけど筋力だけで “無双” する主人公」
を描いているそうです。
この「最初から最強(一番上)」というのは、
今の、特に平成生まれの世代が
憧れを持っているものの1つなんだろうな
と感じるのです。
これは、最近の他の作品を見てても感じることで、
今の若い子達が持っている願望の1つに、
「異世界転生願望」
があるんじゃないか、と思うのです。
ここ数年、異世界転生モノのアニメが
ものすごく流行っていて、
「冴えない主人公が、ある日、死んでしまい、
記憶を受け継いだまま、全く違う世界で転生する」
というもの。
子供の頃から、大人の記憶を持っているわけですから、
当然、人生イージーモードです。
ある意味、ドラマ「ブラッシュアップライフ」も
似たものがありますよね。
記憶を持ったまま子供からスタートするわけですから、
子供の頃は「無双」できてしまいます。
だから、今、現実が辛いな、うまくいかないな、って人は、
異世界転生したい!!って心のどこかで思っているのです。
でも、当然、
そんなことは現実ではあり得ないわけで、
子供の頃から、GIFTEDとして生まれ、
努力しなくとも無双できる、、
そんな人は、ごく稀にいるでしょうけど、
普通はあり得ません。
だから、いくらそこに憧れを持っていても、
「そうではない現実」
がより辛くなってしまうだけです。
この、
「1人のヒーローが無双する」
というのは、
アメリカナイズされた価値観で、
日本もだいぶ染まってしまったんですが、
だんだん、この価値観は今、崩壊してきています。
(つまり、一神教的な価値観の崩壊です)
これは日本だけでなく、世界的に言えることで、
アメリカも、
「アベンジャーズ」
みたいに、元々単独で戦っていたヒーローが
協力するようになってきました。
そして、
「1人の最強ヒーローが無双する時代ではなくなった」
ということをよく表しているのが
「呪術廻戦」です。
五条悟という「チートキャラ」を登場させ、
最初は無双していくんだけど、
その彼が、自身の驕りによって負けてしまう
という物語。
これが、
「たった1人のヒーロー(救世主)が世界を救う」
という考えが、もう時代に合っていない
ということの象徴であると解説しました。
(詳しくは、YouTubeを見てネ!)
特に、日本的ではないのですが、
明治以降、日本にこの価値観が浸透してきて、
ネットビジネスの世界も、この影響を強く受けています。
それを変えていくのが、
僕らの世代がやっていかないといけない
1つの使命だなと思うわけです。
エンタメ(映画やドラマやアニメ)を通して
時代の流れを感じて、
そして、この先、どこに向かって進んでいけば良いのか?
を感じてもらえたら良いな、と思います。
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作品を見たことない人にとっても重要な内容なので、
まだ見ていない方は、
ぜひ、チェックしておいてください!!
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それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました。