こんばんは、新田です。
前回のメール、久しぶりに送ったのですが
非常に反響が大きくて嬉しい限りです。
6月1日に販売するシステムなのですが、
去年、一部の方限定で先行販売して、使ってもらっているのですが、
医者の方、ミュージシャンの方(ファンクラブページに使っているとの事)、
ネットショップを運営されている方、アフィリエイターの方と、
本当に幅広い層の方が活用して下さっていると報告を受けています。
また、なんと言っても
「非常に使いやすい!」
ととても好評です。
システムの詳細は次回のメールでお話するとして、
今日も、これからのビジネスにおいて非常に重要な考えを
話したいと思います。
前半で数学の話をするのですが、
大事なのは後半なので、難しいところは読み飛ばしつつも、
頑張って読んでみてください。
さて、僕は去年からやっている数学、物理の講座で、
先々月くらいに「オイラーの等式」を扱いました。
そのオイラーの等式とは、
eのiπ乗=ー1
です。
(形式的に書くと「e^(iπ)=ー1」です。)
この式は数学の世界で最も美しいと言われている式で、それは、
e(自然対数)とπ(円周率)は関係があるという事を示しているからです。
それのどこが美しいのか?と言いますと、
eというのは、log(対数)から生まれてくるもので、
πというのは、「円」から生まれてくるものです。
つまり、生まれは全く関係無いものであり、
繋がる筈が無いものなのです。
言ってみたら、
1=A=あ
みたいなものです。
(極端に言えばです)
そもそも違うものが、イコールで結ばれてしまった!という式なのです。
さて、ここでもう1つ、重要な事があります。
e^(iπ)=ー1
において、「i」とは、「虚数」の事です。
つまり、現実には存在しない数です。
πとeは、本来全く違うものなのに、
現実に存在しない世界を通って、繋がっているのです。
まるで4次元ポケットとスペアポケットみたいですよね。
更に面白い事に、πとeに加えて、
「素数」までもが繋がってしまう、という話を以前講座内でしたのですが、
これまた不思議な現象です。
だって、「素数」というものは、人間が勝手に作った「数字(自然数)」の中で
たまたま生まれてきたものです。
一方で、円とは、自然界には存在しないのだけど、
限りなく円に近いものを「円」と定義していて、
これまた人間が勝手に作り出したものです。
(※僕らは、現実世界で完全な円を作る事はできません。
○←これは、拡大していけばドットであり、円じゃなくなってしまいます。
完全な円が存在するのは抽象世界(イデア界)だけです。)
全然関係無いところから人間が勝手に生み出したものでも、
虚数の世界で繋がってしまう。
これこそが、この世の真理を表した、数式なのだと思います。
僕らは、こういった思考を常に持つべきで、
「離れたところにある2つは、抽象世界(情報空間)において繋がる」
という事を理解するだけで、色んな問題が解決されていきます。
例えば、僕は人差し指が10年くらいずっと痛くて、
何度皮膚科に行っても治りません。
皮膚科に行くと、
医者は人差し指をじっと見て、
「薬出しときますねー」
と言って、診察終了です。
毎回1時間くらい待たされて、診察は30秒くらいで、
薬が貰えるだけ。
で、何十回と通ってるのに治りません。笑
これを先日、ある人に見せたら、
最初に右足の筋肉を調べて、
「あー、胃経と脾経が弱ってますね」
と言って、その後体中の筋肉を調べて、
「最近○○みたいな事でストレスとかあったんじゃないですか?それが原因かもしれませんね。」
という事を言われました。
これ、何をされたのかと言うと、
「経絡(けいらく)」
を見たのです。
経絡というのは、体中に張り巡らされている、
エネルギーの通り道みたいなものです。
・・・と言うと、なんだかスピリチュアルっぽい感じがしますが、
経絡は実際にWHO等でも認められていて、
科学の世界でも「存在する」とされています。
ただし、これが何なのかが未だに解明されていません。
また、エネルギーと言っても、
物理的なエネルギーというよりは、抽象世界に存在するものです。
つまり、体のあちこちが、抽象世界で繋がっていて、
更に、それは心とも繋がっているのです。
(正確には、心は脳の活動の随伴現象なので、
脳に繋がっている、が正しいのかもしれません)
ようするに、体のどこかが悪ければ、
経絡を通って全然関係無い他の部分が悪くなり、
さらにそれに対応する感情(憂いや怒りや悲しみなど)が沸き、
それが「性格」となったりする、という事です。
これもさっきの4次元ポケットの話と同じで、
抽象世界を通って繋がっているのです。
(もちろん、抽象世界を通って繋がっているという事は、
物理世界でもそれに対応する何かがある筈なのですが、
そのアルゴリズムが複雑すぎるので、取り扱いが便利な抽象世界を考えるのです。
数学の「複素積分」なども同じ発想です。)
僕らは沖縄合宿で、体と心が対応していて、
人の見た目からその人の性格を分析できる事を学びましたが、
更に経絡を調べる(=対応する筋肉を調べる)事によって、
その人の現時点で潜在的に持っている感情等も見抜く事ができます。
その経絡は大まかに言えば14個覚えるだけなので、
それを覚えるだけで、その辺の医者より、”役に立つ”診察ができる様になります。
もちろん、骨折やウィルス性の病気なんかは本当に医者にいかなくてはいけませんが、
8割以上のものは、医者やカウンセラー等に行かずとも、
経絡や生理学を学ぶ事によって、解決できます。
結局、僕の人差し指はまだ治ってないのですが、
あちこち経絡を見てもらう事で、他の色んな体の機能が回復して、
精神的にも少し楽になったのです。
少なくとも、人差し指が痛いと言った時に人差し指しか見ない医者と、
体中を調べ、その人と真剣に向き合おうとしてくれた人と、
どっちが医者らしい事をしているかと聞かれると、僕は後者だと思うのです。
この様に、現代教育の問題点は、
1つの専門性しか身に付けさせない事にあります。
1つの専門性しか持たず、他を学ぼうとしない事を
「タコツボ化」と呼びます。
僕は、「専門家」と呼ばれる人も一定数は必要だと思っています。
1つの事だけを徹底的に研究する事で、新しい発見をする人だっているからです。
しかし、大多数の人間が専門家になろうとしている現代は、
非常にマズい状況なのではないかと思うわけです。
僕がよく使っているT字理論で言えば、
Tの縦軸は作るけど、Tの横軸は作らない状態です。
(ステージを上げる、とは、Tの縦軸と横軸をバランスよく作っていく事です。)
だからこそ、前回言った、
「教育システムの改革」
が必要なのです。
しかし、教育システムなんて、そんな簡単には変わりません。
現代の教育システムは、もともと「専門家」を作るためのもので、
(悪く言えば「従順なロボットを作るためのもの」)
そんな時代はとっくに終わっているのに、未だ変わらないのです。
何故変わらないのかと言えば、
「変えたら困る人がいるから」
です。
(医療業界に「経絡」という非常に便利な手法が浸透しないのも、同じ理由です。
あと、「スピリチュアル系」で広まってしまっているので、
アカデミックな地位をなかなか獲得できないというのもあります。)
じゃあどうすれば良いかと言うと、
イノベーションを起こすしかないのです。
言ってみたら、ルールを書き換えてしまうという事です。
僕が、
1人1人がコミュニティを作り、
そこで自分だけの教育を行っていき、
それが当たり前の様にビジネスになる世界を作りたい、
と考えているのは、世界のルールを書き換えてしまいたいからです。
熱力学のセミナーの時に、
「これからはエネルギー社会からエントロピー社会へ」
という話をしました。
生きていく上でお金やエネルギーは必要です。
しかし、それが第一では無くなっています。
今、重要なのは情報(インフォ)なのです。
もっと言えば、膨大な情報から、必要な部分を取り出して、
他を捨てる(=エントロピーを下げる)力です。
(なのでインテリジェンスとかが言葉としては正しいかもしれません)
それによって、自分のステージは上がります。
それはイコール収入も変わるという事です。
資本主義社会が次のパラダイムにうつるとしたら、
お金(資本)<<情報
に気付くしかありません。
多分、この考えが世間一般に浸透するのは難しいなと思いますが、
気付かせる人を増やす事は可能だと思っています。
人がお金を使わないのは、買う物がもう無いからです。
物理世界での欲求が満たされ過ぎて、インフラが整ってるなら、
抽象世界(情報世界)で無限に広がる(知的)欲求を満たすビジネスしか、
もうこの先残っていないのです。
もちろん、コンビニとか無くなったら困るので、
「(物理的な)労働者層」はこの世界には必要だし、無くならないと思います。
(僕たちはそのお陰で生活ができるので、感謝しないといけません。)
しかし、「起業を考えている」のであれば、
知的欲求を満たすビジネス、あるいはその要素を持っているビジネスが、
これから確実に強くなります。
僕が6月1日にシステムを発売する事でやりたいのは、
その「流れ」に火を付ける事です。
別に、このシステムが売れなくてもいいんです。
僕の考えに共感して、この考えを広めてくれる人が1人でもいたらいいなと思ってるわけで、
せめてインフラくらい整えようという事で出してるわけです。
コミュニティは人体と同じ、という事を前回書きました(というか2年前から言ってます)が、
コミュニティビジネスの本質も、アフィリエイトの本質も、
自分と顧客と、紹介する人とは、全て同じである、という事です。
抽象世界で繋がっているから、別の人間なのに、志を共にして、
「共通」の理想の未来を描く事ができて、
同じ道を進み、コミュニティが生まれるのです。
(ここでいう「共通」は「最大公約数」ではありません。
全てを包摂している「最小公倍数」なのです。)
だから、リーダーは「抽象世界(情報空間)を移動できる」という思考の自由度が必要です。
僕がよく言っている「コミット」とは、
抽象世界を通して、現実と理想を繋げる事です。
そうすれば、抽象世界に対応した経路(正射影)が、
物理世界に「シャイニングロード」として導き出されてきます。
(※正確には、物理世界ではボンヤリとしか道は見えず、
目標地点を目指しながら常に軌道修正を繰り返していくイメージです。)
その瞬間、「当たり前」に変わります。
ステージが無限大になると、
宇宙の生命体全てを1つのコミュニティにできます。
(それがつまり「神」です。)
でも、人の時間も能力も有限なので、
人間はステージ無限の世界には到達できません。
(数学の世界では不完全性定理がそれを表しています。)
だから、まずは小さなコミュニティを作って、リーダーとなり、
そのコミュニティメンバーと抽象世界で繋がる事からはじめるしかないのです。
どんどん自分の抽象次元を上げていけば(ステージを上げていけば)、
最終的には「世界が平和になればいいのに」になり、
その後「宇宙が平和になればいいのに」となるんじゃないかなと思います。
しかし、いきなり飛び越えて抽象的な事を言っているだけで何も行動しなければ、
全く意味がありません。
パラダイムがシフトしていない状態で、
理想を語るだけで何も行動しないのは、ただのオカルトです。
(昔対談音声で使った比喩で言うと「ラピュタ」です。)
もちろん、方向性として理想を見定める事は大切なので、
ステージの高い世界(「美」が存在する世界)を、方向性だけ見定めつつ、
なるべく抽象世界の高い次元まで行き来できる様にしながら、
まずは地に足つけて、一歩ずつ、物理世界で行動していくしかないのです。
・・・と、ちょっと専門用語が多くなって抽象的な話になってしまいましたが、
僕がやろうとしてる事が、少しでも伝わればいいなと思います。