日本vsポーランドの試合を見た感想〜理想vs結果〜

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こんにちは、新田です。

最初に言っておくと、今日の記事は、日本代表を褒めるために書いてるので
そこ誤解しないようにして下さいね!!

昨日の日本vsポーランドの試合、
見られましたでしょうか??

僕は昨日帰るのが遅かったので結局見れなかったので
後から見たんですが・・・

「あぁ、見なくて良かった。笑」

という感じでした。


いや、まぁ実際戦略がどうのこうのってのはあるけど
それは置いといて、純粋にエンターテイメントとしては、
かなりストレス溜まる試合だったんじゃないですかね。


とりあえず、僕がまず思ったことは、

「西野監督すごいな。。。」

と。


この人本当に強運だなって思います。

結果的に決勝進出しちゃってますけど、
昨日の状態で、決勝進出って、
何気に、かなり色んな奇跡が連続して成り立っています。


詳しく知らない人もいるかもしれないので、
ありのままに昨日起こったことを話すと・・・

まず、今回の試合、
今まで点を取ってきた主力メンバー(香川や本田など)を全員ベンチにして、
メンバー総入れ替えして、W杯初出場の選手だらけで固めました。

「えぇ、これで勝つ気あるのか・・・?!」

ってくらい。


思わず、
もしかして監督は家族を人質に取られて脅迫されてるんじゃないか説
が浮上して来たほどです。

多分、コナンの世界だったら絶対そういうオチだったと思います。


それくらい、ベストメンバーをことごとくベンチ入り。

案の定、全然試合はうまくいってなかったんですが、
それでも最後まで主力メンバーはほぼ出さずに終わりました。


試合前に、テレビで香川のエピソードを散々流して、
香川のお父さんとか出して、
「今日の試合で絶対に勝つ!」
と意気揚々に語ってたのに、香川出ないっていう(笑)


そして、驚いたのが、
キャプテンをGK川島がやっていた
ということです。


確かに、キャプテンの長谷部が出てなくて、
その他キャプテンの代わりができそうな人は全員ベンチだったので
自動的に川島がやることになります。


これに関して、かなり批判されてるんですが、
僕は、西野監督は、
川島のためにこのメンバーを選んだんじゃないか?!
ってその時思っていました。

これまでの二試合で、ずっと叩かれてた本田は活躍して皆が手の平返したけど、
川島だけはミスが続いて、ずっと叩かれ続けていました。

このままベストメンバーを出したら、
試合を優位に進められるでしょうけど、
川島の今の状態で決勝リーグを勝ち残るのは難しい。


じゃあ、あえて強力な選手を全員ベンチにして、
圧倒的に不利な状況を作ることで、
川島を圧と責任感を与え、強制的に覚醒させようとしたのかもしれません。

それにプラスして、他の新しい選手に、
W杯に慣れてもらうこともあったのかもしれません。


いや〜〜それってかなりリスク高くない?って思いますけど
決勝T進出よりももっと先を見てるからこそできる
かなりの賭けだったんだと思います。


負けたら敗退するかもしれないという状況で、
未来を見据えてあえてそんなリスクを冒すなんて、
この人本当に選手のこと信頼してるんだな、と。

それは本当にすごいな〜と思いました。




で・・・

もう1つ問題の、最後のパス回しですよね。

まぁ、色んな見方ができるんじゃないかなと思います。

僕は、すごいなと思いつつ、やっぱり個人的には残念でした。


あの状況だと、あの選択がベストだった、というのを
色んなプロの人たちの解説を聞いて「なるほどなぁ」って思いましたが
どっちかっていうとポーランドに対して残念だなって思ったのかもしれません。


ちなみに、どういう状況だったか?っていうと、

最後、1−0で日本は負けていたのですが、
同時刻に試合をしていたセネガルーコロンビア戦で、
コロンビアが1点リードしていたのです。

このままいけばコロンビアはそのまま決勝進出決定なんですが、
ではセネガルはどうか?というと、
日本と勝ち点が同じ(4点)になります。

その場合、どうなるか?というと、
両チームの総得失点差で決まります。


でも、それは日本とセネガルは同じでした。

その場合、両チームが取った総得点差で決まります。


でもそれも同じでした。

その場合、日本とセネガルの直接対決の結果で決まります。

なんとそれもドローでした。


その場合、警告や退場(イエローカードなど)の数で決まります。
つまり「よりフェアプレーをした方が勝ち」となります。


それで、日本はセネガルよりもファールが少なかったんですね。

というか
こんな「もしものために一応作ったようなルール」がまさか適用される日が来るなんて
って感じですね。

たぶんルール決めた人も、
「もしこれも同じだったらどうする?」
「そんな偶然ある?笑」
「ねーよwwwww」
「じゃあもうその時はファールの数とかでいいんちゃう。」
「いいね!」
「賛成ー!」

とかそんな感じで決めたんじゃないですかね(適当)。


実際、もしファールも同じだったら、最後抽選ですからね。
もうそれ以上思いつかなかったんですかね。


まぁそんなわけで、まだ向こうの試合(セネガル戦)が決まったわけじゃないけど、
もしこのまま点が入らずに終わったら、ファールの数で決まることになります。


そこで西野監督が取った決断は、
「勝つことを放棄して、ひたすらパス回しして、一切攻撃しない。」
ということでした。

日本代表はひたすらパス回し。

向こうの試合も続いてるので
もしかしたらセネガルが入れるかもしれないし
そうなったらもう終わりだけど、
入れないことを信じてひたすらパス回し。


ポーランドも、もう勝ってるので、
両チームの利害が一致したので、攻めてこなくなりました。


これについて、(当たり前ですが)賛否両論が出ているのです。

試合としては確かにつまんなかった。
けど、結果として決勝進出してる。

だからまぁ炎上してるし、素晴らしい采配だと言う人もいて・・・

という状態なわけです。


で、それを見て、
「試合としては、後味悪いものだったけど、
それで結果的に決勝進出を守ったのは、さすがだな」

って思いました。


そもそも、最初からあのメンバーにしたのは、
「わざとリスクを極限まで高めて、選手を成長させるため」
だと思うんですよね。
(まぁ一応好意的に解釈しときます。)

そして、それは見事に果たしたと思います。
実際、川島はあれで一皮向けたでしょうし。

だから次の試合に向けて、大きな意味があったと思います。


なのに、なのに、
何で最後の最後でー?!ってかなり多くの人が思ったと思うんですよ。

でも、そこで「損切り」できるのは、
プロのギャンブラーだなと思います。

本当に勝負強いというか、すごいなと。


セネガルが点入れたら終わりなので、そこまで確実な選択とは全く思わないけど、
結果だけ見たら、それで決勝進出が決まりました。


実際、今回のように、格上のチーム相手に、
批判を覚悟であえて弱小メンバーを揃えるっていう狂気じみたことをやるのは、
すごいなこの人って思います。


最後の最後で、

「ファールにならないよう、腫れ物に触るが如くフェアプレーをして、
負けているにも関わらず、パス回しして時間を潰す」


というのは監督自身も「後悔してる」と言ってましたけど、
それをあえてする勇気はすごいですね。


ただ、個人的には、日本は、それで決勝進出できるから、百歩譲っていいとして、

いやいや、ポーランドさん。アンタはそれに乗っかるなよ!って思ってました。


だってポーランドからしたら、
グループリーグ敗退が決定してて、最後に意地を見せよう、って試合でしょ?

1点取ってる状態で、日本がパス回ししてるから、
「じゃあもういいか」
ってのはどうなんでしょう?

それで帰って「最後は執念の1勝です!」って言って
国民は気持ちよく終われるのだろうか・・・?


あそこは、ポーランドがカウンター覚悟で意地でも攻めて、
それでも日本が守り抜いて、決勝T進出、
ってのが(試合として見たら)ベストだったのかな、と思いました。

結果、叶わず、非常に後味の悪い終わり方をしました。


セネガル人が見たらふざけんな!!!ってなるのは仕方ないと思います。


ちなみに、僕はこの試合結果を知った後、
選手たちがどうコメントするんだろう?ってことに
非常に興味を持ちました。


本田選手のコメントはさすがだなと思いました。

「西野さんはリスクを取りに行った。個人的には、結果的に素晴らしい采配だったと思う。
僕が監督でも、この采配はできなかった。そう客観的に見ていた自分もいた。
結果がすべてなので、西野さんはすごいなと思った。」


と自分は違う立場であることを、
西野監督を立てて尊敬の意を込めて言った上で、

「サッカーってエンターテイメントでしょ。そういう意味では結果主義じゃダメなんですよ。
俺は結果だけを追い求めてきてるんですけど、本当はダメなんですよ。良いサッカーしてナンボ。」


と。こっちが本音なんだと思います。
普段色々挑発的なこと言ってますけど、やっぱり頭良いなこの人って感じます。


この、

結果 vs 理想

というのは、ビジネスにおいても、永遠のテーマだろうなと思います。


「いくら理想を言っても、結果出なきゃ意味ないでしょ?
まずはどんな手を使ってでも結果出して、有名になって、
それから理想語りゃいいじゃん。」

vs

「理想を語っていたら、共感してくれる仲間が必ず現れる。
だから、ひたすら理念を語って、そこに集まってきてくれた人とビジネスやるべき。」


という対立です。


ちなみに僕は後者の立場です。

もちろん結果出すことも大事です。
あと「理想を言うだけで行動しない人」は後者に当てはまりません。
これは僕は否定的です。

あくまで「現実的な行動を伴った理想」であるべきですが、
その上で、「理想(理念)が最も大事」と考えます。


「結果が全て」になると、
「結果」に引き寄せられて色んな人が集まるので
理念が霞んでしまいます。

それで集まった人は、お客さんにはなっても、
コミュニティのメンバーにはなりません。
(形上コミュニティに所属はするけど、仲間にはならないでしょう。)


「理想を貫く」っていうのは、結構大変です。

どれだけ貫いてきても、
少しでもそのスタンスを崩したら
簡単に今までの努力が水の泡に消えるからです。


その代わり、ずっと理想を貫き続ければ、
結果とか、スキルとか、そういった表面的なものではなく
本当に心の底から惹かれた人たちが集まってきます。



僕が西野監督の今回の最後の采配は
試合としては後味悪い感じで終わってしまったけど、
最終的には、良い形で終わったので、
多分素人の僕と違って、非常に合理的に計算して出した采配なので
すごいなと思いました。

普通だったら、
「別に攻めて、それでもダメで負けました(でも決勝Tは進出)、でも良かったじゃん。
川島を本当に覚醒させたかったら、
あのシーンで、リスク覚悟で向かっていったらいいじゃん。」

って思うけど、
そこでリスクマネジメントをするのが監督の仕事なのでしょう。


最善の選択ではなかったかもしれません。

もっとも理想的な展開は、

あそこで攻めに転じて、最後まで戦って、
それで、仮にカウンターで攻められて、
そこで川嶋がスーパーセーブ、
そんでもって、そこで日本が点を入れて同点、とか。


・・・と、いう展開を誰もが望んでいたでしょうけど、
そういうのは決勝リーグでやればいい話で、
あえてグループリーグでそんな感動物語を作るよりは
ただただ決勝進出をすることに徹した。

これは本当にプロだなと。


あと、すごいのは、選手です。

あれだけのブーイングの中、
絶対、完全には納得してなかったでしょうし、
それでも、監督を信じて、指示に素直に従い、
試合後も、皆が監督を立てた上で、
サポーターにも申し訳ない気持ちを伝えていて、
本当に立派だなと思うし、侍スピリットを感じました。


もしあの中で、
「やっぱり俺は攻める!!」
と1人でも暴走する人が出てたら
終わってたなと思います。


どう采配するかはともかく、
全員が一致団結していた、
というあの展開にこそ
日本の精神を感じます。


やっぱこの人たち好きだなって思いましたし、
これならきっと、この先の試合で、何かしらの良いものを見せてくれるなって。

そして、その選手を作ったのは西野監督なので、やっぱりすごいなって思います。

日本人は、そういう深いところで繋がって1つになって、
大きな敵を前にしてジャイアントキリングしてもらいたいです。

あと、川島も、今回は最高に活躍できて良かったなと思います。

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管理人:新田祐士



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