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鬼滅の刃から学ぶpart4〜究極のコミュニティの回し方〜

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こんばんは、新田です。

今日も前回の続きで、シリーズPart4です。

ちなみに、前回はこちら。

鬼滅の刃から学ぶシリーズPart3

実は、前回のメルマガ書いた段階では、
僕は「鬼滅の刃」はアニメしか見たことなかったんですが、
ここ数日で、漫画を一気に最新話まで読んでしまいました。


・・・なんか、もうすぐ最終回っぽいですね(笑)


「これからはワンピースから鬼滅の刃の時代だぜ!!」
って意気揚々に言ったのに、
ワンピースより先に終わりそうです。(はうーw


まぁ、そう言ったのは、
別に「鬼滅の刃」がずっと続く前提で言ったというよりは、
「鬼滅の刃的価値観」にウツっていく!という意味なので、
いいっちゃいいんですけど(なんか言い訳っぽく聞こえるのが悔しいw


鬼滅の刃は向こう半年くらいはセミナーネタで使おうと思ってたので
終わらないでほしいんですけどね〜〜。


それにしても、、

もう最終決戦的な雰囲気なんですが、
やばいですね。

毎回アツ過ぎる展開で、
めちゃめちゃ面白い!!
(ハガレンのラストを彷彿とさせる盛り上がり方です。)


そして、非常に「次世代的」な戦い方をしてるので、
これはぜひ皆に紹介したい!!と思って
今日は書きました。


鬼滅の刃って、後半になるにつれてどんどん面白くなるんですが、
(特に16巻以降の怒涛の展開がすごい!!)
だんだん強い敵になるにつれて、
徐々に「団体戦」になっていきます。


これは、ワンピースとの結構大きな違いかもしれません。

ワンピースは、大勢で戦ったりするけど、
なんだかんだで、最終的には1:1になります。

ルフィ vs 〜〜
ゾロ vs 〜〜
サンジ vs 〜〜

みたいな。

主要メンバーが1人ずつ戦う感じになるし、
「男の戦いは1:1だから他の奴が手ェ出すな」
的な価値観があるような気がします。


つまり、たとえ強い敵が現れたとしても、
主人公たちが敵よりも強くなって、倒す、
ということになります。

究極、

「ルフィが、敵のボスよりも強くなるかどうか?」

が全てです。


あくまで「個の力」なんですね。


一方で、
「鬼滅の刃」
は、(特に終盤は)違います。


もはや、圧倒的な次元で敵の方が強いので、
とても個の力では勝ち目がありません。

なので、徹底的な「チーム戦」で戦います。

主人公たちは、別に「強さ」をそこまで求めていません。
勝てばなんでもいいと思っているので、
時には「あえて(わざと)負ける」ということもします。

だから、チーム戦が成り立つのです。


チームといっても、
彼らは、そこまで特定のグループに対する仲間意識が強くありません。


どっちかっていうと、
「全員で鬼を倒す!」
という大きな目標で、全体がゆるく繋がっているんですね。

人類全員仲間、ということです。


さて、最終決戦は、「無限城」という、
敵のボスのアジトで戦います。

非常に複雑に入り組んだ城になっていて、
今まで登場したキャラが全員集合して戦うのですが、

ここでの戦い方が、「すごい」のです!!


それぞれの場所で、一人の敵に対して、
何人もが一斉に戦うのですが、

彼らは「たまたま」そこにいたメンバーで、
特に作戦とかもなく、即座にチームを組み、
協力して戦います。

そして、倒したらチームを解散して、
別の場所に移動していきます。

そういったことがあちこちで繰り広げられて、
その城の中をカラスたちが飛び回って、
互いの情報を中央司令部に送り、
そこから全体にカラスを通して情報を送ります。
(この物語では、「カラス」が情報伝達係として使われます。)


この世界観が、僕は非常に好きなんですよね。

「鬼滅の刃」は、とにかく世界観が素晴らしい。


もともと、この作品に出てくる人たちは
特定のグループをあまり作らないのですが、
いざという時に、その場にいるメンバーですぐにチームを作り、
情報をあちこちと共有し合いながら、戦っていく。


そしてさらに、

「もし、自分が死ぬかも・・・」

って思ったら、すぐさま、

「たとえ自分が死んでも、次に繋げる」

ことを考えます。


死んだら、カラスによってあちこちに情報が伝達されて、
新しい人たちがそこに集まってまた戦います。


「自分が倒そう」
とかは無いので、どんどんバトンリレーをして、
勝てないと思ったら交代したり、
命を捨てて次につなぐ何かを残して、
という戦い方をするのです。


なので、ただの雑魚キャラすらも、
自分の命を投げ打って、主要キャラを守ろうとします。

ワンピースとか、キングダムだと、
「雑魚キャラは、一瞬で倒されて、何の活躍もしない」
のですが、「鬼滅の刃」の終盤では、
雑魚キャラも、めちゃめちゃ活躍します。


登場人物全員が、究極の「武士道精神」を持ち、
情報を「カラス」を通して回し合いながら、
その場にいるメンバーで、その場にいる敵を倒すことだけに全力を注ぐ。


そして、カラスを通して、新たな司令がきて、
またそこに集まって、新たなチームを作って・・・

というのを繰り返していくわけです。


そうやって、本来絶対勝てないであろう強敵を、
全員で倒す(=ジャイアントキリングする)ことができるのです。


これは、新しいコミュニティの形であり、
経営者の方とかは、全員読んで欲しいです。


人間側のトップの人(オヤカタ様)が、
敵のボス(無惨)に、こんなセリフを言うシーンがあります。


「私を殺したところで、鬼殺隊(人間側)は痛くも痒くもない。

私自身は、それほど重要じゃないんだ。

この・・・人の想いと繋がりが、君には理解できないだろうね無惨。

なぜなら君は・・・君たちは

君(無惨)が死ねば、全ての鬼が滅ぶんだろう?」


これは、めちゃめちゃ深いです。

鬼滅の刃って、

「深そうであんまり深くない。
なのに、深い意味付けがいくらでもできてしまう。」

っていうのが、良いところだなぁと思います。


これは、作者が「感性で」書いてるからなんだろうなって思います。

そんなに深く書こうとしてないけど、
なんだかとてつもなく深いものを感じてしまう。


まさに、”時代に愛された”、
そして”神がかった”作品だな、と思います。


この物語においては、

鬼:昭和どっぷりの価値観

の象徴なのです。


つまり、鬼は、トップがいないと成り立たないのです。


これは、ワンピースや、キングダムにおいても言えるでしょう。


ワンピースは、なんだかんだで「超人」的な主人公が、
圧倒的な志とカリスマ性を発揮して、皆をまとめます。

ルフィもそうだし、白ひげなんかもそうですね。

彼の一言で、全員が鼓舞され、まとまるのです。

そして、最終的には、

「トップ同士のタイマン」

によって決着がつきます。


キングダムは、僕はよく31〜33巻を
セミナーの題材にします。

あれも1つの、
「コミュニティ作りの最高の教科書」
と言えるでしょう。


あの章は、
(後の)秦の始皇帝である「政」が、
“ただの平民たち(女・子供・老人たち)”
を鼓舞して、まとめて、戦士にして、
チームを作って戦う、という物語で、
あれは本当に素晴らしい物語です。


でも、鬼滅の刃は、それとは全く別の形、

「リーダーがいなくても成り立つコミュニティ」

を描いています。


しかも、あれだけクセのある人たちが、
なぜか1つにまとまっている。


まさに、新しい時代のコミュニティの形、
「コレクティブ・マーケットの理想の姿」
と言えるでしょう。

そしてカラスが、重要な役割を担っているのです。

この「カラス」について、色々語りたいんですけど、
またそれはどこかで。


特に、「チーム作り」について学んで欲しいのが16巻からです!!
(でも、それまで読まないと分かんないと思うけどw)

そして!!

180話以降(まだコミック未収録)の展開が本当にアツい!!

皆でつなぐ、魂のバトンリレー!!!!

やばいー!!!

もうあまりに凄すぎて、昨日発売のジャンプのまで全部読みましたよ。
(ついでにしばらく読んでなかったワンピースも全部読みました。w)


これを教科書にして半年間講座やりたいくらいなので、
ぜひ、経営者、組織作り、コミュニティ作りをされている方は
読んで欲しいなと思います!!


もうすぐ最終回だと思うので、
(集英社があんな人気作終わらせてくれるかは知りませんが)
最後まで目が離せませんね!!

1人で感動してアツくなってるんだけど、
多分全部読んでる人は少ないと思うので
温度差を感じるかもしれませんが・・・w

いや〜、
・ワンピース
・進撃の巨人
・キングダム
に並ぶ、平成〜令和を代表する名作となりましたね。

基本的には、新しい世代の人たちは、
子供の頃に読んでいた漫画やアニメが
彼らの価値観のベースを形成します。

なので、今、一番売れている作品は
見ておいた方が良いのです。
(じゃないと、時代に取り残されますよ。)


それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。


鬼滅の刃シリーズはまだまだ続きます。

鬼滅の刃から学ぶシリーズPart5〜鬼と光〜




PS.
昨日のコロナウィルスに関する記事、
多くの方にシェアしていただきました。
ありがとうございました。