ネットビジネス

時代が変わった後に暴れるバカ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebook にシェア
Pocket

こんばんは、新田です。

メルマガは1ヶ月ぶりくらいになりますが、
久しぶりに何か書いてみようと思います。

今日の目次(こんな事かこうかなとぼんやり考えてる事)

1.時代が変わった後に暴れるバカ
2.ビジネスの種


ではいきましょう。

1.時代が変わった後に暴れるバカ

確かちょうど1ヶ月前に送ったメルマガで、こんな事を書きました。

・最近業界が静か過ぎる
・そろそろ何か大きな事が起こるんじゃないか
・これから1年で、この業界は大きく変わる


参考URL:嵐の前の静かな夜



その後、実際に嵐が来たかどうかはともかく、
最近は業界の様子が大分変わってきている様に僕は感じます。


これに関しては、昨日、
コンサル生の方と、
深夜まで4時間以上喋ってたんですが、
彼がこんな事を言ってたんです。

「最近、ほとんどの無料オファーで、
知名度の低いアフィリエイターは承認されなくなったせいで
無料オファーで稼ぐ事が難しくなりました。」

どういう事かと言うと、
最近は多くの無料オファーASPでは、5件~10件くらいしか成約してないアフィリエイターは
ほとんど非承認にして、報酬を払わなくなってきているそうです。
(逆に、いわゆる「大御所」の人とかには払ってるみたいです。)

有名な人とはトラブルが起こると色々と後で面倒なのできちんと払って、
影響力の無いやつには払わない、というスタンスなのでしょうか。

こんな事あっていいのかと残念な気持ちになりますが、
更に、彼はこんな事を言っていました。


「最近の無料オファーは、とにかく”ありきたりなコンテンツ”しかないです。
この前、『次世代の』とか『誰もやってない最新の』とか書いてある無料オファーがあって、
面白そうと思って登録してみたら、ただのブログアフィリエイトの話でした。」

・・・と。

しかも、それでノウハウがしっかりしていたらまだしも、
もう数年前に流行ってたものを焼き直しただけの、
あまりにもお粗末なものだったそうです。


これを聞いて僕は、
無料オファー&高額塾ってのは完全に下火なんだなぁと感じました。

もちろん今でも、(いわゆる)プロダクトローンチをやって
利益を出している人は沢山いますし、
きちんと価値のあるものを売っている人もいます。



しかし、これは本当に覚えておいて欲しいんですが、
高額塾をやっている人達ってのは、ほとんどが「経営者」なんですよ。

つまり、リストを集めてプロモーションを行って売る能力はあるけど、
肝心のコンテンツを作る力なんてほとんど無いのです。

経営者として稼ぐ能力はあっても、アフィリエイターとして稼ぐ力が無い人が、
何故か畑違いのアフィリエイトを教える事で、稼いでるのです。


アフィリエイターと経営者は、そもそもの「感覚」が全く異なります。

確かにビジネス能力的なものは経営者の方が高いし、
1億とか2億とかネットビジネスの世界でなら簡単に稼ぐ事ができます。

しかし、彼らはアフィリエイトを教える力はありません。

本当に基本的な事が抜け落ちているからです。

にも関わらず、経営者としての実積をアフィリエイトと並べるもんだから、
ブランドにまでレバレッジがかかってしまうのです。


彼らは大抵、こんな事を言います。

「Twitterで1日1人リストを取るアカウントを1000個作ったら1日1000人集めるなんて簡単です。」

「1日1人集める動画をYOUTUBEにアップしていけば、100日あれば1日100人リストが取れます。」

とか「何この数学的帰納法」みたいな事を平気で言います。

で・・・、
これ自体は確かに正しい事を言ってるのですが、

まず大前提として、
「1日1人集める媒体を作る事」
がどんなに難しいか?という話です。

難しいっていうと語弊がありますが、
ここに一番高いハードルを僕は感じます。

インターネットの世界に何千万人いて、その中から1人集めて来るなんて、
一見したら非常に簡単そうに見えますが、
この0→1は本当に苦労します。

だし、誰もが一度は経験する事です。


僕は、今でこそ集客装置を全て消してしまって、
集客自体をほとんどやっていないのですが、
昔はこういった事を徹底的に研究してました。

Twitterでどうやって人を集めるか?とか、
トレンドキーワードでどうやって集客するか?とか、
そういった事をずっと考えて、研究してたわけです。


これは、まだ実積が無い時こそ、
こういった「研究」を自分でやるべきです。

「ノウハウ」を探すんじゃなくて、
自分で試行錯誤するというプロセスが重要なのです。


集客だけじゃなく、
「どうやってコミュニティのメンバーをたった1人でいいから増やすか?」
って事を真剣に考えるべきです。

僕は、最初は1人の人と10時間以上喋ったりしてました。
それも何百人という人とずーっと喋って、
ノートとかにメモとか取りまくってました。


こういうプロセスを全部すっ飛ばして、変に実積付けちゃうもんだから、

「稼ぐのなんて簡単です!」

と言って、でも細かい事を聞いたら何にも語れずに、
中身の無い机上の空論を言うわけです。


いつも言っていますが、テクニックと原理原則は表裏一体です。

原理原則が分かっているからテクニックが生み出せるし、
テクニックを生み出せない原理原則はただのオカルトです。

その「オカルト」を教えてビジネスをするのは、
健全なビジネスとは言えません。


少なくともアフィリエイトを教えるなら、
自分がアフィリエイトできちんと成果を上げるべきだし、
せどりの塾をやるなら、自分があちこち店をまわって
売り上げをきちんと出すべきです。


僕はよく、
「稼げると確信している人は稼げる」
という事を言っていますが(=コミットしているという事です)、
コミットメントとイタい妄想は紙一重です。


起きている時に「これは夢ではない」と確信するのがコミット、

夢の中で「これは夢ではない」と誤解するのは妄想です。


結局、この両者の違いを理解できるのは、
ステージが高い人(つまり思考の次元が高い「起きてる人」)だけなのです。
(これは数学でいうところの「不完全性定理」に似てますよね。
公理系の中で真偽が分からないものがあって、それを判定するためには、
1つ上の次元の新たな公理系で見ないとダメなのです。)


さて、話を戻して、コミットメントとは、
「抽象世界を通して、現実世界のスタートとゴールを繋げる事ができる」
という事です。

抽象世界で繋がっているから、
それを現実世界に正射影を下ろした時に、
ゴールまでのルート(シャイニングロード)が見えるのです。


僕が「業界が変わる」と言った事の意味は、
プロダクトローンチブームの終焉です。

その兆候というかシグナルは、
誰の目にも明らかな形でもう出ている筈です。

先にも言った様に、
この手法(ローンチ)自体は今でも十分使える手法であり、
実際に僕が作った「プロモーションアフィリエイト」も
プロダクトローンチから発想をもらっています。

しかし、あくまで「良いコンテンツがある」事を前提とした手法であり、
大したコンテンツも無い人が、
プロモーションによって無理矢理大きな利益を出して、
「自分はこれだけ稼いだ」とうたっているのは、滑稽でなりません。


パラダイムが変わった時には、
古いパラダイムで生きる愚かな人間が
「皆がいなくなった、今がチャンス!」
と暴れ出します。

ワンピースで、
白ひげが死んで時代が変わった時に、
次は俺の時代だと勘違いして一瞬でやられる雑魚が
それを象徴してます。
(そしてそういうやつは、頂上戦争に参加すらしてないのです。笑)


新しい時代で生き残れるのは、
古いパラダイムを”踏まえて”、
そして乗り越える事ができる人間です。

つまり、プロダクトローンチが終わった、というのは、
また2~3年前くらいに戻るのではないという事です。


逆に言えば、それをきちんと理解できている人にとっては、
今は絶好のチャンスであり、
その上でプロダクトローンチをするなら、
ある意味最高のタイミングなのかもしれません。




2.ビジネスの種

これはまた別の方なのですが、

「稼ぎ方が分からない」と言う人にどう対応したら良いか?
という事を聞かれた事があります。

僕は、今でこそあんまりそういった質問は受けないんですが、
もしそういった人がいるとしたら、きっとその人は「稼ぎ方」に執着を持ち過ぎです。

ビジネスというのは、非常にシンプルで、

(1)ビジネスの種を見つける
     ↓
(2)その種を育てる

というだけの話です。



じゃあ、ビジネスの種って何だ?という事ですが、
一言で言えば、
「こんなサービスがあったらいいのになぁ、と誰かが潜在的に思っている事を見つけて、
それを形にする」
という事です。

この「潜在的に」というのがポイントで、
つまり「顕在化」しているものは、
既に多くのライバルがいるのです。

・・・と、ここまでは、
恐らく僕の発信をずっと受け取ってくれているのであれば
誰もが当たり前だと思ってくれる筈です。


では、何故ここから一歩進めないのか?という部分を、
僕は昔からずっと考えていました。

僕がそういった人を見てきて感じたのは、

「自分はまだ初心者だから、自分よりも更に初心者を対象にしないとビジネスが成り立たない」

という先入観に縛られているのではないか、という事です。


そうなると結局、

「情弱相手のビジネス」

になる(というかそれ以外できない)のです。


結局、それはやっていて充実感は得られないし、つまんないし、
いつまでたっても自分自身が成長しない。


僕が自分のビジネスについて1つ自慢できる事は、
僕のメルマガや講座は、僕よりも明らかに稼いでる人とかが
結構参加してくれたりしてるという事です。

逆に、僕自身は、
まだ実積が無い人とかにも、面白いサービスであれば、
普通にお金を払ったりしています。


でも、これって当たり前というか、自然な事で、
いくら稼いでるかとか、そんな事関係無いわけですよ。


まだ1円も稼いでない、実積が何も無い人でも、
いきなり大きなビジネスを作る事は可能なのです。


どうするかと言うと、
「お金を持っている層がお金を払いたくなるサービスを作る」
という事です。

そんなものあるのか?と思うかもしれませんが、
実際、僕とかはそういうの無限にあります。

僕は社員とかがいないので、
昨日もブログのとある設定がうまくいかなくて
2時間くらい悩まされてたんですが(笑)、
こういうのあったらいいのになー!
って思う事は山ほどあるんです。


一番手っ取り早いのは、
「面倒臭い事を請け負うサービス」
です。

でも、ここで、
「何か手伝える事があったら何でもやるんで言ってください!」
とか言って来る人は、ビジネスを作れません。

こういう人は雑用やらされて終わります。

だって、「何でもやります!」って言ってる時点で、
特に何もできないって言ってる様なもんです。


ビジネスを作るのは「オファー」です。

「あなたはこういうサービスがあったら喜ぶと思います。
私はそのサービスを作りました。
○○円で請負いますが、いかがでしょうか。」

これがオファーです。


「面倒臭い事を請け負うサービス」で終わってはいけません。
それが作れたら、今度は多少クリエイティブな要素を混ぜてみる、
みたいな感じでどんどん付加価値を付けるビジネスに転換していきます。


こんな風に、何でもいいからまずはビジネスを1個作ってみるべきです。

何故作れないのかと言うと、
その人の事をよく見ていないからです。

その人の気持ちになって、
実際にどんな事に悩むだろう、とか、
色々考えてみる事です。

自分のフィルターでしか世界を見ていないから、
分からないのです。


もし、何でもいいからビジネスを1個作れたら、
それが実積になるわけで、
その時はじめて、情報発信という形で
初心者に指導できるものが生まれてきます。


何のビジネスも作らずに、ただ成功哲学を語るのは不毛な事です。

成功してない人の成功哲学に価値はありません。
どんなに本を沢山読んで、勉強して、全て暗唱できる様になったとしても、
何の意味もありません。


色んなソフトを大量にダウンロードして、
1つもインストールせずにデスクトップがぐちゃぐちゃになってる、
っていう状態なだけです。


そういう不毛な成功哲学を語ったり、
それを聞いて「この人は凄い!」と崇拝したりしてる暇があれば、
1つでのビジネスの種を見つける事を考えてみてはいかがでしょうか。

つまり、1人の人と真剣に向き合ってみるという事です。

クライアントと喋ってもいいし、
既に成功している人の気持ちになって、
「もし自分が同じ立場ならどんなサービスが欲しいだろう?」
って考えてみたりするという事です。


億とかを超えるビジネスはそう簡単には見つからないし、
僕も最近はそれくらいが見えるものじゃないと取り組まないですが、
数万円~数十万円規模のビジネスになる様な種は無限にあります。

そして、それらは勉強だけしてたら見つかるものじゃないです。


勉強すれば次元の高い事が分かった気になりますが、
本当に腑に落ちるのは、それを現実世界にまたおろす事ができた時です。

登るよりも、おりる方が大変なのです。


人の悩みは無数にあるわけで、
特に、お金を持っている人であれば、潜在的な悩みを解決してくれるものになら、
いくらでも払ってくれるのです。

それを見つけて、企画にして、オファーをする、
というのがビジネスです。

ダメ元で、やってみてはいかがでしょうか。


例え今無一文だとしても、このメルマガを読んで、
すぐに閃いてビジネスを作れる人が出てきたらいいなと思って書いてみました。


それでは、今日はこの辺で。

有り難う御座いました!


感想などはFacebookへ。⇒新田祐士公式Facebook